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シリーズ 選ばれる命 第2回 出産・母親たちの苦悩

  • 2014年6月4日(水曜)再放送2014年6月11日(水曜)
  • アンコール放送2014年6月29日(日曜)午前1時30分~ (※28日(土)深夜)
  • アンコール放送2014年12月24日(水曜)

放送内容

シリーズ 選ばれる命 第2回 出産・母親たちの苦悩 の番組まるごとテキストはこちら

生まれてこないと分からない、生まれてからもどう育つのか分からない。「命の誕生」は分からないことだらけ。だからこそ、人類は長い間「命は神様からの授かり物」と捉え、誕生を喜び、受け入れてきました。

しかし、出生前検査という技術の誕生とともに、生まれる前の赤ちゃんに何らかの障害があるのかが、より明らかになってきました。人類史上においても、大きな、大きな変化。専門家の間でも意見が分かれ、その現実に向き合う人々の間に、戸惑いや不安が生じています。だからこそ、今、立ち止まって考えます。

「シリーズ 選ばれる命」。2回目は、妊婦の苦悩に向き合います。急激な技術の進歩で出生前検査は、より簡単により詳しく調べられるようになってきました。しかし、この技術とどう向き合い、どう活用していけば良いのか、社会的に明確なルールや合意には至ってはいません。「胎児になんらかの障害が見つかった場合、生むべきか、あるいな人工妊娠中絶をすべきか」。命の選択を突きつけられる妊婦の苦悩。その実態と、どんな支援が必要なのかを考えます。

関連情報

新型出生前検査に関して

妊娠10週以降の妊婦の血液を採取。ダウン症候群など3つの染色体の異常の可能性を調べる。その後、羊水検査などを受けて確定診断となる。費用は20万円ほど。検査開始1年でおよそ8000人が検査を受けた。現在、実施されているのは、主に41つの大学病院。詳細は、日本医学会のHPを参照下さい。

イタリア人作家、シモーナ・スパラコさんの著書

「誰も知らないわたしたちのこと」。胎児に重度の障害が見つかった主人公が、悩みながらも人工妊娠中絶を決断。その苦悩、葛藤を綴っている。

選択を迫られた女性たちの支援を行っている「泣いて笑って」

自らも、お腹の子を失った経験から10年前にインターネットサイト「泣いて笑って」を立ち上げた。ボランティアで常時1000人ほどの会員の相談に乗っている。主に、出生前診断の告知のあり方と、自己決定の支援について考えている。詳細は、「泣いて笑って」のHPを参照下さい。

ドイツの妊娠葛藤相談所に関して

ドイツ国内に1500箇所以上設置されている公の相談所。出生前検査に限らず、妊娠に関する相談に無料で対応してくれる。相談員はソーシャルワーカーなどの関連する資格を持っている他、定期的に研修に参加し、妊娠に対するカウンセリングのエキスパート。

アメリカ、マサチューセッツ州での模索

マサチューセッツ州からの補助金をもとに、MDSC(マサチューセッツダウン症協会)の母親達が中心となり、産むのか・諦めるのか決断を迫られている女性達からの電話相談を24時間体制で受け付けるほか、相談員の育成、医療機関への出前授業など、体験者ならではの実践的な取り組みを行っている。

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