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リハビリ・介護を生きる 私の介護論(1)
六車由実 民俗学が介護と出会うとき

  • 2013年9月18日(水曜)再放送2013年9月25日(水曜)

放送内容

気鋭の民俗学者が大学を辞めて、介護の現場に飛び込みました。そこで出会ったのは・・・。
「忘れられた日本人」のような思いもかけない職業遍歴、波乱に富んだ人生経験を持つ人々の豊かな語りでした。

発電所からの電線を引くために家族と共に山村を渡り歩いた人、蚕の鑑別嬢として養蚕農家で働いたことを誇りにする老女、流しのバイオリン弾き。認知症をも患う人たちの生き生きとした語りに驚きながらペンを走らせ、聞き書きをした六車さんは思います――施設でただ世話されるだけ、介護されるだけの存在とみなされがちな利用者にも、それぞれ語るに足る人生がある、聞いてほしい思い出がある。それをこれまで介護現場ではちゃんと聞き取ってこなかったのではないか。民俗学の知識や技術が介護現場で役に立つのではないか。

六車さんは丁寧に時間をかけて聞き取った人生の軌跡を本にまとめ、本人と家族に手渡します。家族も知らなかった親の人生に驚きます。「介護民俗学」の可能性と、聞き書きを通した新しい介護のあり方を伺います。

関連情報

高齢者に聞き書きした内容をぬり絵にするプロジェクト

特定非営利活動法人 まちなびや(静岡県静岡市) ※六車さんもアドバイザーとして参加

出演者情報

  • 荒木 由美子さん(タレント)
  • 六車 由実さん(デイサービス施設 管理者)
  • 1970年静岡県生まれ。東北芸術工科大学准教授を経て、現在沼津市内のデイサービス施設の管理者。
    「神、人を喰う――人身御供の民俗学」で2003年サントリー学芸賞受賞。近著に「驚きの介護民俗学」。

  • ナレーション:小野 卓司さん
  • 朗読:中村 慶子さん

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