
夏の終わり
夏はいつもあっという間に過ぎていく。
「夏だ、海だ、オンナノコだ!」 若いときの夏は刺激的にハッピーで、ビーチボーイズとベンチャーズが一緒になってノッテケノッテケとあおり立て、加山雄三は一日中湘南の海でウクレレを弾きまくっていた。
江ノ島のサザエの壺焼き、札幌大通公園のトウモロコシ。短いひと夏は手当たり次第に味わい尽くす。
高度経済での躁状態の、青春の夏だった。(春と夏がゴッチャなのも気分です)
というわけで、いまだに夏になるとその気分が騒ぎ出し、エイヤッと三日の休みを取ると車に愛犬マロンと缶ビールとカメラと福永武彦全集と、ついでに奥さんも放り込んで、一路、高原に向かった。
若いときは海で、年取ると山、というのは姥捨て信仰の呪い、ということではなくて知人の山荘を借りることが出来たからなのである。
とはいえ、出発するや例によって大渋滞。
「なんなんだ、この車の数は」「よっぽど暇な連中ばかりなのか」「CO2削減をなんと考えているのだ」
すべて自分をはずしてわめき散らすのも毎度のことである。
以前は助手席の奥さんが道路地図を手にして案内した。
「あ、そこ右だった」「アホッ、過ぎてから言う奴があるか」
「エートこの先、右かしらそれとも左?」「アノナー、ここで蛇行してどうする」というわけで道中の車内は、アホッ、バカッ、マヌケッの怒号が飛び交うのも常だった。
今はナビである。「700メートル先、信号左です。スーパーが目印です」タイトスカートに眼鏡の怜悧な女性が(あくまでイメージね)運転席右からささやく。「はっ、わかりましたです」最初の頃は結構緊張したものだ。
高原に着いた。
子供達が小さい頃は遊園地や虫取り、プールとそれなりに場所を選ばなければならなかったが、今や夫婦ふたり、高原の空、緑、空気が何よりだ。
標高千メートルを超すと日射しはきつくても木陰はからりとさわやか。山荘の蛇口からほとばしる水は、引き締まるような冷たさでいつもまずその水をごくごくと飲む。のどをなめらかに流れる水が高原の歓迎儀式。
ベランダにデッキチェアを出して缶ビール片手の読書。奥さんは山荘近くの小径に咲く花を、身をかがめてはデジカメにとっている。
子供が小さかった頃はこんな余裕はなかったものなあ。接写モードに切り替えないからほとんどピンボケ。マ、どうせ老眼気味だからどうって事はない。
「金はない。が、時間はある」の、これが正しい過ごし方だ。
若いときは怒濤のように夏を駆け回った。今はゆったりと時間の流れに身をまかせて過ごす。そうして高原の一日がいつしか終わっていく。
そう、夏という季節にだけ、「終わり」がある。
ある日、ふと「あ、夏が終わった」という確かな思いに駆られたことはないだろうか。いつもと変わらない日射しなのに、何か胸の奥の方でコトンと音たてるようにして「夏の終わり」を実感する瞬間。
それはいつも、もの哀しいような喪失感を伴って訪れる。
夏に出会った少女の面影、ほの暗い図書館のカビくさいたたずまい、人影まばらになった海辺、胸を締め付けるヒグラシの鳴き声。
その時、「あ、今年の、わたしの夏が終わった」 そんな風にして人は毎年、人生の一時期が確実に過ぎ去ったことを確認する。
夏だけに「終わり」はくっきりと訪れる。
春は、いつの間にか旺盛な夏に飲み込まれ、秋は冬に怯え、冬は桜色に染め上げられると、そこはもう春だ。
夏だけに「終わり」があり、その時、人は何かを確実に喪失し、それを埋め合わせるようにして自分の深いところを成長させていく。
夏はそんな季節だ。
わが人生、わが夫婦も「夏の終わり」
子供達は巣立ち、放物線を大きく描くようにしてふたりだけの暮らしに戻ってくる。
そう、夏が終われば今度は「実りの季節」 秋である。
わが夫婦の人生も収穫の時期になるのだろうか。しみじみと奥さんの肩に手を伸ばす。
「バシッ」「イテッ」「あら、蚊がいたのよ」
夏が終わった。




町永様、皆様こんにちは。クマです。
写真を見て笑いました。奥様のしっかりとした足取り、町永様がんばって追いついてください。
さて私はこの夏ほとんどどこにも行かず実家と自宅で寝て過ごしました。心が何の興味も持たなくなってからほぼ一年。今は何に対しても不安や恐怖を感じる日々が続きます。心の寿命がつきてしまったのではと考えたりもします。そんなときは何も考え込まず、ゆっくりのんびりしていこうと思います。そしてここに来て町永様や皆さんとお話しするのが楽しみです。
夏の終わり、これから虫の音を楽しむ季節に入ります。実りの秋到来ですね。
さて、これからどう生きていこう?今と変わらずゆっくりのんびり生きていきたいですね。
町永様、皆様どうぞお身体を大切にお過しください。では、失礼します。
マスター&皆さま、こんにちは
大阪の林です。
しばらくご無沙汰していましたが、いかがお過ごしですか?
