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この番組は、いま病気や障害に悩んだり困ったりしている人や、その家族の方々にお役に立ちます。
でもそれだけではないのです。自分らしく生きたい、そんな風に思っている全ての人に見てもらいたい。自分らしく生きるためのヒントや勇気が、きっと見つかるはずですから。
職場や学校の窓からぼんやりと空を見て「最近、何かなあ・・・」とつぶやいているあなた、福祉ネットワークです。
平安朝の「和歌」は、貴族と女房・女官の恋のやりとりが主なテーマ。31音に情感を込め、相手の心を射止めて思いを遂げました。テーマは「愛」と「恋」・・・相手を思いやる優しい気持ちです。
まさに「介護」も同じ!親子愛、夫婦愛、兄弟愛、友人愛・・・つまり「人間愛」なのです!! 全国の皆さんから寄せられた「介護短歌」を詠むと、ひしひしとその「愛」が感じられます。介護は奥深く、区切りのない作業です。光源氏も紫式部も小野小町も、今生きていれば素晴らしい「介護短歌」を詠んだことでしょう。寄せられた短歌を拝見するたび、皆さん(歌人)が平安朝の人々とだぶってきます。「愛は古くても新しい」と、気づかされます。
「気持の整理がついた」、「ようやく自分で立ち上がれた」、「今まで誰にも言えなかったことをノートに吐き出しました」。
これ全て、介護短歌を詠んだ方の言葉です。介護の日々の中で感じたこと、ほろっとしたこと、腹が立ってついこぼしたくなったこと、心の中のこと、ぜ〜んぶ短歌に詠んでみませんか?
番組で訪ねる方は皆さん歌の専門家ではありません。でも心を打つ歌の多いコト、多いコト!介護に直面している方の歌にはそんな力があります。皆様の短歌、お便り、お待ちしていま〜す。
月に一度、全国各地で公開収録する「すこやか長寿」、毎回特色ある健康体操をお伝えしています。どんな方にも今日から始められるものばかり。心身ともにリラックスして、みなさまもぜひテレビの前でお試しください。
番組内のナレーションも担当しています。心の振幅が大きいテーマを前に、私も毎回学ぶことばかりです。取材に応じて下さった方々の言葉や主題を正確にお届けできるよう努めていきますので、どうぞよろしくお願いします。
私が介護の世界に入ったのは32年も前のことです。そのころ、介護は誰にでもできるものと思われていました。今では介護にも専門性が必要だと言われ始めましたが、それでも医学知識や看護技術などの組み合わせで事が足りると思われているようです。 しかし、老いや手足のマヒと共に生活していく方法が必要なのです。介護の介は媒介の介と言ってもいいでしょう。そうした考え方と現場の実践から生まれた介護法をこのシリーズでお伝えしたいと思っています。
三好春樹さんプロフィール
特別養護老人ホームの生活指導員、その後理学療法士としてリハビリテーションの現場で活動。退職後の現在、各地の高齢者施設や在宅訪問に関与しながら、全国で「生活とリハビリ講座」を開催している。介護の世界では初めての『実用介護事典』(講談社)など著書多数。