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ハート ネット ピープル

「誕生死」という言葉に込められた思い

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[写真] 読者カードの反響がいまだに絶えない『誕生死』『誕生死 -想-』
誕生死―流産や死産などを経験した母親たちの手記。出版から4年経った今も、毎日のように読者からの便りが届いています.すでに、1000通近い反響が寄せられています.そのほとんどは、同じように子どもをなくした母親たちの声です。

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「やっぱり私の子なんだ」
『産声のない赤ちゃんを出産しました。女の子で640g、35cm。24週と2日の命でした。自分を責めて泣き通しです』

坂本圭子さんが4年前に寄せた読者カードです。坂本さんが体の異変に気づいたのは妊娠7か月目のことでした。
「胎動を感じないんです。それで病院に行ったら『心臓が止まっている』って」
突然訪れた我が子の死。しかし、悲しむいとまもありませんでした。母胎に危険が及ぶため、陣痛促進剤を打って、なくなった赤ちゃんをすぐに出産をしなければいけないのです。分娩台の上で激しい痛みに苦しむ坂本さんに、看護師は「がんばれ」と声をかけました。

しかし、坂本さんは胸のうちを伝えずにはいられませんでした。
「産声を上げない赤ちゃんなのに、どうしてがんばらなきゃいけないの」

3時間後、泣くことのない赤ちゃんを出産。赤ちゃんはすぐに分娩室から連れ出され、坂本さんはその顔を見ることすらありませんでした。

しかし出産翌日の夜。担当の医師がかけてくれた“意外な言葉”がきっかけとなり、坂本さんは孤独から救われたと言います。
「『赤ちゃん、抱っこしたか』って言われたんです。思わず『抱っこできるんですか』と聞き返しました」

「会ってみて、やっぱり私の子どもなんだ、おなかの中だったけど7か月間生きていてくれたんだと。前向きに考えられるようになりました」

臨床心理士・玉井真理子さんのコメント;
「思い出が少ない、ということは心の傷が浅くて済むと思う人もいるかもしれませんが、実は逆で、あるお母さんは『思い出が少ないからこそつらい』、と語っています。周りの人は悪気があるわけではなく、むしろ早く立ち直って欲しいという気持ちから、良かれと思って、『早く忘れなさい』『時間が解決してくれるから』と声をかけますが、かえってお母さんたちは深く傷つくこともあります」
(次回 1/24に続く)

コメント

昨年6月、思いがけない妊娠をしました。
中学一年の娘を産んで以来、まったくそんな兆候もなく40歳を過ぎてしまい「もう無理だな。」と諦めきっていた妊娠でした。
主人は反対するだろうか。。。と不安の中の告白。
びっくりしていたけれど、とても喜んでくれました。
友人間でも「更年期の星!」とみな喜んでくれまし
た。
13年ぶりの悪阻も始まり、苦しさの中でも赤ちゃんがいることを実感できました。
が、翌月の検診で「だめですね。育てない子ですね。稽留流産です。」との医師の言葉。
喜んだ分だけ奈落の底に突き落とされたような気持ちでした。そして、5日後に手術。悲しくて苦しくて。そんな私を見る娘は、泣きながら私の背中をなで続けてくれました。
その後、私の妊娠を喜んでくれた友人のうち、半分が流産・死産の経験者だったこと。だから、一緒に泣いてくれた友人達もひとりや二人じゃなかったこと。自分は幸せかもしれない。最後の望みの赤ちゃんには会えなかったけど思いやってくれる人々に恵まれていて。そして、たくさんの女性が悲しみを押し隠して、毎日元気に頑張っていることを知りました。この妊娠で、いろんなこと学びました。
そして、もう空気のような存在だと思った主人の愛情も。
ちびちゃん、いつかどこかで会おうね。
ママの子供にはなりそびれちゃったけど、
きっと、またあなたの魂に会えるよね。

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