マスターは奥さまと高原に行かれたんですね。
写真に写っている青空が本当に夏の終わりを告げていて、
季節が変わる日本だなぁと改めて感じました。
大阪もようやく朝晩涼しくなってきました。
こういうときにこそ、夏の疲れが出やすいので皆さま、お気をつけくださいね(#^.^#)
な~んて書いてる私が、お盆あたりから命日症状みたいな
感じで不調な日々が続いていました。
社会復帰のリハーサルに、ちょっとバイトに行ってみようと
いうことで行ってみたら、更に悪化・・・
これには参りました(^^ゞ
ここ数ヶ月すこぶる調子が良かったので、
『よっしゃ~、復活!』とばかりに動き回っていたら・・・
ツケがやってきた・・・そんな感じです。
主治医の先生には、『やりすぎないように・・・』と
以前から言われていたんですが・・・(^^ゞ
体は動くようになったものの、心は全然ついて
いってなかったデス・・・
ということで、また1つ発見でした。
PTSDを甘く見てはイケナイ!
いつ何どき、症状が顔を現すか分からない。
ここにきて、再びスローダウンを余儀なくされている
今日この頃です。
以前みたいにバリバリ仕事が出来なくなったことや
全ての動きが“カメ”になってることなどなど
昔の私とは全然違う今の私にがっくりきたり、
戸惑ったり、悩んだり・・・
そして、たどり着いたのが『もしかして、これが
本当の私?』・・・でした。
今までの私は、育ってきた環境で否応でも、
そうせざるを得なかった私で
本当の私は、本来もっとノロマでぼーっしてるのかも・・・
そんな風に思えました。
本当の私にはまだまだ違和感があってなじんでませんが(笑)
少しずつ今の私を受け入れていけたらなって
思っています。
皆さま、これからもよろしくお願い致します。
町永さん、クマさん、林さん、カフェにお越しの皆様、お久しぶりです、
ヒロミ&レン&リノです。
悪夢のような(苦笑)レンの夏休みがようやく明日で終わります。
町永さんと奥様との会話よりもさらに多くレンには「アホかお前はっ」
など日課のように怒鳴りつけておりました。
旦那そっくりないい加減さが(笑)出たときなど
私の怒りはピークです(^^;
あ、我が家は、唯一旦那が5連休をとれたお盆期間、
なんとリノが寸前に突然入院してしまいました。風邪からきたようですが、
「クループ」という
症状で、悪化すると呼吸困難の恐れもあるとかで夜間救急から
そのまま入院、幸い早く回復し4泊で退院できましたが、疲れました~
ダウン症とはいえすこぶる元気に育ってきてくれた
リノなので、ちょっとなめてました、私。大事に至らず元気になって
ひと安心しております。
クマさんも、林さんも不調のようですね。私が
言うのは
生意気ですが、どうぞ、のんびりと、疲れすぎないペースで
歩いていきましょう。って、自分にも言い聞かせているかも・・・
やりたいことだらけで日々セカセカしております。
町永さん、最愛の奥様登場ですね♪
子供たち独立の後、夫婦で仲良く旅行なんて
うらやましいです。正直今自分には想像がつきません(--;
夫婦二人なんてなったら余計イライラしそう~なんて。まあ、
うちはリノがいるからそれで成立するかもしれないですが。
子はかすがい、とはまさにリノのことかも~
最近めったにPC開けません、次来れるのは
いつになるかわかりませんが・・・
またきま~す。忘れないでくださいね☆
