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生き生きと高らかに ―児童養護施設の若者たち―

  • 2012年9月13日(木曜)再放送2012年9月20日(木曜)

放送内容

生き生きと高らかに ―児童養護施設の若者たち― の番組まるごとテキストはこちら

  • 300人あまりの観衆の前で《夢》を語る明宏さん(18歳)
  • コンテストの舞台裏にはさまざまな“ドラマ”が…

―皆さんには今、叶えたい夢はありますか?―
今年7月、都内で開かれた「児童養護施設出身者のためのスピーチコンテスト」の中でこう語りかけた明宏さん(18歳)。将来はプロのトランペット奏者になるという夢を、観衆の前で高らかに宣言しました。コンテストを企画したのは、NPO代表・林恵子さん(38歳)。
背景には、施設の子どもたちが置かれている厳しい現状があります。現在、親との死別や貧困、虐待などの理由から、家族と離れ児童養護施設で暮らす子どもの数は全国3万人に上ります。経済的な理由から、大学などに進学する割合はわずか20パーセント(全国平均は70パーセント)。たとえ進学できても、学業とバイトとの両立の厳しさや孤独感から、半数近くが退学を余儀なくされています。そのため、施設出身の若者の多くが、将来の夢すら持つことができない『希望格差』に苦しんでいるといいます。
番組では、コンテストにのぞむ明宏さんたち若者と、影で支える林さんやボランティアたちとの3か月に渡る“心の軌跡”を追いました。

関連情報

「児童養護施設」とは

児童養護施設は「児童福祉法」に定められた児童福祉施設の1つです。
児童養護施設には、予期できない災害や事故、親の離婚や病気、虐待などさまざまな事情により、家族による養育が困難な2歳からおおむね18歳の子どもたちが「家庭」にかわる居場所、生活の場としています。全国に約590施設、約3万人が暮らしています。

“希望格差”に苦しむ子どもの現状

子どもたちは原則18歳で児童養護施設を退所し、自立生活を始めなければなりません。
経済的な理由から、8割の子どもが高校卒業後に「就職」の道を選んでいます。残りの2割が大学や専門学校に進学しますが、「学費」や「生活費」、「住居費」などを稼ぐためにアルバイトと学業を両立させなければならず、その負担や孤立感から半数近くが退学を余儀なくされているという厳しい現実があります。そのため、将来に希望を持ちにくい子どもは少なくありません。

NPO法人ブリッジフォースマイル

児童養護施設を巣立つ若者たちの自立支援を行っているNPO法人。若者たちを対象としたひとり暮らし支援セミナー(巣立ちプロジェクト)、退所後のネットワーク作りの支援(アトモプロジェクト)、住居支援プログラム(スマイリングプロジェクト)などの活動を行っている。去年から、進学を目指す若者たちのための奨学金スピーチコンテスト『カナエール』を企画、運営している。代表は、林恵子さん。

林恵子さんの著書

ひとり暮らしハンドブック『巣立ちのための60のヒント―施設から社会へ羽ばたくあなたへ―』
(児童養護施設、自立援助ホーム関係者の方は無料です。お問い合わせはNPOブリッジフォースマイルまで)
『自立支援白書』(ご購入のお問い合わせはNPOブリッジフォースマイルまで)

VTR(1)(2)の児童養護施設出身の若者を対象とした奨学金支援スピーチコンテスト『カナエール』を企画したNPO

「認定NPO法人ブリッジフォースマイル」

住所:〒100-8228 東京都千代田区大手町2-6-4 ブリッジフォースマイル事務局
電話:03-6842-6766(平日10時~午後6時まで)
ファックス:03-6893-6118
メール:info@canayell.com

出演者情報

  • 語り:松田 洋治さん(俳優)
  • 俳優。宮崎駿監督のアニメ映画『風の谷のナウシカ』のアスベル役、『もののけ姫』のアシタカ役などで知られる実力派俳優。BSプレミアムで放送中の『世界ふれあい街歩き』のナレーターとしても人気。

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