精神疾患・メンタルヘルス
精神疾患は誰もがなる可能性のある病気です。厚生労働省の統計によると、精神疾患により医療機関を受診している(外来・入院含む)患者数は年々増加傾向にあり、平成26年の調査時には約392万人いました。内訳として、多いものから気分障害(躁うつ病を含む)、統合失調症、神経症性障害、認知症となっています。患者数の増加を受け、厚生労働省はそれまで「4大疾病」としていたがん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病に新たに精神疾患を加えて「5大疾病」とする方針を決めました。
治療薬の開発などにより、精神科病院への入院期間は短縮傾向にありますが、それでも1年以上の長期入院患者は20万人を超えています。中には支援体制が整えば、地域で生活ができる人もいるとされています。このページでは、精神疾患、精神障害、メンタルヘルスについての情報をまとめていくほか、精神科医療についても考えていく予定です。