
HIV-本当に何も知らなかった

全世界に衝撃を与えた「9・11」同時多発テロの後、ある詩人とミュージシャンが新聞誌上で対談をしていました。その中で、詩人は、「テレビで何度も何度もビルに航空機がつっこんで行く映像を見ていると、事件について何から何まで知っているように思ってしまう。でも、本当の意味の“知る”はその事件について、“どれだけ感じているか”“どれだけ痛みを感じているか”ということで、ただ“知識”だけでは、本当に知っていることにならない。」という趣旨の発言をしておられました。
“感じる”ことの大切さを改めて心に刻んだ記事でしたが、今回の収録で、そのことを痛感した次第です。
HIVについて、様々な情報の中に身を置き仕事をしてきた中で、実は、「知っているつもり」でした。
でも、よくよく考えたら、陽性者の方と同席するのは初めてですし、心の内面を伺うのももちろん初めてで、「本当に何にも知らなかった」というのが正直な感想です。
医療の進歩で、早い時期に適切な治療を受けていれば、3カ月に1回ほどの通院でほとんど問題なく日常生活を送ることができるにもかかわらず、差別や偏見で傷ついている人が多く、「病気」そのものより、現実とは違うマイナスイメージが陽性者の人たちを生きづらくしているということが理解できました。
少なくとも、スタジオに来てくださった陽性者の方はとても自然体で、陽性者の方々をサポートしている生島さんの「HIVをもっている人もそうじゃない人ももう一緒に生きている」という言葉を実感しました。
正しい情報、そして陽性者の方たちの気持ちを、この番組から発信して行けたらと思っています!






番組にあわせてHIVに関するページをつくりました!
HIVについて「知りたい・言いたい・話したい」




私も何も知りませんでした。桜井さんの正直な言葉に、助けられました。知っている振りはやめようと今日、心に誓いました。