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「自分を見つめ、芸を磨く ~コロッケさんインタビューから」

2015年12月08日(火)

もう30年も前の話ですが、小学生のころ、楽しみにしていたテレビ番組がありました。
土曜の正午から始まる、「お笑いスター誕生」。当時、土曜は午前授業。帰りの会が終わると、走って家路についたものです。

毎回、次々と登場してくるお笑い芸人の芸に大笑いしていました。そのうちの一人が、ものまねタレントのコロッケさんです。その後デビューし、ものまねチャンピオンを決める番組などで活躍します。野口五郎さん、桜田淳子さん、ちあきなおみさん、美川憲一さん、千昌夫さん…。なぜそんな動きになるのか!?歌う姿をデフォルメするコロッケさんの芸に、子どもながら感心していました。

 

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インタビュー終了後。芸の道は遠い…。コロッケさん、リスペクトです。

 

Road to Rio vol.55 「リオの畳 それぞれの思い ~柔道~」

2015年12月02日(水)

こんにちは、キャスターの山田賢治です。

パラリンピックで行われる、視覚障害者柔道。東京パラリンピックで日本勢が表彰台に上がるには、まず来年のリオでどれだけ躍進できるかが重要です。
11月下旬、東京の講道館で開かれた全日本視覚障害者柔道大会を取材しました。


1202_yamaken001.JPG今回で30回目の記念大会。観客席はほぼ満員。「こんなに歓声が聞こえるなんて、かつては考えられませんでした」とベテラン選手。注目が高まってきている証拠です。
 


1202_yamaken002.JPG今回は、スウェーデンやインドからも選手が出場しました。
 


1202_yamaken003.JPG副審が両選手を畳の縁から試合場に誘導し、2人を向かい合わせます。
 


1202_yamaken004.JPG視覚障害者柔道のルールは、一般の柔道とほとんど変わりません。大きく違う点は、組み手争いがないこと。両者がお互いに組んでから、主審の「はじめ」の声で動き始めます。5分間、相手の柔道着をつかんだままで戦うので、疲労で腕の力や握力、脚力が後半落ちてきます。試合後は、指の感覚がなくなることもあるそうです。

 

Road to Rio vol.54 「"心・技・体"を極める ~射撃~」

2015年12月01日(火)

こんにちは、キャスターの山田賢治です。

「心・技・体」
今回の取材では、まさにその極みを見たような気がします。
11月下旬の「全日本障害者ライフル射撃競技選手権大会」を取材しました。



20151201_yamaken001.JPG選手30人近くが参加。静寂の中での張り詰めた空気に、緊張感の高さを感じました。


20151201_yamaken002.JPG伏せて銃を構える射撃姿勢、伏射(ふくしゃ)。50m先の的の中心、直径10.4ミリメートルの円を狙います。途中から屋外となるため、「風の強さや向きも計算します(選手)」。

これまで代表合宿を取材したことはありましたが、試合は初めてでした。


 

Road to Rio vol.51 「一球入魂! ~パラ卓球選手権大会~」

2015年11月27日(金)

こんばんは、キャスターの山田賢治です。


先日大阪で開かれた、パラ卓球の国内大会を取材しました。結果が直接リオ出場権につながる大会ではありませんが、今後の国際大会派遣の指標となる、選手にとっては大事な試合です。球の乾いた音とともに、スマッシュが決まったときの声、選手に向けた拍手など、様々な音が会場に響き渡っていました。


20151127_yamaken001.JPG「国際クラス別パラ卓球選手権大会」の会場は、大阪市舞洲(まいしま)障がい者スポーツセンター。32のテーブルで熱戦が繰り広げられました。



20151127_yamaken002.JPG車いすの選手は、クラス1~5。数字が小さいほど、卓球をする上での動きが制限され(障害の程度は比較的重い)、数字が大きいほど動ける範囲は広い。



20151127_yamaken003.JPGクラス6~10は立位で、同じく、数字が大きいほど障害の程度は比較的軽い。この他、今大会にはカテゴリーはありませんでしたが、クラス11は知的障害の選手。

【ゴールボールリオパラリンピック最終予選】大会最終日結果「来年、そして5年後の大舞台へのスタート」

2015年11月12日(木)

キャスターの山田賢治です。
ゴールボールのリオパラリンピック最終予選。日本チーム最終日の結果です。
 

大会最終日(11月12日)
【男子】3位決定戦 日本 3-8 韓国


昨日敗れ、リオパラリンピック出場の夢を絶たれた日本。最終日のきょうは、3位決定戦に臨みました。
前半は2-4とリードを許し、後半追いかける展開になった日本。
韓国の低く速いボールに、日本は失点を重ねてしまいます。流れを引き戻そうと攻め続けますが、試合終了。今大会、4位で終えました。
ちなみに男子決勝の中国vsイランは、すでに出場権を得ている中国が8-4で勝ち、優勝を決めました。


日本男子チーム、5年後の東京パラリンピックでぜひ雪辱を!


