街を感じる
2014年04月22日(火)
「●●通り」と呼ばれるような、名が知れた道。片側2車線、中には3車線、4車線という太い通り。
観光客が吸い込まれていくブランド店や土産物店が、仲良く並ぶ。当然ながら、車の交通量も行き交う人も多い。
そうした道を歩くとき、わたしの中でちょっとしたポリシーがある。
<大通りから一本外れた、細い通りを歩くこと>
ただのへそ曲がりなのかも知れないが、そこには、その街や社会が見えることが多いからだ。
大通りの雑踏から、一気にノイズが小さくなる。少し力が抜けたような空気感。
そこには、人が住んでいる。商店が並んでいる。生活感があふれる。
住民でにぎわう小さな喫茶店。表通りにはない、マニアックな“渋い”店etc.
まあ、とにかくきょろきょろしながらが、なんとも楽しい。
表参道につながる道。八百屋さん、花屋さん、薬局、米店…。何だか癒やされる自分がいた。
その、“ちょっとしたポリシー”は、学生時代の海外旅行で養われた。
有名な大通りから脇道に入る。
中国。架かる橋を歩くと3秒ほどの細い運河に沿って、軒を並べる家々。その玄関先で、たばこをふかしながらのんびりと麻雀を嗜んでいる初老たち。
インド。人なつっこく、一緒に遊ぼうとせがんできた子どもたち。
でも、少し遊んだのちわかったこと。目的は物乞いだった。インド社会の現実が見えた。
何かが見えるはず。
メインストリートだけではなく、ちょっと寄り道してみませんか。
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