
人として…。

病気や障害を抱えた当事者の方々がスタジオトークに参加する、新しいスタイルの福祉番組「ハートをつなごう」。ソニンさんは堀尾アナウンサーと共に、同番組の司会をこの春から務めています。「その人の生き方に触れられる番組なのです」。ご自身も、出演者の方々からたくさんの刺激をもらっているそうです。
「ハートをつなごう」の司会の仕事が来たとき、最初に何を思いました?
私でいいのかな、と思いましたね。もともと自分の周りには障害を持った人もいないし、ほとんど無知に近かったので。けれどもこの番組をやりながら痛感しているのは、司会でありながら、視聴者と同じ立場で一緒に学んでいっている感覚ということです。
これまでの収録で印象的だったのは。
発達障害の方が、昔、先生に何度も「なぜできないんだ」と怒られたけど、父親から「いいじゃない。別にできなくても。それも個性じゃない?」と言ってもらって楽になれた、というエピソードを話されたんです。どんなに頑張ってもできないことに対して、「それでいい」と言ってくれた父親がいた。そのおかげで自分はここまで来ることができた、だからすごく感謝していると。それを聞いた瞬間、涙が止まらなくて。誰だって自分のことだけでいっぱいになりがち。なのに、辛い思いもしてきたはずのその人が、人に支えてもらったから今の自分がいる、って自然に言えていることがすごい。
その人自身が素敵かどうか。そういう感じ方がある。
ありますね。病気としてそういう症状があるから「障害」のことを知る必要はある。けれども障害があるから、認め合えないのかというとそうじゃないと思う。実際スタジオにいらっしゃったゲストの方たちも、「障害」ということで一から十までくくられるのが嫌、もっと「個性」として見て欲しいんだとおしゃっていました。
人に対する接し方がどんなときも変わらないですね。
「一人の人間としてどうあるべきかを学びたい」と思うし、それは私が在日コリアンであることも関係しているかもしれない。取材でもそういうことを聞かれれば普通に答えるし、ちゃんと誇りも持っていますが、でも同時に、表現者としての私は「それは別にカンケーない」とも思っているんです。大事なのは生身の私が何をするか。ありのままに自分を見て評価して欲しいし、だから他人に対してもそのように見たいという気持ちを強く持っています。
また番組中、「知る」ことの大事さをよく強調されています。
最近、ここで学ぶ一つ一つのことが、自分を育てることにもなり、それが最終的に一人一人の福祉につながるんじゃないかって、思うんです。
今回ハートネットというホームページを立ち上げて、障害を持つ人と、ソニンさんと、誰某と……、と分けて載せるのでなく、一緒に、対等に「ピープル」として集う、そんな場所をつくれたらと思っているのですが、メッセージをお願いできますか。
以前、NHK ハートプロジェクトのイベントに参加したのですが、そのときに「人類みな平等」と書道で書いた作品をつくったんです。ハートマークをまず書き、そのなかに英語で「heart」、その下に漢字で「人類」、そして最後に「みな平等」をハングルで。
私は、どんな人も人生まるごとで考えたら、幸せの量はみんなイコールじゃないかって思うんです。障害があるから大変なこともある。でも一見いろんなものを得ているように見える人でも、それを得るためにはそれなりに大変。みんなそれぞれ違うプラスがあってマイナスもあって、だから全体で見ると一緒なんです。あの人はああだから良い、私はこうだから駄目。そういうことでは決してないはず。
スタジオやロケでお会いした方々は、それぞれに自分の幸せを得ているし、また自分も頑張らないといけない。だから「人として」はみんなが対等なんです。
(2006年6月30日にインタビュー収録)




こんにちは。ソニンさん。
私(わたくし)は、名刺を配って登場して、就労の困難のことを話した、どっちつかずです。
ソニンさんのコメントを聞いてると、すごいな・・・私よりも勉強しているかも、すごい・・・とおもいました。
個性、ユニークなことは大事です。素晴らしいことです・・・私は、模索中でございますが、一歩ずつ進んでおります。
明日は、私の特性を探し出す、あいあいセンター、というお猿さんが出てきそうなところへ行って来ます。(参考url: http://www.city.fukuoka.jp/kodomo/soudan/08-02.html )
ソニンさんも、ユニークでございますよ。もう、収録は楽しかったですよ・・・私はカミカミでも。
こんにちは
私は15歳のダウン症の娘を持つ38歳の母親です。今回障害は違っても私と同じ離婚をされた方の話を聞いて同じ気持ちになって涙が出ました。確かに父親は働いて帰ると余裕のない奥さんに不満もあるかもしれませんが四六時中子供と向き合う母親は本当に精神的に疲れるんですよ
私は文句も言えず期待ももてない相手でした。私は黙り込みノイローゼぎみになり4年前に2人の子供を連れて家を出ました。働きながらの子育ては大変でしたが当てにしなくなった相手が近くにいなくなり心に余裕はもて子育てが出来るようになりました。今は子煩悩な人と再婚して家族4人で幸せに暮らしています。世の中には血が繋がらなくても我が子のように真剣に向き合ってくれる人がいるから頑張ってほしいと思っています。
今は子供をどちらかに任せて働く時代ではないと思うのです。2人の子供として生まれてきた子供のためにももっと父親が自分に与えられたことと受け止めて母親の気持ちを理解してあげないといけないと思います。
私は初めてパソコンを使ってメールに挑戦しました。
少しでも皆さんに頑張ってもらいたいからです。
ソニンさんは必ず学ぶことがあるから若者の代表としてこれからも頑張って行って下さいね!
