
今できることをせいいっぱいに

「太田正博と申します。私、バリバリの認知症です。今できることを一生懸命やる。それが私のモットーです」
長崎に暮らす太田さんは、53歳でアルツハイマー病と診断されました。落ち込んだ日々もありましたが、あれから3年が経ち、今、太田さんは全国各地で「認知症と明るく生きる」という講演を続けています。
「私は今のところ話はできます。ただ今後どうなるかはわかりません。いずれわからなくなるかなとは思う。でも、自分ができることをやりたいんです」
普段の会話からは認知症のことをまったく感じさせません。しかし、日々その症状は進行しています。発症したのは40代後半。
太田さんは長年、子どもの福祉と関わる仕事に従事してきました。
しかし、最初ちょっとした物忘れが多くなり、次第に書類のミスが増え、やがて得意だった会議の進行もできなくなっていきました。
「ものすごく不安でした。何でこんなことになったんだ、と」。ついには職場を休職することに。家で一人、悶々とする日々が続きました。
転機となったのは主治医の勧めで行ったデイケアでの、お年寄りたちとの出会いでした。病気や障害があっても明るく過ごすお年寄りたちの姿を見て、太田さんの中で何かが変わりました。
「不安というものがなくなることはない。今までのものがどんどん消えて行く状態ですから。しかし、だからこそ、今を楽しむことを大事にしたい」
「認知症と明るく生きる」講演会を行うようになったきっかけとは。
太田さんが主治医に語った言葉です。「くやしいけれど、昔と同じようにはできない。しかし今、私にできる範囲のことで何か社会的なかかわりが持ちたい。『役割』があることが生きる張りにつながると思う」
主治医・菅?弘之先生のコメント。「認知症になっても、人や社会と関わって生きたいというのは、誰もが共通して持っている気持ちだと思います。でも実際には本人たちは社会の中で生きることが難しくなってしまっている。そこにギャップがあるから本人も苦しいし、周りの人も苦しんでいる」
その日の講演終了後、太田さんはこう話してくれました。
「いろんな方と会えて、いろんな話ができるということは本当に代えがたい。まだまだいろんなことができるんじゃないか、そういう気持ちが湧いてくるんです」
番組に出演後、太田さんには講演会の依頼が殺到し、以前にもまして人々と触れ合う多忙な毎日を過ごしているとのことです。その思いは、確実に多くの人へと伝わり始めています。




太田さん、忙しく毎日を楽しんでいますか?私はいきづまると太田さんの本を手にとり、言葉と写真の笑顔に、力をもらっています。私は高齢者介護の世界で働いていますが、自分の記憶障害も自覚しています。まだ、今のところ働けていますが・・・。上司にも事情を話しています。支障が出るようになったら、辞めるつもりです。
「今できることを精一杯やりたい。」私もほんとのほんとに同感です。(43才・女)
こんにちは。
私は、9月「ハートをつなごう」の「認知症の回」を視聴したものです。
みなさま、当事者さん、支援者(夫婦)が笑顔で生活をしていることにとても感動いたしました。
太田さんの公演のVTRを出来ることをやればいいのですね。
私は、「発達障害」という障害を持った、26歳です。
まだ、社会復帰は出来ておりませんが、まず後輩のために出来ること、そしてその未来ある後輩が、笑顔ある社会を目指し少しずつ、活動をしながら、私も社会復帰を目指したいと思います。
それでは。