
回遊魚奥さんと、将来の夢
うちの奥さんは現在、まさに回遊魚のような人生を送っている。
9割、突っ走っている。1割、ぶっ倒れている。「ほどほど」 とか 「ゆっくり休んで」 なんて言われると理解に苦しみ、具合が悪くなる。
なんせ、プロフィールにも若干は記しているけれど、奥さんの障害や病気について語りだしたら枚挙 (まいきょ) にいとまがない。
発達障害のデパート (ADHD、算数LD、アスペルガー症候群傾向など) という異名をもち、日常での困り感は、環境調整をもってしても、日々たいへん。見た目には、もう大丈夫?そうに思われ、知らずに周りから求められるハードルを上げられて、また、つまずいて、と寄せては返す波のよう・・・
生育暦からくるPTSD (心的外傷) の治療 (認知行動療法カウンセリング中心) は今年でもう7年目に突入した。さらに最近、確定診断のついた、2つの神経筋疾患 「ジストニア (中枢神経系の障害による運動障害)」 と 「ミオパチー (筋肉の疾患)」 により、つねに身体のあちこちに痛みや病的な凝りを抱えている。(野上 奈津さんが立ち上げた 「com-pass 女性筋疾患患者の会」 にも入会している)。もう、指圧では対処できないくらい筋肉が硬い。また感覚過敏で鍼灸などはムリ。その上、睡眠障害もあり、ぐっすり眠るということも難しい。
そんな心身ではあるものの、3人の息子たちの母親。バリバリに特性を発揮する小学生男子、長男12歳、二男11歳 (今月) は、いま思春期の入り口ならではの悩みも尽きない。そして1歳になったばかりの三男 (保育所の赤ちゃん組)。もう歩き回り、元気ありすぎ、まったく目が離せない。でも甘えたがりで、抱っこしていないと機嫌が悪くなるから (すっごく重いし)、キツイこと、この上ない。そりゃもうパソコンを開く暇もないのは、いまや本当の話。ブログや大学課題の論文下書きは、三男抱っこしながら携帯の速打ちでこなしている。そして、たまに見舞われる二男の夕方パニックでは、嵐のような状況になる我が家。もう、理屈じゃないよ、好きにして状態にもなること、たまには、あります、ええ。奥さん自身と子ども三人の通院だけでも、かなりの回数。毎年の高額医療費申請用領収書は、大きな袋にいっぱいだもの。
そんな状態のうえで現在、奥さんは発達障害当事者活動 (講演会や研修会など) を、各所で精力的に行っている。飛行機には乗れないけれど、泊りがけや、日帰りでの長距離講演もADHDパワーでこなしている。この講演依頼は、ほとんど受講参加した方の紹介や口コミというのも、いかにも、という感じ。
このごろは、当事者活動から、将来を見据え、自分の生き方のバックボーンとして、動く社会資源を目指している。その具体的な行動の一つがPSW (精神保健福祉士) 国家試験の受験資格を取得するために、通信制大学に籍を置き、ひたすら勉強していること。途中、三男の妊娠、出産で1年間休学したけれど、復学後、猛烈な過集中ぶりで、現在まで提出した課題評価は、ほとんどAかBみたい。通信制といっても、スクーリングや実習が付き物だから、スケジュール調整はなかなかに大変。たまにメモや携帯アラームも追いつかず、約束をスッポリ忘れてしまうこともあるけれど (ご愛嬌)。また、先に述べた神経筋疾患で、膨大な論文を自筆で書くのも辛く、何度も大学にかけあって、ようやくパソコン入力による論文提出を認めてもらうにいたった。(ただし、ワードの扱いや行数・字数計算には苦しんでいる)。
さらには、追加の新たな決意で 「社会福祉士」 の国家資格も目指すことになった。過集中の甲斐があって科目履修の進みが意外によかったので、順当に行けば2年後、ダブルライセンスに挑戦となる。
そんなこんなの奥さんは、外見、若くは見えるけど、今年ですでに39歳。
母親、妻、主婦、発達障害当事者、当事者の親、通信大学学生、啓発活動、地域の支援活動・・・これらが奥さんを回遊魚と呼びたくなる所以 (ゆえん)。
こんな奥さんの生き様を、間近に観ていたら、ムズムズしてくるものがある。ふつふつ湧き出してくるものがある。そう、これから数年かかるけれど、わたしにも、やってみたいことが見えてきた、おかげで。それぞれの目標をもち、家族間の適度な依存を意識しながら。ひょっとしたら、互いの目標の合流点に、コラボレーションが生まれるかもしれない。これは、実家のさまざま困難な問題に立ち向かい、実務的な福祉や心理、法務の知識を振り絞って夫婦対応したときに、切実に感じたこと。
わたしは、力ずくのポジティブは苦手だけれど、奥さんの、この 「ひたむき」 なポジティブには、率直に魅かれている。




これから数年かけて、何を目指しますか?
