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母を殺した父へ ―親族間殺人・残された家族の苦悩―

  • 2013年6月18日(火曜)

放送内容

名古屋市に住む大山寛人さん、25歳。父親が母親と祖父を殺害し、2年前、死刑が確定しました。事件当時、寛人さんは小学6年生でした。「お母さんは誤って海に落ちた」と教えられていましたが、中学2年の時に父が逮捕され真実を知りました。その後、高校を3日で辞めたり、少年鑑別所に入ったりと、荒れた生活を送ります。何度か自殺を試みますが、死ぬことはできませんでした。

17歳の時、一審で父に死刑判決が出ました。罵倒してやるつもりで初めて拘置所に行きますが、やつれた父が涙を流し謝る姿に、何も言えなくなったそうです。母を奪った行為は許せないが、父と語り合ううちに「死刑ではなく生きて償ってほしい」と思うようになりました。

いま寛人さんは、全国の大学などで講演活動をおこなっています。「自分も家族を殺されたら相手を殺したいと思う。だから死刑反対とは言えない。でも、被害者の遺族が望まない死刑もあることを知ってもらいたい。」寛人さんのケースのように、「親族間殺人」の摘発件数は平成23年だけで489件。殺人事件の中で親族間殺人が占める割合は52パーセントにも達しています。母を殺された被害者であると同時に加害者の家族でもある寛人さん。親族間殺人で遺された家族の日々を見つめます。

出演者情報

出演者インタビューあります!

  • 大山 寛人さん
  • 1988年、広島県生まれ。
    小学6年生のときに母を亡くし、その2年後、父が自身の養父と妻(著者の母)を殺害していたことを知る。
    その事実を受け入れることができず、非行に走り、自殺未遂を繰り返す。
    2005年、父の死刑判決をきっかけに3年半ぶりの面会を果たし、少しずつ親子の絆を取り戻していく。
    2011年6月7日、最高裁にて父の死刑判決が確定。
    現在は自らの生い立ちや経験、死刑についての考え方を伝えるべく、活動を続けている。

    大山寛人さんの著書「僕の父は母を殺した」 2013年6月20日発売。
    定価:1,400円+税
    発行所:朝日新聞出版
    住所:〒104-8011 東京都中央区築地5-3-2
    電話:03-5541-8832(編集)
    大山寛人さんは、ホームページやブログに、事件の詳細や自分の思いを掲載されています。

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