
あなたにとってのバリアとは?

福祉ネットワーク「バリアフリー探検隊」のコーナーでもお馴染み、漫才コンビのパックンマックンによる新連載「パックンマックンのなんでもかんでもバリアフリー」。1回目となる今回は、「そもそも“バリア”って何だ?!」について語ってもらいました。
マックン(以下、マ):いよいよ僕らの連載がスタート! 「バリアフリー」がテーマだけど、そもそも僕らにとっての「バリア」って何かってところから考えてみようか。パットリック、まずは「バリア」って英語の意味から教えてよ。
パックン(以下、パ):“障害”とか“壁”ってことだね。だから、「バリアフリー」は「壁がない」ってこと。床と天井だけ。
マ:たとえば相撲の土俵みたいなイメージ?
パ:確かに土俵には壁がないけど、どちらかといえば全部が天井になっているドームみたいな感じ。
マ:つまり壁がまったくないわけじゃなくて、壁とは感じないってことか。例えば、足が不自由な人にとっては、階段が「バリア」だから、スロープにすると壁と感じなくなる。それが「バリアフリー」ってことだね。
パ:でも、スロープにすれば十分ってわけじゃないよ。それでさえ使えない人もいるから。完璧は多分ありえなくて、だから正しい言葉は「バリアフリー」より、限りなくバリアがない状態に近づける「バリアレス」じゃないかな。マックンは何かバリアを感じたことは無いの?
マ:そうだな?・・・このまえ高級デパートに入った時なんだけど、「あなたには買えないでしょう」っていう空気を感じた。あれは俺にとって一種のバリアだな!
パ:確かにマックンは入っちゃダメだよ。入ったとたん、高級デパートがスーパーマーケットに見えちゃうから。
マ:失礼だろう!
パ:すみませんでした。確かにスーパーマーケットに失礼だ。
マ:俺にだよ!
パ:でも、本当は店に入っちゃいけないわけじゃないよ。「ここには入れない」と思い込んでいるマックンが自分でバリアを作ってるのかもしれない。
マ:そうかな??
パ:でも、どうせマックンはそこで何も買わないでしょ?!
マ:・・・いや!いずれは買う時がくるかもしれない!
パ:でもバリアには本当に実在する物理的なバリアもあるけど、学歴や経済力の差のように、いわゆる“社会的な階層”という内心のバリアもあるよね。分かりやすく言うとハーバード大学卒と群馬県の田舎の高校卒とか。
マ:そんな例えを出さなくてもいいよ!! あと、もちろんパトリックも感じていると思うけど、外国人に対するバリアもあるよね。パトリックにとっての一番のバリアは?
パ:お前!
マ:なんでだよ!
パ:ちゃんと突っ込んでくれないから!
マ:いやいや、お前にとっては、逆に突っ込んでくれない人が一番のバリアだろう!
パ:確かに流されっぱなしは困るな。それは、笑いを妨げる「お笑いバリア」かもしれない。
マ:まあ、こんな感じで、僕らが日常のなかで「そう言えばこれってバリアかもしれない!」って思うようなことや「これっておかしくない?」って感じるようなバリア、そして「バリアフリー」を実践している場所や人たちを見つけて紹介していくことにしようよ。
パマ:みなさん、お楽しみに!
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