本文へジャンプ

リハビリ・介護を生きる 認知症の親をおくって 父との長いお別れ・作家 盛田隆二

  • 2016年8月24日(水曜)再放送2016年8月31日(水曜)

放送内容

  • 2012年 盛田隆二さんと父
  • 作家の盛田隆二さん
  • 父のいた介護施設で

アメリカではアルツハイマー型の認知症を「ロング・グッドバイ」と呼ぶことがあるといいます。
作家・盛田隆二さん(61歳)の父の認知症は10年にわたって、ゆるやかにですが確実に進行していきました。「8歳下の妻に先立たれて以降、父は少しずつ記憶を失くして、ぼくの前からゆっくり遠ざかっていった。10年にわたる父の介護は10年にわたる父との『長い別れ』でもあったのだ」 (「父よ、ロング・グッドバイ」 2016年)
盛田さんは父親の先の見えない介護体験を、淡々とそして思い溢れるノンフィクションに記しました。
それは、それまではろくに口を利くこともなかった父を支え、時に蘇る認知症の不思議な記憶に驚き、あらためて親の人生を発見するという経験でした。盛田さんは父、そして母の晩年の姿を書き記すことで、二人の辿った人生に思いを馳せ、その生きた証を記録に刻みつける。
認知症の緩やかな進行と施設での日々の暮らし。施設内感染による肺炎で入院。腸閉塞、胃瘻、看取り介護へ。そして3年前、91歳の往生。
いつか突然やってくる親の介護、誰にでも訪れる親との別れ。そしてやがて来る自らの老いへの備え。盛田さんの経験を追いながら、認知症の親と生きる意味を考えてみたい。

関連情報

盛田隆二さんについて

1954年生まれ。情報誌「ぴあ」編集者の傍ら小説を執筆し、90年「ストリート・チルドレン」で野間文芸新人賞候補に、92年「サウダージ」が三島由紀夫賞候補になる。
96年「ぴあ」を退社し作家専業に。著書に「ストリート・チルドレン」「夜の果てまで」「残りの人生で、今日がいちばん若い日」「二人静」「いつの日も泉は湧いている」「蜜と唾」など多数。

出演者

  • 盛田 隆二さん(作家)
  • 荒木 由美子さん(タレント)
  • 桜井 洋子アナウンサー
  • ナレーション:久保田 祐佳さん
  • 朗読:中野 淳さん

カレンダーにもどる