イヤー、皆さんお久しぶり。このカフェも、お盆休み状態だったのが、そのまま、開店休業のようになってしまった。
でもクマさんもはりきり林さんも、ヒロミママも、みなさん「心の夏バテ状態」だったのかもね。クマさんの言うように自分でゆっくりのんびりと声をかけながら乗り切っていけばいいんだろうな。
林さんも自分で突っ走り過ぎってわかってはいるけれど、そうもしていられないという使命感が強かったのだろう。でもね、大切な事は途切れず粘り強くという事もある。じっくりゆっくり、クマさん流で行こう。
ヒロミさん、リノちゃん、大変だったね。子供っていつでもハラハラドキドキのワンダーワールドだ。ほんとうはヒロミママも眠れぬほど心配していただろうに、このカフェに来ると、とてもからりと明るい。
子育ての最中って、子供からエネルギーをもらって夏でも何でもこいって言う感じなんだろうな。
やがて、嵐のような子育ても終わって夫婦、二人きりになると、怖いゾー、何を話せばいいのだってね。
だから、今のうち、いっぱい子供と旦那に八つ当たりして楽しんでおいた方がいいのだ。
さて、秋だ。このカフェも、おいしい飲み物と軽食を用意するから、ジャンジャン来てくださいませね。
マスター、クマさん、ヒロミさん&皆さま、こんにちは
大阪の林です。
ほんとにこの夏は絶不調(?)だったんで、自分でも
どうなってしまったんだろう?と不安一色でございました。(笑)
で、クリニックに行って主治医の先生に
『せんせ~、私どうなってしまったんやろう?
全然あかん・・・前に戻ってしまったみたいや・・・』
な~んて泣きそうになりながら言ったら
『あー、それお盆反応ね。この時期はそういう症状が
出るのよ。命日症状とおんなじね。』
と、あっさり言われ、
『うちの実家は神道なんですけど、関係ないんですねぇ~』
なんて言ってた次第です。(#^.^#)
恐るべし、お盆反応&命日症状です(@_@)
ところで私、このカフェの雰囲気大好きなんですよ。
のんびりできるし、ボーっとできるし、色んな方とも
おしゃべりできるし・・・
マスターの仰るように、ゆっくりのんびり長く続けられるように
活動していきますね。
あせる必要なんて最初からなかったんですよね。
今月は“旬”の月なんで、『自死』という言葉が
飛び交っていますが、最近、自殺防止って
どういうことなのか? 生きるってどういうことなのか?
深く考えるようになりました。
生まれてからずっと、『生きていることは当たり前』のことでした。
でも、母のことがあってから当たり前のことでは
なくなりました。
何故、生きていなければならないのか?は
今の私には答えが見つかっていません。
ただ、1つはっきり言えるのは、夜眠っても
ちゃんと心臓は動いていて、息もしていて、
朝目覚めると、生きているということです。
これってやっぱり神業ですよね!
自分の意志だけで、今こうやって生きているわけではない。
遺族の仲間とは、『私ら、生きてるだけで十分やんな~』
なんて言ってますが、ほんとは全ての人が
生きているだけで十分なはずですよね。
まずは、そこがベースなんじゃないかと・・・
生きているだけでOK!
私たちは、ほんとはもっとステキな社会を創れるはず
どんな状態であっても、お互いの存在を大切に
できる社会がいいですよね~(^^♪
マスター、涼しくなってきたので、今度は大好きなホットココアをお願いしますね!