応援しています
初めまして。「ハートをつなごう」、いつも楽しみに拝見させて頂いています。
今、22歳なんですけど、私自身、「脳性麻痺」という障害を持っていて、そのせいもあってか、経験不足のこととか一杯あります。やっぱり、外に出たりとか、同年代の人と関わりを持つことが少なかったから。
だから、ソニンさんが8月の番組の中で言っていた、「障害を持っている人にとって、環境がとても大切。」という言葉、その通りだと思いました。
それに、ソニンさんのメッセージにある、「障害を持っているから、大変なことはある。でも、障害も無く、周囲からは成功者に見える人も、その成功を得るためにはそれなりに大変。」って言葉・・・そうですよね。「障害」を持っているから、ついそのことを忘れてしまいがちだけど、教えられました。ありがとうございます。
ソニンさんも書かれているように、「障害の影響で、その人に、そういう症状がある、ということは理解する必要がある。」全く、同感です。その理解がない状態で、叱咤激励や励ましや叱責をしても、その人を追い詰めるだけ。その人の苦しさに、少しでも寄り添える人が増えて欲しいです。
これからもおうえんしています。
はじめまして。うちの息子は三歳から療育を受け、五歳で高機能自閉症と診断されました。
ソニンさんが本当に素直に、そして真剣に番組に取り組んでいる姿を拝見し、なんだかいつも嬉しくて、世の中の人たちがみんなソニンさんのようだったら、発達障害を持っていてもいなくても、わかりあって助け合ってハッピーに暮らせていけるのになあ・・・なんて思います。
ソニンさんを見ていると、まずは知ってもらうことが大事なんだと実感します。
私もこの番組を見てから、近所の人に息子の障害のことをカミングアウトしました。 結果、「な~んだ、そうだったのか。これでモヤモヤしていた疑問がとけたよ」と言われ、やはりみなさんどこかで違和感を感じていたんだな、でも自分からは聞けないよな~と初めて気づきました。障害を告げてからも何ら変わらず接してくれて、私も悩みやちょっとした愚痴も聞いてもらえるようになり、ホントに気持ちがラクになりました。まずは知ってもらうこと、これがスタートですよね!!
これからも是非、番組を続けてください!楽しみにしています(^^)
たくさんのコメント、ありがとうございます。私の発言や態度をこれだけ見てくれている人がいるということがまず何より嬉しいです。それと、これらのコメントを読んでも感じますが、以前は障害を持っている当事者や障害のあるお子さんを持っている人との距離で、自分の中で解決できないものがありました。でも「ハートをつなごう」を通じて、ああ、こういうところ大事なんだなとか、ちょっとずつですがわかってきて、本当にこの番組をやっていて良かったなと思います。
「ハートをつなごう」は障害についてよく知らない人・あまり興味のなかった人たちにも見てもらいたい。けれども同時に、この番組はやっぱり“つなぐ”がテーマだし、これをきっかけに、障害のある人同士でも今までにない関係というものができたらいいと思っていました。だから番組やこのホームページを通じ、少しずつそうした関係が築かれはじめていることがすごく嬉しいです。
ゆっこさん、まわりが理解してくれる人で良かったですよね。これは障害のある人だけを指して言うのではないんですが、基本的に自分のことを理解してくれる人はそんなに多くない、と思うんです。私だって理解してもらえないことだらけですよ(笑)。しかしだからこそ、自分のことを知ろうとしてくれる人はかけがえのない存在なんだと思う。大事なのは、環境に恵まれる恵まれないの違いはあると思うけど、自分がどういう行動、接し方をしているか。与えることだけをしようとはまわりは思わないし。でもその人が真剣だったり、愛情をもって接していたりすると相手も理解しようとしてくれるし、周りが自分にどう接してくれるかは、(ふだん自分がどう他人に接しているかを映す)鏡だと思うんです。
ソニンさん、こんにちは。以前コメントさせて頂いた遊です。前回もソニンさんの言葉に教えられましたが、今回もまた教えられてしまいました・・・。
私自身、今まで「理解して!」、「与えて!」っていう感じで、相手に求めるだけだったのかもしれない。その上、高校までは養護学校や障害児学級だったから、それが叶ってしまったから、「それが普通」って思っていたんでしょうね・・・。
ボイスの方にも書き込んでいますが、社会に出てから、人間関係ですごく苦しみました・・・。その時にも、「求めてばっかりや。」って言われたけど、その意味が解らなかった・・・。
でも、ソニンさんの、「与えることだけをしようとは、周りは思わない」、「理解してくれる人はそんなに多くない」って言葉で、本当になんとなくだけど、解りました。それこそ、23年そんな感じで生きてきたから、それを変えていくのもすごく時間のかかる、しんどい作業かもしれないけれど、少しずつ変わっていけたらいいな・・・。自信ないけど・・・。
ソニンさん、ありがとうございました☆