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【出演者インタビュー】久保純子さん「20人にひとりはLGBTという今、教育現場での対応が急がれます」

2015年04月24日(金)

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3月26日放送(4月2日再放送)
WEB連動企画“チエノバ”
―今日は「LGBT 職場、学校の悩み」を中心に―
ご出演の久保純子さんにメッセージをいただきました。

《久保純子さんプロフィール》
元NHKアナウンサー。2011年~2013年に夫の転勤に伴って渡米し、モンテッソーリ教育国際免許を取得。二児の母(長女と次女)。


――今月のチエノバは「LGBT 職場、学校の悩み」をテーマに見ていきました。番組に寄せられたをお聞きして、どのようなことを考えましたか。

普通に生活し、生きることが、どれだけ大変か。今回、届いた皆さんの声は、本当に切実なものでした。
私が生活した米国カリフォルニアでは、当たり前のように同性カップルが居て、養子を迎え子育て中だったり、友人のゲイカップルも、いつもニコニコ、幸せそうに一緒に暮らしていたり。娘の友人でも、ゲイであることをオープンにしている子がいて、それを自然なことだと受け止める小学生の娘がいたり。
そんな何気ない、普通の生活をみんなが謳歌できるように。ただそれだけを切に願います。教育現場、就職活動、仕事場で、誰もがありのままの自分でいられるように、社会が成長しなくてはいけないと強く思いました。

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――これまで番組では、男として生まれ女として生きるMtFMale to Female)、その反対のFtMを紹介してきましたが、今回多く寄せられたのはFtXXは男性とも女性とも規定しないあり方)の方のカキコミでした。このことついてはどう思われましたか。

チキさんのお話でも、10代の若い世代は、まだ自分の性についてはっきりとした認識ができず、悩み苦しんでいる人たちが大勢いるということでした。人として心身ともに大きく成長する人間形成の大切な時期だけに、その切なる思いを語れる、相談できる場が早急に求められると感じました。20人にひとりはLGBTという今、教育現場での対応が急がれます。

――久保さんの周りにはLGBTの方はいらっしゃいますか?

はい!一緒にご飯に行ったり、相談をしたり、何ひとつ特別なことはありません。私の周りのLGBTの友人は、とにかくとっても温かいのです。人として、とても尊敬していますし、その優しさに助けられています。

――WEB連動企画チエノバ」が始まって1年が経ちました。久保さんもMCとしてさまざまなことを見ていきましたが、もっとこんな工夫ができるんじゃない?こんなことをやってみたい!など、「これから」についていかがですか?

この1年、本当にたくさんのことを知り、学びました。11000件のカキコミや生放送中に届くツイッターを通して、これほどまでに多くの人が、“生きづらさ”を感じていることを実感しました。チエノバは、いろいろな思いを抱える人が、カキコミを通して互いに励まし合い、共感し、アドバイスを送ることができる貴重な場。これからまだまだもっともっと”つながる”ことができると信じています。
教育格差、ワーキングプア、若年層の非正規雇用など、仕事にまつわる問題。様々なシチュエーションで起こっているハラスメント問題やDV、虐待などの暴力。知っておかなければいけない現実、社会が光を当てなくてはいけない問題は山積みです。みんなが心地よく生きるためのヒントを、これからも一緒に模索していきたいと思います。


【放送予定】
WEB連動企画“チエノバ”

3月26日(木) ―今日は「LGBT 職場、学校の悩み」を中心に― (前編)
4月30日(木) ―今日は「LGBT 職場、学校の悩み」を中心に― (後編)

コメント

中学や高校で、非LGBTの子供に過激な性教育をするのは反対です。
LGBTの子供だけにやって欲しいです。
私は性に対して保守的だからです。
LGBTや性教育の問題で性保守派の意見が無視されがちなのは問題だと
思います。
念のために言いますが、私はLGBTの方々自体を批判するつもりは有りません。

投稿:清一 2015年06月01日(月曜日) 02時22分