
なぜ「依存症」になったのか(前編)
それまでわたしは、自分のそれを 「依存」 だとは思わなかった。
アルコールだとか、ニコチンだとか、テレビや雑誌でよく耳にするものは 『依存―中毒』 だと知っていたけれど、中学一年で両親を精神的に切り捨ててから、わたしは 「依存」 どころか、何にも頼らず、期待せず、ひとりで生きていくと決めていたのだ。
なのに気がつけば、様々なものが 「なくては生きていけなく」 なっていた。
思い出せる最初は、ニキビの薬。
薄く膜を張る程度に塗ればいいそれを、赤みが隠れるほどぼってりと乗せ、石膏で固められたようになった顔は、動かすと、乾いた薬がパラパラ落ちた。
三日で一本のチューブがなくなり、なくなったとたんに気が狂う。
「一日でも塗らなきゃ、悪化する」
「一日でも塗らなきゃ、他人に 『汚い』 と思われてしまう」
体重を気にし始めるようになってからは、下剤。
1錠が2錠になって、そのうちに、朝と晩で計48錠飲むようになった。
くしゃみをしただけで肛門がゆるむから、デートの時もずっと気が抜けない。
それでも、やめることはできなかった。
「依存」 というと、そこには、安らぎや、満足がありそうだけど、
わたしにとってのそれは、強迫的だった。
心地よいから必要なのではなく、なくしたら最後、大変なことになってしまうから、すがりつく。
『恋愛依存』 という言葉を、はじめて知ったのは、6年前。
それまで適当な恋愛しかしたことのなかったわたしは、はじめて男性と一緒に暮らすことになり、その性格は一変した。
電話がつながらなければ、不安になる。
彼の帰りが遅くなれば、不安になる。
かつては、複数の男性と同時につきあうことも、相手に複数の女性がいることも気にならなかったのに、同棲をはじめた彼がわたし以外の女性をちらりと振り返るだけで、抑えようのない感情が噴き出した。
「浮気をしているんじゃないか」
安心するために携帯電話を盗み見て、何もなければないで 「怪しいものは消したんじゃないか」 と疑い始める。
1日に1回だったチェックは、数回になり、やがて3分と我慢ができなくなった。
恋愛依存―
インターネットの検索でたまたまひっかかったワードに、すいよせられた。
生まれてはじめて本屋さんで関連書籍を取り寄せ、わたしは、自分の苦しみや衝動がただの恋の悩みではなく、治さなければならないアディクション (編集部注:病的に依存している状態のこと) なのだと知った。
『ありのままの自分を自分自身が愛せない場合、その感情は他者へと投影され、「誰も愛してくれない」 と慢性的な愛情不足の状態になる』
本にある言葉に、大きくうなずく。
思えば、彼一人にすべての愛情を傾けるようになるまでは、誰でもいいから、いつも 「わたしを必要だ」 と言って欲しかった。
言ってもらうためなら、何だってした。
自分が粗末に扱われることより、ひとりになるのが、何より怖かった。
「治したい」
心から思った。
そして 「治るものなんだ」 という意識は、24年間さまよい続けた闇の中に、一筋の、だけど、たしかな光を落とした。
(次回へ続きます)




セリさん、こちらの方にもお邪魔します^^
大泣きしました。私もすごくつらい経験があるから。恋愛依存に、過食症。
私は、父がアルコール依存、母はひどい不安定な人でヒステリー。
私は典型的なアダルトチルドレン
両親に言いたい。
なぜ、私を産む前に自分と向き合う事をしてくれなかったのか・・・・。
精神的に親子が逆転してました。小さな私の体と心に親がのしかかってきました。
辛かった・・・・・。辛かった・・・・。
親でさえ助けてくれなかった。
そんなとき、クロ猫のクロ吉ちゃんに会いました。
辛い私のすべてを知っているような猫ちゃんでした。
自分だけは、自分を見捨ててはいけない。
いつも、味方になってあげて、自分と闘うんではなく、寄り添ってあげる、そんな関係でいたいですね。
セリさん、お互いに、自分を大切にして生きようね・・・・。
咲さん。。。
すごいお気持ちわかります。
私もすごい依存したり強迫観念があったりほかにも過食したりリスカしたり過呼吸がおこったりします。
でもいっぱいいっぱいしんどいし毎日毎日怖いけど私は幸せです。
幸せって自分で見つけるものですよね。
小さな力が大きな希望になったり。。
いっぱい傷つけたり傷ついたけどそれで今がある。
愛ちゃんと出会えてすごくすごく幸せなのもしんどいことがあったからですしね!!
幸せいっぱい見つけましょう!!
