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カキコミ!深層リサーチ File9 大学生の発達障害

  • 2013年2月4日(月曜)再放送2013年2月11日(月曜)

放送内容

従来の取材では伝えて来なかった「知られざる社会の側面」を、ネット上で当事者と細い糸でつながることで明らかにするシリーズ『カキコミ!深層リサーチ』。2月のテーマは「大学生の発達障害」。
今、全国の大学・短大・高等専門学校の中で障害のある学生は1万236人。そのうち発達障害は1453人で、「発達障害」というカテゴリを設けて調査が始まった2006年・127人と比べると10倍以上に増えています。医師の診断はないものの支援を必要とする学生はさらに多くいると見込まれていて、彼らが学びやすい環境をどう作っていくか、大きな課題となっています。
また、何の支援も受けられず、学習や学校生活、また就職活動がうまくいかない状態が続くと、うつや不安障害などを引き起こし、留年や休学、また不登校やひきこもりの状態が長期化するなどという深刻なケースもあるといいます。
当事者たちにはどんな“生きづらさ”があるのか、また彼らが大学生活で自分の力を発揮し、将来の目標に向かって進んでいくためにはどうしたらよいのか、学生たちや学校関係者、また社会に出た大人たちなど幅広い人たちの声から考えていきます。

皆さんの“声”をお寄せください

▼番組のご感想・ご意見をお待ちしています!
▼2月20日(水)放送「大学生の発達障害(2)」も皆さんの声から考えていきます。

関連情報

「お役立ち情報」にも相談窓口や支援団体などの情報が掲載されています

発達障害のある学生の数

根拠となっているのは、独立行政法人日本学生支援機構が全国の大学・短期大学・高等専門学校を対象に行っている調査をもとに発表したデータです。最新のデータ(2011年の学生数)は、2012年3月に発表されたものです。

「発達障害のある学生数」=「発達障害の診断書があると学校が把握している学生」+「(診断書はないが)学校がなんらかの配慮をしている学生」

「発達障害」というカテゴリを設けて調査が始まった2006年の127人から5年後の2011年には1453人と、5年で12倍に増えていることがわかりました。
しかしこれは、発達障害のある人そのものが急に大幅に増えたというよりも、発達障害への認知度の高まりから、「自分もそうではないか」と気づき診断・評価を受ける人が増え、顕在化してきたことが大きな要因ではないか、と考えられています。
出典:「平成23年度(2011年度)大学、短期大学及び高等専門学校における障害のある学生の修学支援に関する実態調査結果報告書」

出演者情報

  • 小島 慶子さん
  • タレント・エッセイスト。
    ラジオのパーソナリティーだけでなく、女性誌での執筆など、多彩な活躍を見せている。
    近著に「女たちの武装解除」(光文社)

  • 渡辺 大さん
  • 俳優。青山学院大学文学部教育学科を卒業。
    発達障害については大学で学んだことがある。出演作は大河ドラマ「功名が辻」(NHK)、ドラマ「臨場」(テレビ朝日)など。

  • 納富 恵子さん
  • 福岡教育大学大学院教育学研究科 教授。
    九州大学医学部卒業後同大学精神科神経科入局。平成2年 福岡教育大学に移り、発達障害児の教育的支援について研究。「障害学生支援についての教職員研修プログラム」(日本学生支援機構)作成に携わる。福岡教育大学教育学部教授を経て平成21年4月より現職。
    【著書】
    「LD児の教育支援」(2000年 保育出版社)  2)「LDと医療」(2001年 日本文化科学社)
    「学習につまずきのある子の地域サポート-LD/ADHD/広汎性発達障害児の援助-」(2001年 川島書店)
    「イラスト・まんが教材で気持ちを理解 自閉症スペクトラム児の発達支援」(2006年 川島書店 今泉佳代子・黒木康代との共著)
    「自閉症の基本障害の理解とその支援・対応法 」(2009年 納富恵子編 明治図書)
    【論文ほか】
    河村あゆみ・納富恵子・河村 暁(2002)米国の大学におけるLDをもつ学生のためのプログラムの実際, LD研究, 11, 3, 293-298

  • ナレーション:河野 多紀さん
  • 朗読:園部 啓一さん、勝呂 美和子さん

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