
ナチュラルサポート その1
二男(10歳、小学校4年生)は、「こだわり」特性からくる「困り感」が強く、本人もどうしようもなくなることがある。それで閾値(いきち)を超えると、パニックを起こすことがある。
白黒思考(完璧にするorまったくできない)にとらわれ、中間(ほどほど)という気持ちが持てずに本人も困ってしまっている。
また「思い込みが強く」「言葉にとらわれる」傾向が見受けられる。たとえば、学校の「宿題」は「しなければ、ならない」にこだわり、その反面「先延ばし」をしてしまうという特性から、なかなか早い時間には取り掛かれず、真夜中に泣きながら宿題をすることもあった。
そして解らない設問をとばすということが困難。また、解らないことを、気軽に先生に聞くことが困難。未記入の設問を「宿題忘れ」と言われたとの思い込みが心に残り、また、なんとしても、全部問題を解かねばならないという観念にとらわれていたこともあった。
二男は、なにか「一部」を否定されると「全部を否定」されたと感じてしまうことがあるから、周りが気づかないような些細なことで、傷つき落ち込むことがある。
でも本人は、本当に困っている。
学校では、パニックを起こさないよう、がんばり続けているので、家では、逆に閾値を超えやすい傾向もあった。
この宿題のことで、学校では見た目にわからない苦労が強く感じられたので、二男の担任にお願いして、初めて面談の時間をいただいた。
これまで長男については、特別支援学級に編入する際や、それ以降、学校の先生方と何度も相談や相互連絡を行っていたけれど(特に奥さんが)、二男について、じっくりと直に先生にお話しすることはなかった。
約束の時間に学校を訪れると、二男の教室で、担任の先生は机を4つ、くっつけて懇談の準備をして待っていてくれた。
今回の、お話の元となった前日晩のパニックの件から本人の困り感、「頑な(かたくな)」なまでの白黒思考、スポット思考、真面目さ、つらさ、良いところなど、場面場面の実際例でじっくりお話して、これをきっかけに、気づいていただきたかったこと、ほんとうに、本人が困っていること、本人なりのがんばり、いっぱいいっぱいの状態を、具体的にお話した。
そして、担任が考案して実践したトークン制(トークンとは課題をがんばって貯めたクーポンで、すきなオカズと交換できる、ご褒美)について、どんなに二男が、それを得るためにがんばり、もらったときに、これまで親が見たこともないくらいの喜びをあらわにして、そのクーポン券をしばらくは使わずに飾っていたエピソードや、二男は、担任の先生が大好きで、そのためか4年になって、二男の雰囲気ががらりと、学校に行くのが楽しみになったように変わった感じがしていて、びっくりしたことや。
それゆえに、「宿題をしなくてはならない」「わからない問題をとばして書くと、宿題忘れに思われる」など「言い回し」に過度に縛られてしまう点や、そして、前の晩など、高熱で、つらい状態にもかかわらず母親がパニックの相手をしてくれていることに、よくないとは頭では分かっていても、気持ちの切り替えが苦手なせいで対応できないで、ひたすら、「とーにーかーくー!94÷5は、どうなん!?」「だから、結局94÷5は、何なん!?」と押し通し、柔軟思考ができない苦悩などもお話して。
具体的に、宿題の事例では、「やらなければ、いけない」ことにプラス「できない問題は、抜かしてもかまわない、次の日、一緒に考えよう」「それは、宿題忘れにならないよ」と、個別に本人に、さりげない形で、直接、じっくりと伝えてもらえないか、など、お話し、ご理解いただいた。
担任の先生は、若くて、いい意味で柔軟な捉え方をしてくれた。
また、初めて知ったけれど、大学では「発達障害」に関心を持ち取組み、その勉強(講演受講)などもしていたことを教えてくれた。
なにより、先生自身が二男のことを「わたし、大好きなんです」と言ってくれたのが、ありがたかったなあ、心情が感じられたから。




こんにちは、笹森さん。
「ナチュラルサポート」、よい響きですね。
このような言葉が、生まれてくるのは、とても嬉しいです。
笹森さんは、親であり、子育てサポーターでもあるのですね。
ブルーシイさん
こんにちは。
そうありたいですね。
周りに、何人かの大切な人がいて、その人に困り感など気づいていただけたら、ずいぶんと生きやすくなれる実感があります。
笹森さん、こんばんは。
ここに書かれているご次男の特性、私も当てはまることが多いので、よくわかります。
「頭ではわかっているのに直せない」というの
は、本人にとってはかなり辛いものがありますね。
中でも「一部否定を全部否定に捉えてしまう」というのは、頷きながら読みました。
私は子供の頃から「叱られること」が大の苦手でした。
ちょっと叱られただけでも「自分の全てを否定された」と受け取ってしまっていたので。
今でもこの傾向はありますね。
それにしても、担任の先生が理解のある先生でよかったですね!