こんばんは(*^-^*)
コメントを書いてくださって、ありがとうございます。
> クロ吉 様
クロ吉さんも、アダルトチルドレンな自分を抱えて生きておられたのですね…。
恋愛依存、過食、両親の依存症や性格…読んでいて自分のことのようで胸が詰まりました。
私も、「親」が、「無条件に守ってくれる、愛してくれる存在」ではなく、「守ってあげなきゃならない」「愛されるためにはいい子でいなきゃいけない」…そんな対象でした。
解決策は、自分が早く大人になること、だけ…。
お互い、典型的なACさんですよね。
だけど、クロ吉さんも、猫のクロ吉ちゃんと出会って、愛し寄り添える心と出会えたのですね。
「自分だけは、自分を見捨ててはいけない」…心に残りました。
大切に、大切に…生きましょうね。
こんにちは(*^-^*)
コメントを書いてくださって、ありがとうございます。
> ゆき 様
ゆきさんも、依存や強迫観念があるのですね…。
私は、最初、それが「依存」や「強迫」であるということにまったく気づかず、「まわりはちゃんとできているのに…」と自分を責めてしまっていました。だから、それゆえにしてしまうリストカットや過食、過呼吸までも、自分がおかしいんだ…と感じてしまって…。
ですが、ゆきさんは、ご自身の症状をしっかりと見つめ、受け止め、前へ進んでおられるのですね。とてもすてきです。
いっぱいいっぱいしんどくて、毎日恐い…お気持ち、痛いほどわかります。どれほど苦しいことか…。
そんな中、「幸せ」だと感じることができるゆきさん…きっと、ゆきさんの存在が、誰かに「幸せ」と「勇気」をあたえていることと思います。
しあわせ、いっぱいいっぱい見つけましょうね!そして一緒に伝え合いっこしましょう♪
コメントありがとうございます!!
私も小さいころから脅迫観念がずーーーーっとあって最初は自分が変だと思っていました。。
私は咲さんの本にも出会えたしいろいろ病院にまわって最後の場所で見つかって運がよかっただけですね!!笑
幸せの伝えあいっこってステキですね!!
これからも咲さんを応援しています!!
ありがとう、コメント頂いてうれしいです^^
私たち、頑張って生きてきたね^^
小さなセリちゃんが、今の大人のセリさんに
バトンを繋げてくれたんだね。
小さなセリちゃんを心の中でいっぱいいっぱい
褒めて褒めて認めてあげて下さいね^^
頑張って生きてくれてセリさん、ありがとう。
きっと、きっと、ハッピーになれる!
みなさん 辛い経験をされててほんと言うとあたしは少しほっとしました。「依存症」そう言われて傷ついた自分を癒すもの それもまた「依存」でした。家庭不和に虐待、過剰なまでの干渉 幼稚園に通う前からすでに 親の仕事の道具のひとつだった「シンナー」に酔いしれてました。アダルトチルドレンでもあり ボーダーだもあり 今では依存性パーソナリティーだと診断され過食という行動に依存して体重は一年足らずで倍に。ODも首つりもリスカも失敗。恋愛だけでなく娘にまで依存してしまう始末。生きるの疲れました。今、離婚して同棲している彼がいますが 彼は理解があるので共依存には発展せずに暮らせてます。が、あたしが子供みたいで苦しいです。やきもち、愛されていないのでは?など毎日がしんどいです。担当医に「依存専門病院」での入院治療を勧められました。そんな簡単には治るものではないと思いますが治療しなきゃ自分も辛いし相手に迷惑もかかると思いはじめました。やっと眠れても悪夢を見たり休めません。誰かとつながりたい。同じ様な悩みを抱えてる人とつながりたいとここへきました。何かがないと不安になる依存症、泣きたいです。
こんばんは(*^-^*)
コメントを書いてくださって、ありがとうございます。
> 楽來 様
お返事が遅くなってしまい、本当にごめんなさい。
楽來さんの心の傷み、叫び…大切に読ませていただきました。
いっぱいいっぱいもがいて、今にたどり着かれたのですね…。
お辛かったでしょう。いえ…今も、その最中ですよね…。
ですが、楽來さんがご自身のことを必死でみつめようとされていること、大切な人を大切にしようとされていること…本当にすばらしいと、涙が出ました。
今回、コメントに気づくのが遅れ、お返事が遅くなってしまったけれど…
つながっています。
ちゃんと…。
ここで、楽來さんのお気持ちを、これからも聞かせてください。
私も、生きることが死ぬほどくるしい夜もあるけれど…
一緒に、ゆっくり、ゆっくり、歩いていけたらすてきですね。