初めは、好奇心で観ていました。しかし、青年の感情を押し殺したような、寂しそうな表情が、まず、なによりも事件からこれまでの時間の重さをあらわしていた。その青年が、誠実に自分の言葉で、事件を、両親を、語る姿を観て、言葉にすることの大切さを感じた。青年が、よき人、よき伴侶に出会えるよう、祈りたい。

投稿：eastfox　2013年06月18日（火曜日） 22時25分

｢罪を憎んで人を憎まず｣と言う言葉があります。いいことばではありませんか。皆さんはどう受け止められるでしょうか。でもこれを裁判に当てはめるとどうなるのでしょう。罪に対する罰金や，実刑は残るでしょうが、その人を全否定するがごとき死刑は存在しなくなるでしょう。そして私はそれでいい思うのです。

50年前の早稲田大学法学の教授の最後の授業の言葉が、頭に残っています。「授業の全ての内容は忘れてもいい、”死刑は廃止すべきだ”ということさえ覚えておいてくれれば」というものでした。理由は忘れましたが、この言葉が影響しているのかもしれませんが。

死刑執行の理由は何でしょう。
〇　被害者に代わって裁く。(一種の報復？)
〇　見せしめにより犯罪再発を防ぐ。（どれほどの効果があるか）
〇　牢獄に長く拘留すると経費がかかる

死刑反対の理由
〇　冤罪がおこる可能性がある。
〇　見せしめ効果が少ない。
〇　罪を憎んで人を憎まず。反省すれば許す。
〇　一生償いの人生を送らせるほうがよい。等。

私はこれにもう一つ追加したいと思います。
〇　犯罪者を徹底的に研究する。
昔と違い、今はいろいろなことが科学的に調べる事ができるようになりました。
社会学的、心理学的、精神医学的、脳医学的、いろんな観点から調べ、犯罪予防に役立ててほしい。とくに脳。アメリカで殺人犯の脳に疾患が見つかったことがあるという。アメリカで、ＤＶを繰り返してしまう悩める男性グループの相談集会があった。個人の心では自分をコントロールするのが難しいと言う。暴力を抑える薬もあると言う。研究が進み犯罪を起こす気の毒な人を減らすことはできないか。

今回の特異な彼の例で死刑廃止云々を言うのはおかしいが、昔ながらの死刑を再考すべき時期に来ていると思う。

投稿：ミッキー　2013年06月18日（火曜日） 21時53分

大山寛人さんの本がでたら買うつもりです。
殺人犯の息子と差別されるのはつらいことですが、
差別を引き寄せてしまう気持ちがあるからではないでしょうか。
たとえば、お母さんにたいする罪悪感を抱かれているのはなぜ？
１２歳で母親を失った悲しみだけで充分です。
１４歳で父親が祖父を殺し母親を殺したと知らされた、
その悲しみとやり場のない憤りだけで充分です。
無力な子供だった自分を許し受け入れ抱きしめてあげて下さい。
亡くなられたお母様も寛人さんのことが最も心残りだったはずです。
私は33歳のときに25歳の弟に自殺されました。
弟の分も生きようと決意してがんばってきました。
弟が見守ってくれているおかげでがんばれていると思います。
あなたもご両親の分三倍生きてください。

投稿：こもと　ともこ　2013年06月18日（火曜日） 21時07分

放送を拝見し、法の名の下に人命を死に至らしめるということに
対して、非常に深く考えさせられています。

大山寛人さんは加害者の子どもであるという被害者だと思います。
そして、私たちの社会は加害者に近い人間を
無条件に被害者にしてしまうような社会であるのだ、ということを
私たちは本当によく知り、考え、これからどのような社会を
目指してゆくのか、そういうことを周囲の人達と話したいと思いました。

大山寛人様

私は多くの子ども達と出会う仕事をしています。
その出会いは一期一会ですが、ひとりひとりに
幸せでいてね、笑ってね、苦しい時は逃げ場所があって欲しい、
そんなことを思うことがあります。
ひとりとして“多くの子ども達”とは思わない。
私には母親の経験はありませんが、赤の他人であっても、
親でなくても、子ども達と出会いを重ねていると
そんな風に思うようになるのです。
あなたに心を残して逝ったお母様が悲しんでいらっしゃるとすれば
それはあなたがお父様を思うことで苦しむ気持ちに
寄り添ってのことだと思います。
番組を、あなたの言動を、お母様のお写真を拝見して、
そのように思いました。

投稿：kenari　2013年06月18日（火曜日） 21時05分

番組終了後、胸が押し潰されそうになり言葉が出ませんでした。大山さんが寛人という名前通りの温かい心を持ってらっしゃるのはきっとお母様が温かい人だったのだと思います。しっかりとお母様が生きていらっしゃる気がします。本の完成を待ち望みます。

投稿：ねみぞ　2013年06月18日（火曜日） 21時00分