お役立ち情報
相談窓口の情報や、Q&Aなど。
介護のテクニック
6.
デイサービス施設とは?
認知症や寝たきりの原因のひとつとして、「閉じこもり症候群」があげられます。閉じこもり症候群になると、生活空間が狭くなり、人間関係が希薄になってしまいます。これを予防するためには、デイサービス施設の利用が有効な手段と考えられています。
デイサービス施設では、食事や入浴、排せつ、仲間作りなど生活の支援を行います。ほかにデイケアという施設がありますが、デイケア施設は生活の支援に加えてリハビリを主な目的としています。施設数はデイサービスが圧倒的に多く、2008年8月現在、デイサービス約23000、デイケア約6500です。
デイサービスを利用する大きな意味は、外に出られることと、家族以外の方とコミュニケーションをとれることにあります。大規模な施設と、小規模な施設があり、小規模のほうが家庭的でいいという傾向が見られますが、それぞれ利点と問題点があります。
本人が自分の居場所であると思えるような施設を選ぶことが大切です。ケアマネージャーは施設の情報を多く持っているので、要望を伝えて相談するとよいでしょう。また、施設を見学することも大切です。介護は人間が行うものなので、実際に施設に行き、人が醸し出す雰囲気を感じることも重要です。
2009年1月12日放送より
7. 大規模施設の特徴や、問題点などを教えて!

大規模施設の利点は大勢の中のひとりでいられるため、目立たないでいられることです。障害をもつ方も集団の中にまぎれて穏やかなときを過ごせます。誰にも邪魔されずに刺しゅうや読書などを楽しむことができるなど、ひとりひとりが自由に過ごせる場所があることで「雑踏ケア」とも呼ばれています。
大勢の人がいるので座っている人に混じって立って歩く人がいても違和感がありません。人から見られることに緊張する必要がないのです。
また、相性の合う人を見つけやすいというのも大規模施設の利点です。
一方、大規模施設の問題点としては、たくさんの人がいるので目立たない人は放っておかれやすいこと、家庭的な雰囲気が作られにくく、管理的な雰囲気になりやすいことなどがあります。
また、人間関係や自然なコミュニケーションが生まれるので、例えば食欲のない人に、なんとか食べさせようとする人がいたり、食事の後片付けを体の不自由な仲間の分までしてあげたりなど、相手を気遣い、お互いに助け合うこともあるということです。
2009年1月12日放送より
8. 小規模施設の特徴や、問題点などを教えて!

小規模施設の利点は家庭的な雰囲気をつくりやすいこと、症状や状況にあわせた個別のケアがしやすいことです。
一方、問題点は管理的になりやすいことです。人目が気になってしまう人には重苦しいし、気の合わない人がいると、もう行きたくなくなるなど、人間関係がこじれたときの難しさもあげられます。
利用者が希望する時間に自宅まで迎えに行ったり、その日に起こったことを連絡帳に書いて家族へ渡すなど、ひとりひとりに即して対応しています。地域の医師の往診などもあるので、家族も安心して、施設を利用することができるということです。
この施設では、家族のいる場所で1日でも長く過ごしたいという本人の気持から、自宅介護は大変だけれど、介護施設に入所させるよりは少しでも自宅で面倒をみたいという家族の気持を支えたいという思いで日々のケアを行っているということです。
2009年1月12日放送より

