
便利なんだけど?・・・
from マックン
最近のトイレはすごいですよね? ショッピングセンターや公共施設どこに行ってもほとんどが自動洗浄になっている。ちょっと前までは(僕が子どものころだから20年くらい前)ボタン式の物やレバー式が一般的だったのに?
今はセンサーに手をかざすだけで、水が流れるようになっていて、中には便器から離れただけで自動的に洗浄してくれるものも珍しくないでしょ?
でも、ここでいくつか問題があると思う。以前、福祉ネットワークの取材で視覚障害の方から「どこに手をかざせば流れるのかが分らない。トイレの構造によって、位置や高さが異なっていて探すのが大変だ」という話を聞いた。以前はトイレのタンクに付いているレバーか便座の後ろのレバーの物がほとんどだったので、そっちの方がどちらかと言うと便利とのこと。また、今はウォシュレットや便座ヒーターなどのボタンがたくさんあって紛らわしいなんていう話も聞いた。
実際この問題は結構前から言われていたことらしく、統一化の話もちょっとはでたらしいんだけど、トイレのスペースや構造の違いがあり統一するのは不可能だという結果になってしまったらしい。
あと、最近気づいたのは、トイレの流し忘れが多いような気がする・・・周りの人に「最近トイレの流し忘れが増えたと思わない?」と聞くと、「確かに多いかも」という答えが返ってきた。たとえば、家や職場のトイレがセンサー式になっていて、手をかざさなくても自動的に流れるようになっているものを使用しているとそれが習慣づいて、たまに、手動式のトイレを使った時には流し忘れてしまうなんていうこともあるかもしれない。
便利な世の中になったけど、その便利さゆえにさまざまな問題も生じてくる。僕、個人の意見としてはできれば手動式のトイレに戻してほしいと思います。
ちなみに僕は、子どものころからよく親に「また流してない?!!」って怒られていました・・




以前、近くのショッピングモールで、盲導犬を連れた女性がトイレ付近で困っているのに遭遇しました。そこは着替え&化粧が出来るスペースとトイレスペースに入り口付近で別れている場所なんですが、盲導犬にはその区別がつかない・・・。
たまたま私が通りかかったので、盲導犬も一緒に入れる、一番広いオムツ替えなども出来る個室に案内し、操作(自動で流れること)も説明出来ましたが、非常に困ってそうでした。
目が見える私には、便利で綺麗なトイレ&多目的スペースですが、目が不自由な方にはかなり不便な所なんですね・・・その時に初めて気づきました。
ちなみにそこはハートフル施設の認定を受けていて、車椅子の方などは移動に困らない設計がされています。でも、全ての人へのバリアフリーは難しいんですね。
車椅子にくらべて、視覚障害については(実際には聴覚障害はさらに)考え損ねることが多いですよね。
この3年バリアフリー関係の仕事に携わり、障害者の方や、逆に「障害者やねんから不自由なんはしゃあないやん」って思っておられる方々の両方から話や意見をお聞きすることが多かったので痛感します。「悪気なく」ムリ、、、って思い込んでる人も多くて、、、
で、トイレの洗浄はおっしゃるとおり、視覚障害の方にとっては不ぞろいなのは本当に困るそうです。
2年ほど前にJISでボタンの位置とかの規格はできたので、「強制的な義務」まではまだ行かないにせよ、こうした場でもどんどん「普及」するようにしていただけるとうれしいです。
日本工業規格(JIS)のホームページや経済産業省産業技術環境局のホームページなどに関連記事が掲載されています。