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高野優さんからのメッセージ

2013年04月12日(金)

育児漫画家の高野優さんからメッセージをいただきました。

高野さんは、自らの育児の悩みを、赤裸々に、
しかしユーモラスに作品に書き留めてきました。

子どもの頃、言葉による虐待を受けた当事者でもあります。
5月に放送される番組にもご出演いただく予定です。
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高野優(たかのゆう)

育児漫画家・絵本作家
高2、中3、小5の三姉妹の母。
NHK教育テレビにて「土よう親じかん」、「となりの子育て」の司会を務める。
著書は「よっつめの約束」「思春期ブギ」など、約40冊。
台湾、韓国でも翻訳本が出版されている。


         ※高野さんのメッセージはこのあと!

 

虐待が起きた家庭のやり直しを支える

2013年04月08日(月)

虐待された子どもを親から引き離せば、問題が解決するわけではない。
問題はその後、その家庭をどのように支援して親子関係を回復させるのか・・・
埼玉の児童相談所で、虐待問題の奥深さを知りました。



こんにちは、PD1号です。
虐待の問題に最前線で対応するのが、
全国207箇所にある行政機関「児童相談所」です。

虐待の通告を受けて状況を調査、
深刻な場合には子どもを親から引き離して保護し、
その安全を確保するのが児童相談所の重要な任務です。

しかし児童相談所には、もう一つ大きな仕事があります。
虐待が発生した家庭を支援して、健全な家庭へと回復させること。
一旦は子どもを親から引き離しても、
虐待のない安全な状況で元の家庭に戻ってもらう「家族再統合」を目指します。


「家族支援担当」という専門チームを立ち上げ、
虐待によって離れ離れになった親子の「再統合」に取り組む
さいたま市児童相談所 を取材しました。
今回はその報告です・・・

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「家族支援担当」のメンバー 3人とも専門職の児童心理司

虐待をふせぐために必要なこと

2013年03月30日(土)

子どもを守るために必要なこと-
子育てに苦しんだママさんたちと出会い、そのヒントを探しました。

 

こんにちは、PD2号です。
このテーマを取材してから、ずっとグルグルと頭をめぐる疑問があります。

“どうすれば子どもを守れるのか?”

子どもが犠牲になる事件がおこるたびに、
施設や病院で虐待された子どもたちと出会うたびに、
この問題の難しさに、憤りと無力感が浮かんできます。
でも、どうしたら良いのか、分からずにいました。

そんな迷えるPD2号に二人の女性がヒントをくれました。

大阪府の虐待防止アドバイザーをしている辻由起子さんと、
お母さんの集いの場『おやこひろば』を主宰している柳谷和美さんです。

二人は今、児童相談所やNPOと協力して子どもを守る活動をしています。
そして、過去、自分の子どもを愛せずにいたり、叩いてしまったりと虐待をしていました。

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左:柳谷和美さん  右:辻由起子さん  お二人とも明るい笑顔が印象的です

虐待されたということ

2013年03月26日(火)

親から虐待をされた子どもが失ったもの-
福祉・医療の現場を取材してその大きさを感じました…

 

こんにちは、PD2号です。
PD1号と一緒に番組を担当しています。
 

今、全国の虐待された子どもをケアする施設や病院をまわっています。

それぞれの現場で、大勢の奮闘する職員さんたちと出会いました。
そして、ささいな事で“キレて”しまう子どもたちにも出会いました。
それまで僕と笑顔で遊んでいた子どもが、
一瞬で険しい表情と口調に変化する様子は正直、戸惑いました。

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桜を見上げた時は 子ども達も笑顔でした

虐待した親たちが通う塾!?

2013年03月19日(火)

土曜日の午後、虐待してしまった父親たちが集まる会に参加しました。
どんなに怖い人たちが集まっているんだろうと思ったら・・・

 

こんにちは、担当ディレクター1号です。
子どもの虐待について考えるためには、
虐待してしまう親の気持ちを知らなくちゃいけないんじゃないか。
先日、子どもに手をあげてしまった父親たちが、
児童相談所の勧めでやってくるというグループカウンセリングに参加しました。

その名も 「男親塾」

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 「男親塾」 虐待してしまった父親たちが輪になって語る

                                               

悩める妊婦さんたち

2013年03月08日(金)

おなかの中に新しい命が宿る―
幸せなはずの妊娠がとても苦しい悩みになることもある・・・
大阪の取材でそんな現実を知りました。

 

こんにちは、担当ディレクター1号です。
5月の放送に向けて、「子どもの虐待」に関わる現場を日々取材中です。

 

先日取材にうかがったのは、大阪府が取り組んでいる「にんしんSOS」
という妊婦さん向けの相談窓口の現場です。

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毎日のように届くSOSの声