
宿題の思い出

小学4年生と3年生の息子がいるが、毎日、家で宿題をしている姿に感心する。量も多く、よくぞそれだけのものを日々こなせるなあ、と思う。
僕は、宿題は一切やらなかった。というよりできなかった。比較的できる国語の宿題も、きちんとこなせる力量はなかなかなく、4年生のときなど、毎日、担任の先生に怒られていた思い出がある。
それを考えると、毎日、宿題に頑張っている子どもたちを見ると、それだけで感動してしまう。それで、3年生の息子の漢字ノートを見てビックリしてしまった。
漢字はひとマスひとマスに収めるように、送りがなはひとマスに2文字ずつ収めるように、きちんと指定がしてあり、わざわざ例のプリントが貼り付けてあった。
普通なら簡単なことかもしれないが、こういう風に書き方を指定されると、僕などはとても手が出せない。
恐らく小学校時代の僕なら、この指定通り、マスを埋めることに神経を使い過ぎて、本来の目的の「漢字を書く、覚える」ということがおろそかになってしまい、指定された分量の宿題をこなせることは、絶対にできなかっただろう。
だったら無理をせず、マスの書き方など気にせずに書けばいいのだが、そうしないと怒られる、注意される、と思うと、子どもの立場からは、自由にのびのび書けない。実際にその指示を無視すると、現実に注意されるのだから。
そう言えば、いろいろなことを思い出した。先生は、細かいところで、自分の意にそぐわないと、細かく注意をしてきたものだ。答えが合っていても、書き方が悪いと、注意をしてくる。「頑張って回答したのだ、それも答えが合っているのだ、素直にそれを誉めてくれよ!」と何度心で叫んだことか。
現実に、この指定通りできず、苦しむ子どもたちは多いだろう。僕は、できないこと、苦手なことを放っておく必要はないと思うが、無理してやる必要はないと思っている。
ノートを整理整頓して使うことを身に付けさせたい、という狙いもあるのだろうが、先生たちのサポートがないと1人ではできない場合は、同じ宿題でも、分量を気にせず、できるスキルで無理なくさせてあげたい、と思う。
「宿題ができる」ことも大切だが、やろうとする姿勢の方が大切ではないか。毎日できない量の宿題が出ると、日々こなせず、それが精神的な負担となり、全ての気力を失ってしまうのだ。僕はいじめ以上に、この「宿題地獄」が辛くて仕方なかった。
「他の人はどうあれ、僕には無理なんだから、先生は『大橋君だけは、宿題をやらなくてもいいよ』『全部やらなくてもいいから、ここだけしなさい』とか言ってくれないのだろうか」といつも思いながら、それを言い出せずに毎日怒られる自分がまた、嫌だった。
こんなことを書くのは、現実に、「宿題がなかなかできない」「宿題が多くてこなせず、先生からしょっちゅう怒られる」「親が宿題をしないことに厳しい」などの話を、一般的な意見として、未だにいろいろなところで聞くからだ。
学校で授業を受けるだけでも辛い子どもたちにとっては、さらに大きな壁を与えられる宿題は辛いだろう。子どもたちひとりひとりの特性に合わせて、親が先生と相談して宿題の量や内容を考慮したりしてあげないと、子どもにとっては大変な重荷になると思う。
…そう言えば小学校のころ、ウチの親父はこう言っていたっけ。
「家に帰って、ノートと教科書を開いて、よしやるぞ、と思えばいいんだ。それで問題が分からずにノートと教科書を閉じて、白紙で出しても、それは本当の白紙じゃないんだ」
メチャクチャな論理だが、それには意を強くしたな。今思えば、そのノートに親が「何も書いていませんが、子どもは努力しました」なんて書いてくれていたら怒られずに済んだのになあ、と思う。




大橋さん、こんにちは。
私は、小学生のとき、1年間くらい、宿題をしなかったことがあります。
毎朝、毎朝、先生にしかられる、と、ドキドキしていました。けれど、先生は、私をしかりませんでした。嬉しかったです。
毎晩、やろうとするのに、やりたいのに、できないというお気持ちが、すごくわかりました。
私の場合は、心は葛藤していて、体が動かなかったです。
だけど、先生に何もしかられず、そのまま、1年くらいたったときに、鉛筆を持ってみると、少しずつ、宿題ができるように、なりました。
みんなより、のんびりさんで、26歳のときに、大学に通い、卒業することができました。
卒業論文も、1日3行しか、書けなかったりしたのですが、大学を卒業して、4年後、不思議と、言葉が書けるようになりました。嬉しかったです。
大橋さんのブログを読んで、私も、思いだしてしまいました。
お久しぶりです、大橋さん。
年賀状、ありがとうございますね。
(今年は、昨年亡くなりました祖父、喪中だったのが、連絡してなく、すみません。)
家族そろった、大橋さんファミリーからは、元気いただきまして、まだまだ未熟者ですが、週に5回、マンション管理、清掃、老人ケア施設研修してます。
宿題の頭抱えるの、お気持ちわかります。
自宅から、パソコンはみず濡れ壊れましたが、スマートフォンから、ときどき読ませていただきます。
(昔、携帯電話技術者.....大好き携帯電話。でも、し過ぎないよう。)
大橋さん。
ご家族みなさん、健康にお過ごし下さいね。