そうか、林さん、お盆&命日症状だったんだ。
そもそもそんな症状がある事も知らなかったし。
主治医とのやり取りもクスリ、と来るユーモアにあふれているけれど、きつかったんだろうなあ。
はりきりすぎ、林さん! とイエローカードを出しても、当の本人がそんな事は承知の上での、走らざるを得ない気持ちだったのでしょう。
9月10日は「WHO世界自殺予防デー」
このカフェのオーナーは、世界的に有名なイイカゲンなオッサンだけど、この「自死」の問題は、いつも、しっかりと考えようと力を込めてしまう。
14日には東京のビッグサイトでライフリンクの主催する「自殺対策」のシンポジュームに参加する。
こればかりはゆっくりのんびりというわけにはいかない。
林さんはなおさら、そんな気持ちだったに違いない。
その万分の一の気持ちかもしれないが、代わりにしっかりと語り合ってきたい。
マスター&皆さま、こんにちは。
またまた林です。
ついにやってきました『WHO世界自殺予防デー』
「今年も来たなぁ~」なんてボーっとしながら考えてます。
実は実は、こともあろうか今日は私と旦那さまの
結婚記念日でもあるのです。
世界自殺予防デーが9月10日と知ったときは
マジでびっくりしました。 ウソみたいやぁ~って。
ちなみに6回目の結婚記念日。
ほんとに色々ありました。 たった6年の間に
両家あわせて、向こうの世界に還っていった人がたくさん。
中でもやっぱり母の死が一番打撃が大きかったです。
それがきっかけでPTSDになって、ぶっ倒れてた私を
支えてくれた旦那さまとそのご両親には感謝してもしきれない
気持ちでいっぱいです。
昨日の夜、旦那さまと結婚記念日にはどこに行ってたとか色々話してました。
大抵沖縄なんです。私が仕事でシアトルに行ってたときなんて
旦那さま1人で沖縄に行ってました。(^^ゞ
去年は波照間島。ゆったりとした時間の流れに
すごく癒されました。
そして今年はというと・・・
マンションから目と鼻の先にあるのに、まだ
行ったことのない『鶴橋の焼肉』です(#^.^#)
本当は毎年旅行に行くんですけど、今年は
旦那さまが大学院の論文を仕上げる年なんで
旅行はおあずけ!
・・・ということで鶴橋の焼肉をリクエストしました。
本当はお肉はあまり得意じゃないけど、(特に
牛肉)ここはやっぱり話のネタに行っておくべし!
マスター夫妻からしたら、私たちはまだまだ
ひよっこな夫婦ですけど、こうやって起こってくる
現実に1つ1つ取り組みながら育てていくのが
『夫婦』という形なのかなぁ~なんて感じてます。
9月14日のシンポジウム、私は行けないんですが
友達が行くって言ってました。
マスター、ライフリンクの皆さんによろしくお伝え
くださいね。
大阪での全国キャラバンで宣言したことが、今
少しずつ形になってきています。10月に新しく
遺族が集える場が増えることになったんですよ。
大阪も捨てたもんじゃないわぁ~(^^♪
代表の清水さんには、本当に本当に心から感謝してます。
遺族でもないのに、何故あそこまで頑張れる
のか私にはナゾであり、尊敬もしてます。
林さん、結婚6年目、おめでとうございます。鶴橋の焼き肉、いいですねえ。しゃれた高層ホテルのレストランというのも、もちろんいいでしょうが、そんな風に夫婦の歳月の実質というか、確かさというか、焼き肉、楽しむぞおの意気込みに、かえって夫婦の絆の自信を感じるなあ。
6年目は「鉄婚式」だそうな。すごいね、鉄人28号と、29号の結婚みたいだぜ。意味不明。
オレンチなんか、もう銀婚式もとっくに過ぎてますからね、結婚記念日なんて、もう何の感慨もなく、まだ続いてますねーなんて感じ。
でも、その感じって、なんか居心地いいところもあるんですよ。
でもそれは男だけでね。奥さんはやっぱバラの花束とレストランでのしゃれた宵を期待しているみたいです。
「ケッ、釣り上げて干物になった魚にどうすればいいんじゃい」というのは禁句ですぞ。世の男性諸君。
町永様、皆様こんにちは。クマです。
低空飛行の日々が続いています。調子はよくないけれど何とか生きています。ゆっくりのんびりと歩いていきます。
町永様、「自殺対策」のシンポジュームいかがでしたか。一部新聞やテレビで報道されましたが、その結果がもう少し知りたく感じています。
そうそう明るい話題で国枝慎吾さんの車椅子テニス金メダルに喜んでいます。五冠達成とのこと、すごい人もいるものだと思っています。
急に季節が変わり始めました。町永様、皆様お身体を大切にお過ごしください。では、失礼いたします。