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ピョンチャンへ新たなスタート! ~アルペンスキー世界選手権報告(前編)~

2015年03月06日(金)

今回は、カナダで始まっている、IPC(国際パラリンピック委員会)主催のアルペンスキー世界選手権の結果をお伝えします。
(情報・選手へのインタビュー:日本障害者スキー連盟より)


2年に1度の世界選手権。今回、日本からは、ソチパラリンピックのメダリスト(森井大輝選手、狩野亮選手、鈴木猛史選手)を含む8人がエントリーしています。

現地時間4日、最初の種目、ダウンヒル(滑降)が行われ、女子座位(チェアスキーに座って滑るクラス)の村岡桃佳選手が銀メダル、男子座位の森井大輝選手が銅メダルを獲得しました!!ソチのダウンヒル金メダルの狩野選手は7位。銅メダルだった鈴木選手は9位でした。
特に、この4月から大学生となる高校3年生村岡選手は、ピョンチャンに向けて好スタート。何と、この種目でソチパラリン金メダルのドイツの選手を上回って2位でした。これからが楽しみです!

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森井大輝選手。ソチのダウンヒルでは悔しい途中棄権だったが、今回は銅メダル!
(写真(ブログ内 全写真)=堀切 功/日本障害者スキー連盟)

 


村岡桃佳選手
「2本のトレーニングランを通して取り組んできたことをふまえて、一番良い滑りができたと思います。2日連続で失敗していた急斜面への飛び込みの部分も、今日はインスペクション(下見)のときから注意して見ていて、レースではうまく滑ることができました。」

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村岡選手のアグレッシブな滑り

森井大輝選手
「攻めきることができたレースだったと思います。ダウンヒルは、ところどころで抑えてしまったりして、自分の思った滑りができないことも多いのですが、今日は思う存分に攻めることができたので、順位は関係なくすごく気持ちのいいレースでした。」


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2人で表彰式後。森井選手は、日本アルペンチームの中で妹のような存在の村岡選手のメダルに、喜びもひとしおの様子!


【競技結果(ダウンヒル)】
《女子座位》
2位 村岡桃佳 +2.66秒

《男子立位》
11位 三澤 拓 +7.55秒
失格 小池岳太
(タイムはトップとの差)

《男子座位》
3位 森井大輝 +1.20秒
7位 狩野 亮 +2.78秒
9位 鈴木猛史 +3.81秒
途中棄権 夏目堅司


現地3月5日は、スーパーG(スーパー大回転)。ソチパラリンピック男子座位では、日本は金・銀メダルを獲得。この世界選手権も!と期待しましたが、残念ながらメダル獲得はなりませんでした。
男子立位では、ロシアのアレクセイ・ブガエフ選手がダウンヒルに続き2冠。まだ17歳という若さです。これからどれほど強くなるのでしょうか。日本選手にも奮闘を期待したいところです!


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ロシア アレクセイ・ブガエフ選手。ソチパラリンピック全種目でメダルを獲得しました


【競技結果(スーパーG)】
《女子座位》
途中棄権 村岡桃佳

《男子立位》
14位 小池岳太 +6.33秒
16位 三澤 拓 +7.01秒


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狩野亮選手の滑り。スーパー大回転、ソチでは金メダルだったがこの世界選手権は5位

《男子座位》
5位 狩野 亮 +1.33秒
7位 森井大輝 +1.65秒
10位 夏目堅司 +3.44秒
途中棄権 鈴木猛史 +3.81秒


残る種目は、大回転と回転、スーパーコンビの3つです。
ソチに引き続き、強い日本を見せつけてほしい!ガンバレ、ニッポン!

ピョンチャンへ新たなスタート! ~アルペンスキー世界選手権報告(後編)~はこちらをクリック!

コメント

山田さんお疲れ様です。テレビの前でいつもハラハラしながら、選手のみなさんが滑り終えるのを見守りながら応援しています。感動と勇気を頂いております。お怪我のない様にご活躍をお祈りしています。テレビ中継があればと思いますが?

投稿:清満 2015年03月09日(月曜日) 23時36分