
手話でおしゃべり 楽しんでみては
今年から教育TV「みんなの手話」で講師を務める小椋英子さんに、ご自身と手話のかかわりを教えて頂きました。
言葉から人へ、関心が移っていった
高校生のとき友達から誘われて手話の学習会に参加したのが、手話を始めたきっかけです。最初のうちは手話という自分にとって未体験の言葉を覚えること自体に興味がありました。しかし、次第に関心は「人」に移っていきました。人と通じ合えること、それが楽しみとなったからこそ、夢中になれたのだと思います。 やがて私は手話通訳の仕事に就き、それと同時にろう者が抱えている苦労も知りました。例えば、企業で手話通訳をしたときのこと。そこで働いていたろう者は、周囲の人たちから「アイツは協調性がなくて勝手。だって同僚の輪に加わろうとしないから」と思われていました。しかし本人に話を聞いてみると、みんなの話しが盛り上がっているのに、一人その内容がわからないから話題に加われず、身の置き所がない。仕方なく一人で行動しているということだったのです。それを伝えてあげたところ、職場の人たちは「なんだ、そういうことだったのか」と合点が行くようになりました。 ろう者が生活で苦労するのは、耳が聞こえないからというよりも、周囲の人々とのコミュニケーション不足が原因になっていることが多いのです。逆に言えば、手話によって通じ合えば、解決できる問題もまた多い。だから話すことって、本当に大事なんです。手話通訳をして一番嬉しいと思う瞬間も、ろう者が「おかげさまで今日はとっても話が弾んだわ」と言ってくれるときです。
コミュニケーションは楽しいもの
ただし、分かり合うことが大事と言いましたが、一緒に暮らすとまた違いますね。私の夫はろう者なのですが、例えば子どもがようやく寝つこうとしているときに、夫がバタン! とドアを大きな音で閉めるんですよ。「もう! やっと寝たのに何するの?!」。つい私は怒ってしまうのですが、夫曰く「そんなコト言ってもわ からないよ……」と。コミュニケーションって、やっぱりすり合わせですね。特に夫婦間では(笑)。 番組「みんなの手話」に関して、タイトルにもなっている「みんな」という部分が大事なのだと思っています。ろうの人、聞こえる人、どちらか片方ではなく、お互いが、普通に話せるということが。ですから、これから手話を学ぶ人へは、「コミュニケーションを楽しんで欲しい」と言いたいですね。いくつ手話の型を覚えたとか、カタチにこだわるよりも、自分の気持ちを相手に伝えられたか、相手のことが少しわかったとか、そういう喜びを、大切にしてもらえるといいなと思います。だっておしゃべりは楽しいものですから。
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小椋先生の『みんなの手話』での、初めのあいさつがとても好きで、ここにリンクしてきました。
話す言葉も、手話での会話も、人って出るのだなぁと、改めて感じています。
わたしは手話を独学で始めたばかりですが、いろいろな手話の情報を見て、これからも飽きずに続けていければと思います。
がんばってください。
初めまして。福岡在住のろう者です。
本日の福岡での記念講演ですが、拝聴する事をとても楽しみにしております。小椋さんが20歳で通訳士を取得されたなんて凄いパワーの持ち主ですね。ろう者にとって通訳士養成に心強いです。
講演は大変でしょうが頑張って下さい。
それから、帰京する前に博多ラーメンを是非、食べて下さい。コラーゲンとパワーをもらえますよ。