私自身も小学校の3、4年の時の担任の先生が「ありのままの私」を受け入れてくれていたので、その時期はわりとのびのびと過ごせた記憶があります。
本当に、担任の先生の影響は大きいと思います。
みおさん
こんにちは。
「こだわり」の困り感、大変つらいと思います。
わたしたち夫婦も、実に試行錯誤の日々です。
一つ思うのは、みおさんの言われるとおり、自分がのびのびできる相手が身近にいることの大切さ、と思います。
専門知識を有する人でなくとも、配慮いただける方に「気づいて」いただくことの大切さを感じています。
次男君の特性、アスペルガー症候群のお子さんによく見られるものですね。真面目で一生懸命なよい面ではあるのですが、なかなか現実にはきびしいものになりますよね。
ソーシャルストーリーってご存知ですか?
文章でアスペルガー症候群や自閉症の人に物事を理解するために語りかける文章です。
次男君には、けっこう役立つかもしれません。もしご興味があるようでしたらご連絡くださいね。
一番病やこだわりの強いお子さんの呪縛を解くために役立つかもしれません。
ゆうのさん
ご教授ありがとうございます。
さっそく、奥さんに訊きましたら本もっていました(@_@)
奥さんの得意な「ヘンちゃんマンガ」で、やってみます。
奥さんのマンガは、こどもたちも大好きなんで。
もう、なんのかんので試行錯誤の毎日です。
こんにちは。本、持っていたんですね!さすがへんちゃん、読書家で、知識欲旺盛なんですね。
ソーシャルストーリーズが陥りやすい欠点は、それでルールを守らせようとついしてしまうことだとか…。他人の気持ちやものごとのしくみを理解しにくいない人に、伝える手段として、また、当人をほめるときにもたくさん使ってくださいね!
でもご両親の子どもへの思いが試行錯誤となって現れているんですよ。試行錯誤で環境を整えようとするその努力が大事なのだと思います!
きっといい結果になりますよ。いいご両親を持ってお子さん達は幸せですね。
ゆうのさん
ふたたび、こんばんは。
はい、ゆっくりやってみますね。
今日、奥さんの書籍現物がとどきました。
驚いたのは長男がお気に入りで、全ページ集中して読み、各所でケタケタ笑っていました。
マンガのほかで、こんなに長男が本を読み込んだのは初めてで、児童書としてもいける?とか思いました。
こんにちは。うちの兄弟も広汎性発達障害ですが、次男の特性とよく似ているのでとても驚きました。
なんとか登校はしていますが、不安感が強く、○×思考から自分で自分の首をしめてしまっていて、それがもとで登校が辛くなる日もしばしばあります。
ほんと、ほどほどが受け入れられないんですよね。
達成感がなかなか得られず、自分に自信が持てず、とてもしんどそうです。
頭ではどうしたらよいのか解っていても、するべき行動が出来ないことに本人がとても辛いのだと思います。
解っていながら、「~しなくていいんだよ。」と言ってしまうと、本人が楽なほうへ果てしなく流れていってしまいそうで怖くて言えません。
毎日親子で結構辛いものがあります。
ピータンさん
こんにちは。
次男さんの特性とよく似ているのですか。
黒白思考は、まあ、一発解決の妙案はない感じでいます。たんたんと怒りやこだわりを受け流していながらも、ぎりぎりで、ほんとに紙一重なんですが、笑いに変えられるポイントがあったりして、なんとかなっているのが、うちの現状でしょうか。
ほんと、ほどほどは、難しいですよね。
いやもう、こればっかりは、うちも、日々悩みつつです、実際に。