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シリーズ 出生前検査は何をもたらすのか
第1回 命の選択をめぐる模索

  • 2013年5月22日(水曜)再放送2013年5月29日(水曜)
  • アンコール放送2013年11月12日(火曜)再放送2013年11月19日(火曜)

放送内容

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わずかな血液を採取することで、胎児に染色体異常があるかどうか、その確率が分かる新たな出生前検査が、先月から日本でもスタートしました。
日本産科婦人科学会が主体となり、半年におよぶ議論の末、臨床研究として一部の医療機関で行われています。

そんな中、臨床研究開始に複雑な思いを抱いているのが、検査対象となっているダウン症の人とその家族。自分の人生を否定されたと感じたり、検査もさることながら、今生きているダウン症の子どもたちの支援を充実させる方が先ではないかとさまざまな思いを抱いています。

一方、新たな出生前検査が開発され、いち早く導入したアメリカでも、産む産まないの選択を迫られている妊婦の決断をどのように支えるべきか、模索が続いています。ダウン症の子どもを育てる母親と医療者が連携。医学的な情報にとどまらず、実際にダウン症の子どもを育てている家族と出会うことで、出産を決断できたという女性も少なくありません。
番組では、女性たちが納得して決断するためにはどうしたらいいのか、日米の模索を通して考えます。

関連情報

VTR取材先

ブライアン・スコットコーさんについて

マサチューセッツ総合病院のダウン症候群外来で働く臨床遺伝専門医。

母親の相談に乗っているマサチューセッツ ダウン症協会(mdsc)

新たな出生前検査について

アメリカで開発された血液検査。妊娠10週以降に、20シーシーほどの血液を採取することで、染色体異常の可能性が分かるというもの。羊水検査のような確定診断ではない。早期に検査ができる点が、これまでと違う。検査で分かるのは、ダウン症候群など3つの染色体異常(13・18・21トリソミー)。費用は、およそ20万円。

検査状況について

現在、北海道から九州まで全国21の医療機関で導入が認可されている。4月の段階で実施施設となっていた全国15の医療機関では、先月の1か月間に441人が検査を受けた。検査結果の出た257人の内、9人が「陽性」と判定されている。(2013年4月現在)臨床研究が認可されている施設に関しては、日本医学会のホームページを参照下さい。

ダウン症候群とは

生まれてくる赤ちゃんの染色体異常の中でもっとも頻度の高いものがダウン症候群。ダウン症候群の方には顔だちや体格など身体的な特徴がある。また知的な発達や運動面の発達に遅れがあるので、それを上手に伸ばしてあげるための療育が必要。心臓や消化管の病気を持って生れてくることもあり、健康面でも注意しなければいけないことがある。こうした症状を呈する原因が21番染色体が1本過剰にある21トリソミーのためだということが分かっている。

出演者情報

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