なんにしても楽しみですね。
生きる社会資源にご夫婦でなっていただけると、とっても力強いです。
三男君、なんとも家にいい表情ですね。
大変でしょうが、この癒しオーラにきっとご一家は癒されているのでしょうね。
奥さま、回遊魚ですか!?
でも私も似たような特性を持っているので、回遊魚仲間かな!
これからも一緒に泳いでくださいね。
yuno さん
コメントをありがとうございます。
回遊魚仲間そのものだと思います。
奥さん同様、実務にプラスとなる資格を取得したいと思っています。それぞれの得意分野を活かして。
「生育暦からくるPTSD (心的外傷) の治療 (認知行動療法カウンセリング中心) は今年でもう7年目」とあり、暗黒の時代~では「5年で自分を認められるようになった」とありました。過去のりえさんが「将来の夢は漁師です!」と明るく笑っていたTVの場面(自己肯定できている)と、ヒステリックに子供を怒鳴るVTRを見て、「認知行動療法カウンセリング」とはどういうものか?どうやってあんなに自己肯定できるように(漁師のところ)なったかしりたくなりました。私も同じ理由で7年余り精神科やカウンセリングをうけましたが根本から自己肯定できず「~出来る自分はOK]「~できない自分は認められない」と自己否定に陥るからです。それでは資格取得お祈りしております!
なるほど、奥様(へんちゃん)は回遊魚なのですね(笑)。奥様と同じ特性と境遇(一人っ子というところは違うが)を持つ私は何だろう・・・?
成育歴からくるPTSDがあるのも同じだすると・・・。
発達障害を知るまでは「ナマケモノ」だと思っていたが、やっぱり同じ「回遊魚」かもしれませんね。
同じ「回遊魚」なら「ブリ」のような「出世魚」になりたいと思えてなりません(苦笑)。
はなさん
コメントをいただき、ありがとうございます。
もともと認知行動療法を担当するカウンセラーからは、奥さんの生き直しに、それまで生きてきたのと同じ年数が必要かもしれないと、述べられていました。
気づきを得てからの奥さんは、突き進みながら、自分の思いに寄り沿ってくれる、さまざまな方々に出会い、恵まれたことが大きかったと思います。
それは、距離的に近いひとでなくとも、よいのだと思いました。
こんばんは。
回遊魚ですか。
そうですね、回遊ギョもいろいろありますから、それは、出世魚ならば、なお、いいですね。
「海底の牡蠣」か「回遊ギョ」か、もうどちらかという極端さがあると思います。
お返事有難うございました。りえさんは継続して7年目、治療されているとの事ですし、周りからの期待で困るとの事。目に見えない(分かりにくい)障害だけに難しいと思います。ずっと「乗り越えた!」という感じではなく、調子や環境によって気持ちは浮いたり沈んだりされているのでは?と想像します。かつては最大の敵同士であったというご夫婦が今は理解できる同士のような感じに見えるので自分にも「希望」が見える気がしました。分かってくれる人の存在ー距離的に近くなくてもーは大事だと実感しました。
ルナルナさん
先日、間違えてルナルナさん名でコメントしてしまいました・・・、また。
失礼しました。短期記憶の悪さと不注意の極み・・・
毎回のように、失礼しました。
はなさん
ありがとうございます、過去記事を丁寧に読んでいただいたコメントと感じました。
浮き沈みは本当にあります、たびたび。
奥さんとの現在も、わたしたちには奇跡のようなものなので
日常を大事に思っています。
無事に布団に滑り込んで、ゴール~!な、へんちゃんさん、旦那さん、こんにちは。
きっと、このコメントを読んでいる間にも、たくさんのことを、終えて、これから、たくさんのことを、為されていることと、思いますが、満足がいくまで、やってみる!の、いいと思います。
今の気持ちがあるから、明日に行けるし、明けない夜は、ないのですよね。
Look into the future WITH HOPE!!
これからも、よろしくお願いします。
ブルーシイさん
こんにちは。
まさしく、言いえて妙な状態で毎日毎晩を過ごしています。見たんですか、という感じ。
こちらこそ、よろしくお願いいたします。