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強迫性障害 強迫性障害からの回復

目次

(監修:千葉大学 子どものこころの発達研究センター長 清水栄司)

2. 薬物療法

脳の中の神経伝達物質の量を調節します。

強迫性障害の薬物療法で主に使われるのは、うつ病などの治療にも使われる抗うつ薬SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害剤)です。脳の中の神経伝達物質の一つ「セロトニン」の量を調節します。
服用を始めると、早い人では2~3週間で症状が軽減するなどの反応が出てきます。しかし、もっと後になって反応が出る人もいます。効果の出る服用量も人によって違うので、様子を見ながら少しずつ調整していきます。自分の判断で勝手に服薬を中止したりせず、主治医の指示に従って服薬を続けることが大切です。
また、SSRIは比較的副作用が少ないといわれていますが、中には吐き気や口の渇き、便秘や下痢などの副作用が出る人もいます。体に変化があったら、必ず主治医に相談しましょう。