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“AYA世代”のがん(1)闘病・進学・就職

  • 2016年9月6日(火曜)

放送内容

  • 再発しても、自分らしく働きたい
  • 青春真っただ中に、がんと闘う“AYA世代”の若者たち
  • 就職活動では、病気を隠し通した

スポーツや進学、就職、そして恋愛や結婚。そんな青春のまっただ中で、突然がんの宣告を受けた若者たちがいます。
通称「AYA世代」=“Adolescent and Young Adult(思春期と若年成人)”の頭文字で、15歳から39歳以下を指すことが多いです。2006年の「がん対策基本法」制定以来、国は様々ながん対策を進めてきましたが、「AYA世代」に特化した支援はされてきませんでした。
ハートネットTVでは、2日間にわたり「AYA世代のがん」を経験した若者たちの思いと向き合います。第一夜のテーマは闘病による孤立と進学・就職の悩み。同じ病棟にいるのは年配の患者がほとんどで、友人にも本音を話せず、「AYA世代」は孤独に陥りがちです。がんを患い、死と隣あわせとなった途端、周囲との間にギャップが出来てしまいます。そして、就職活動においても面接でがん患者であることを伝えるべきかに悩み、仕事に就いてからも再発や後遺症におびえ続けなければなりません。
番組では、スタジオに、「AYA世代」のがん経験者を招き、これまで語られてこなかった彼らの悩みや苦しみ、望むことなどについてとことん語らってもらいます。

関連情報

AYA世代とは

Adolescent and Young Adult(思春期と若年成人期)の略語。この世代は進学や就職、結婚、出産などの大切なライフイベントを迎えます。今回の番組では、AYA世代の年齢を15歳から30代としてお伝えしました。

AYA世代のがん患者数

今年3月に国立がん研究センター・がん対策情報センターが発表した「全国がん罹患モニタリング集計2012」によると、15~39歳で1年間にがん(上皮内がんを除く)にり患する人の数は、全国でおよそ2万人と推定されています。

院内学級について

入院中の児童・生徒が病院内で学習できる「院内学級制度」ですが、義務教育を終えた高校生向けの院内学級は全国的にも数が少なく、課題の一つとなっています。

外見の変化について

手術の傷あとや、抗がん剤などによる脱毛・皮膚の変色といった外見の変化は、AYA世代にとって、大きな悩みとなります。国立がん研究センターにある「アピアランス支援センター」では、外見の悩みについての個別相談を受け付けているほか、各種講習会を定期的に開催しています。詳細を、国立がん研究センターのウェブサイトで見ることができます。

妊よう性について

妊よう性とは、子どもをつくる能力を意味します。子宮や卵巣、精巣などの生殖機能が正常に働いていることが必要です。がんおよびその治療によって、妊よう性が低下したり失われたりすることがあり、特にAYA世代にとっては大きな課題となっています。詳細を、「日本・がん生殖医療学会」のウェブサイトで見ることができます。妊よう性の温存について相談できる病院やカウンセリングに関する情報も紹介されています。

■相談窓口

AYA世代に特化した相談窓口はありませんが、若年者がかかりやすい希少ながんについての相談を受け付けているところがあります。
◇希少がんホットライン(国立がん研究センター)Tel:03-3543-5601平日9:00~16:00
◇肉腫・小児がん 電話相談(国立がん研究センター東病院)Tel:04-7130-0191平日10時~16時

出演者

  • 細野 亜古さん(国立がん研究センター 小児腫瘍科 医師)
  • ミッツ・マングローブさん(タレント)
  • AYA世代のがん経験者5人
  • 中谷 文彦アナウンサー

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