
友達の全員と会いたかった。
![[写真] 劇的Before/After。](/heart-blog/image/pm_ph30_001.jpg)
from パックン
この間の夏休みでふるさとに帰り、高校卒業20周年記念の同窓会に行ってきた。同級生400人中100人ぐらいが集まって、素敵なホテルで立食パーティーを、公園で家族ぐるみのBBQ、そしてバーで生バンドを聞きながらの飲み会と、充実した週末を過ごしたのだ。20年ぶりにあった友達でも、3つのイベントが終わったら、もうおなかいっぱいだった。
こんなイベントはアメリカでReunion (リユニオン) と言われ、とても一般的なもの。20年ぶりに再会する友達、元ライバル達、元ガールフレンド達、学校でのいじめっ子達、いじめられっ子達、オタク達、体育会系のやつら、優等生達、お調子者達などなど、当時の10代のイメージからみんなはどう変わっているのか? 行く前は興味深深。誰が大金持ちになっている? 誰が子沢山になっている? 誰が×がついている? 誰がいい相手を捕まえている? 誰が太っている? 誰が禿げている? 知りたいことが山ほど。
周りに負けないように、このReunionのためにダイエットして5キロやせたり、日焼けサロンに通ったり、その週末だけ高級車を借りてそれで登場したりする人がいっぱいいるが、僕の同級生はそんな虚栄心を持っているような人じゃない。彼らは10キロやせたり、日焼けサロンに住み込んだり、ヘリコプターを借りてそれで登場したりするタイプ。虚栄心を持っているのではなく、虚栄心でできてるようなかんじ。
実際に僕もがんばってちょっとやせたし、おしゃれしていった。正直、負けていなかったよ。同級生はみんな幸せそうだった。格好もよかったし、いろんな形で成功していた。でも、自慢じゃないけど、そんな中でも余裕で勝っていたよ。ごめん、やはり自慢だった。
でも、途中からその競争自体がばかばかしくなってきたし、ちょっと反省しちゃった。本当に仲のいい友達は見た目や成績ではなく、心でお互いのことを認め合っている。しかも人の幸せは同じ尺度で測っちゃだめだろう。その週末であって一番幸せそうな同級生は見た目もキャリアもぼろぼろだったが、内側から何かの輝きが見えていた。
Reunionで青春時代の仲間とあえて、話せて、遊べて、笑えていっぱい得したと思う。でも、一番損したのはその虚栄心の競争だった。多分、そのどうでもいいことで争うのがいやで同級生の4分の3が欠席していたかもしれない。自分の何かが恥ずかしいと思った人もいたかもしれないが、そんなつまらないことを気にする人と集まりたくないと思った人もいっぱいいたんだろう。
元クラスメートの全員と会いたかった。素直に会いたかった。
それができなかったのも一種のバリアではないのかな?
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