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LGBT

2014年05月08日(木)

早速ですが、番組PRから。今週土曜朝の「週刊 ニュース深読み」に出演することになりました。

20人に1人 “LGBT”って知ってますか?(仮)
2014年5月10日(土) 午前8時15分~

テーマは、「LGBT」です。これまで番組で紹介した内容や取材した内容を伝えてきます!

私がLGBTについて関心を持つようになったのは、ハートネットTVを担当してからです。去年6月の5回に渡るLGBTの特集が、取材のスタートです。知ることで世の中の見え方は変わってくる。私たちが見えないところで、心の痛みを自分で手当てしている人たちが多いことに気づきました。

2013年6月 シリーズ 多様な“性”と生きている
第1回「セクシュアル・マイノリティーの子どもたち ―現状―」


取材といえば、、、先月27日、「東京レインボープライド2014」に行ってきました。
2014年4月29日(火)放送  新WEB連動「きょうはLGBTを中心に」


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カミングアウトについてインタビュー。置かれた状況の中でどう生き抜いてきたか、そのかたちは、まさに多様でした。ありがとうございました。


写真は撮れませんでしたが、一番印象に残ったのは、脳性まひがあり車いすに乗っているおじいちゃんで、スカートをはいていて、満面の笑顔でした。自分の意思ではどうにもならない、心の性や性的指向。社会の中で押しつぶしていた自分を解放できる喜びに、みなさん満ちあふれているようでした。でも、普段の生活では“生きづらさ”を感じる場面が多いと聞きます。当事者の皆さんの声を受け止めながら、私自身も“知る努力”をしていきたく、取材を重ねています。

先日、「LGBTと老後」というワークショップに参加してきました。

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会場は満員。関心の高さがうかがえました。主催はNPO法人「グッド・エイジング・エールズ」


「一人の人間としてどう生きるか」。この言葉に重みを感じました。
婚姻制度の枠の外で歳を重ねていく。一人の人間として、人生の目的をどう考え、何を信じて生きていくのか。また、住まい(施設入所も含む)、介護などの生活の不安、お墓の問題についての声もありました。60代の方もいれば、参加者で一番多かったのは40代だったそうです。「初めて気づいた。真剣に考えていかないと」と話す30代の方もいました。


一方、子どもの世代での生きづらさについて新たな報告も。
先日、「LGBTと学校生活に関する実態調査」の報告会に行ってきました(民間団体「いのちリスペクト。ホワイトリボン・キャンペーン」実施)。10歳~35歳の609人に聞いたところ、およそ7割が学校でいじめにあい、3割は自殺を考えたことがあるそうです。また、LGBTへの差別や冗談を見聞きしたことがあると答えたのは84%で、その対応として最も多かったのは「何もしなかった」が76%。次いで「いじめられないよう一緒になって笑った」が多く、報告書では「当事者は冗談やからかいに対して異議申し立てすることができずにいること、さらに場合によっては自己防衛のために一緒になって笑わざるを得ない環境にあるのでは」と指摘していました。


集団の中で自分はどうふるまったらいいのか。なかなか自分のセクシュアリティーが確立していない子どもの時期に、こうした環境に置かれることは、無意識に“社会の目”を自分に刷り込んでしまうのではないか。それが、徐々に性自認していくに従って、自己否定につながったり、カミングアウトできず苦しんだりすることにつながるのではないか。LGBTについて、学校だけでなく、大人全体が知ることの大事さを感じずにはいられません。


これからも取材を続けていきます。
次回放送するときは、少しでも、LGBTの皆さんの生きづらさが解消されていることを願いつつ。

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