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手前の黒が日本。東京パラリンピックで一段と強い代表に成長してほしい。


そして…。

【ゴールボールリオパラリンピック最終予選】大会4日目結果「女子決勝へ 男子は出場権獲得ならず」

2015年11月12日(木)

キャスターの山田賢治です。
ゴールボールのリオパラリンピック最終予選。日本の4日目の結果です。

大会4日日(11月11日)
【女子】 予選リーグ 日本 1-3 中国


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安達選手。彼女の活躍なしにリオ行きはない


20151112_yamaken002.jpg次は勝つ、と決意して


準決勝 日本 9−1 オーストラリア



準決勝で圧勝し勢いに乗って、いよいよ決勝です。
リオに行くには勝つしかありません。
相手は、因縁の相手、中国です。
キープレーヤーは、安達阿記子選手です。安達選手がパラリンピックにデビューしたのは、北京大会から。地元中国を相手に日本は3-1で勝ちましたが、その立役者が安達選手でした。しかし、予選は通過できず。その4年後、日本は決勝で中国と対戦し、安達選手があげた1点を守って、1-0で金メダルを獲りました。
その後、中国と日本は国際大会で対戦しますが、日本は去年のアジアパラ、今年5月の世界選手権などで勝つことができていません。本日も、安達選手が1点獲りましたが、3-1で敗れています。


しかし、もう過去の対戦成績は関係ありません。
守って守って、チャンスを逃さないように。
中央とサイドへの攻撃を繰り返す「花びら作戦」が功を奏するか。
リオに向けての大一番、応援しましょう!


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圧勝。気持ちはあすへ


20151112_yamaken004.jpg持ち味の守りは絶対に崩されたくない

 

【ゴールボールリオパラリンピック最終予選】大会3日目結果「いよいよ、最後の上り坂」

2015年11月11日(水)

キャスターの山田賢治です。
ゴールボールのリオパラリンピック最終予選。日本の3日目の結果です。
 

大会3日日(11月10日)
【女子】 日本 4−0 タイ
 得点者:安達2、若杉1、天摩1


これで3試合完封勝ち!
日本は、あす(11日)午前、予選リーグ最後の試合で、同じく全勝の中国と対戦します。中国に勝った場合、あす午後の準決勝、対戦相手はタイ。負けた場合はオーストラリアです。


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安達選手。調子が上がってきた。あと2日、力を出し切ってほしい

 

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右から浦田、若杉、安達の各選手。ゴールを背にして、戦略を練る
 

【ゴールボールリオパラリンピック最終予選】大会2日目結果「接戦。」

2015年11月10日(火)

キャスターの山田賢治です。
ゴールボールのリオパラリンピック最終予選。日本の2日目の結果です。

大会2日日(11月9日)
【女子】 日本 2−0 オーストラリア
 得点者:安達2

 
5月の世界選手権では1-3で敗れたオーストラリアに雪辱。これで2連勝!前日9得点のオーストラリアの攻めを0点に封じた守り。今大会、まだ無失点です。そして攻撃では、大会前、市川ヘッドコーチが選手に確認を徹底していた「花びら作戦」。投げるボールの方向を真ん中に集めたり、外に開いたりするなどして、相手をかく乱しようという戦術です。見事なコンビネーションショットがエース安達選手から繰り出され、今大会、これから勢いがつきそうです。3日目はタイ戦。確実に勝利を積み重ねて、中国戦につなげてほしい!

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相手はオーストラリア(黄)


20151110_yamaken002.jpg安達選手の2得点で完勝


20151110_yamaken003.jpg日本女子チーム、これで2連勝!

 

【ゴールボールリオパラリンピック最終予選】初日結果「幸先よくスタート!」

2015年11月09日(月)

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開会式。7か国、10チームの選手が参加


リオに行くためのラストチャンス!


キャスターの山田賢治です。
リオパラリンピック最終予選が8日から始まりました。日本チームの結果をお伝えします。

 

大会初日(11月8日)
【女子】 日本 10−0 モンゴル
     ※10点差が着いたため、コールド勝ち(前半6分)
     得点者:安達6、若杉3、天摩1

 
安達選手のセンターとウィングの間を狙ったグラウンダー(床を滑るように転がる速い球)が大量得点につながりました。また、20歳の若杉遥選手も3得点。ロンドンパラリンピックのときにはベンチにいる時間が長かった若杉選手。しかし、今や日本のコートには欠かせない選手。彼女の活躍で、リオへの道がグッと近づくでしょう。


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いざ出陣!


20151109_yamaken003.jpg若杉選手の力強いショット

 

Road to Rio vol.49 「すべてはこの日のために ~ゴールボール リオ最終予選~」

2015年11月06日(金)

“リオへの道は、あと1本しかない。その道をゴールまで走りきることができるか”
 

ゴールボールのアジアパシフィック選手権が今月8日から12日まで、中国・杭州で開かれます。
この大会は、リオ出場権をかけた最終予選。優勝チームにしか、リオへの切符は与えられません。
すでに日本チームは現地入りし、8日に向けて調整を行っています。“チームジャパン”は、選手12人、そしてコーチ・スタッフが15人の計27人。特筆すべきは、コーチ・スタッフの数からも分かる、充実した選手への支援の体制です。栄養面、身体面、心理面でサポート。万全の態勢で大会に臨みます。


男子は初のパラリンピック出場を目指して。
前回ロンドンパラで金メダルの女子は、4大会連続の出場を目指して。
勝負のときを迎えています。


<ゴールボールとは・・・>
視覚障害の選手が行う対戦型スポーツで、1チーム3人の選手が鈴の入ったボールを投球して攻撃したり、鈴の音を頼りに身体全体を使って守ったりして、得点を競い合います。視力の程度に関わらず、全選手アイシェードを装着してプレーします。


今月1日、大一番に向けた最後の合宿を取材しました。
気持ちの高ぶりを抑えるように、日本としての戦い方を入念に確認していました。これまで取材を続けてきましたが、合宿を積み重ねてきて、その成果が見えてきているように思えます。


20151106_yamaken001.jpg東京・青梅市総合体育館。選手1人1人が、今大会への意気込みや周りへの感謝の気持ちを伝え、合宿スタート。


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伊藤雅敏選手。パワーとスピードが持ち味。「目指すのは金メダルのみです」