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「未来へのアクション」@阪大

2013年05月27日(月)

こんにちは、山田です。
先日、大阪大学で「未来へのアクション」の公開収録をしてきました。
学生のみなさんをはじめ、
会場にお越しいただいたみなさま(東京や福岡からも!)、
ありがとうございました。
予定よりも終了が遅くなりましたが(すみません!)、
あっという間の濃密な時間でした。
 

5月27日(月)放送「ブラック企業に立ち向かえ」
「ブラック企業」は、学生の立場でどう見えるのか。
ある「求人票」を見て、ブラック企業と“見破れる”のか、など考えました。
これから社会に出る学生のみなさんを“突き落とす”ようなテーマで、
最初は「どうかな?」と思ったのですが、
現実を直視し、認識した上で「ではどうすればいいのか」を
みんなで考える方がもっと有益だと思います。

学生さんから
「勤めているのがブラック企業だとわかれば、
 その時点で辞めて転職すればいい」
という意見もありました。
もっともだと思います。
でも、すぐに転職できればいいのですが、難しい場合も多々あるでしょう。
能力や年齢など、クリアするべき壁がありますから。

「現状を訴えてもそれは自分の問題だから、世の中は変わらないのでは」
という声も。
でもそれは違う、とNPO法人POSSE代表の今野晴貴さんがその意味を説きます。
このやりとり、実に納得!番組でぜひ!


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収録の様子。議論は白熱!みなさま、ありがとうございました!


5月28日(火)放送「“ホームレス”を生み出さない日本へ!」
えっ、この女の子が!?という第一印象。
女の子というのは失礼かと思いますが、
この春大学を卒業したばかりの22歳の女性が主人公。
大阪のホームレス問題と放置自転車問題の両方を解決しよう
というアクションです。
頭が下がります、ほんと。。。

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NPO代表「Homedoor」代表川口加奈さんとの収録。

実は、この収録の前、
このアクションで自転車の管理という仕事を得た男性に話を伺ってきました。
実に丁寧な対応でした。
そして、汗をぬぐい去ったあとの笑顔。充実感そのものです。
自転車1台1台の特徴(個性)が違うことを、
「この“子”はね~」と話し始めました。
自転車はピッカピカで乗り心地抜群!愛情を感じました。

主人公、川口加奈さんは14歳の頃からホームレス問題に関心を持ち、
活動を続けてきたそうです。
14歳ですよ、14歳!
(以前、富山で「14歳の挑戦」というプロジェクトを取材したことがありました。
14歳って、将来を見据える第一歩の時期なのでしょう)。


その活動へのモチベーションは??? 
この答えは番組で。結構、ビックリしますよ!でも納得!


「未来へのアクション」は、これからも全国の大学を回ります。
みなさんと会場でお会いできたらうれしいです!


《放送予定》
本放送:5月27日(月)夜8時、再放送:6月3日(月)午後1時5分
シリーズ未来へのアクション File.12 「ブラック企業に立ち向かえ」

本放送:5月28日(火) 夜8時、再放送:6月4日(火)午後1時5分
シリーズ未来へのアクション File.13「“ホームレス”を生み出さない日本へ!」

コメント

働く人がブラック企業で潰されない為には、本当に息の長い支援が必要だと思います。
なぜなら、ブラック企業と働く人・支援団体の攻防はイタチごっこのようなものですから。

例えば「こんな求人広告を出している企業はブラックだ」という情報が流れれば、ブラック企業は健全な企業を装って募集活動を行います。

またブラック企業の経営者に対して「非正規ユニオンの団体交渉はこうやって退ける」とアドバイスする専門家(労務士や人事コンサルタント)もいますし、「時間外賃金は払う必要なし!」という指南本も普通に書店で販売されてます。
「社員を法に触れず退職に追い込む方法」を成功報酬型でアドバイスする専門家もいますし。

ブラック企業を一気になくすことは難しい。
となれば、私たちにできるのは、イタチごっこに負けずに立ち向かうこと。

ブラック企業に潰されそうな人が身近にいるんじゃないか、いたとしたらその人に自分は何ができるのか、ということをずっと意識し続けることが、社会人(現在働いてない人も含めて)に求められるんじゃないのかと思います。

投稿:ゆうこ 2013年05月27日(月曜日) 21時25分