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ハート ネット ピープル

借金自殺を防ぐ取り組み


奄美市役所に勤務する禧久(きく)孝一さんは、市民生活係長を務め、市民のさまざまな生活相談にのっています。相談の半数近くは、多重債務に関するもの。複数の業者から借金を重ねて多重債務に陥ると、精神的に追い詰められて自殺を考えることもあります。相談には、慎重で迅速な対応が求められます。厳しい取り立てなどで相談者が追い詰められている場合、キクさんはなるべく早く法律の専門家に連絡をとり、債務整理を依頼します。弁護士や司法書士といった専門家が相談者の依頼を引き受けて、業者に通知を出せば、取り立てが止まるからです。「借金自殺は未然に防げると思いますよ」と語る禧久さん。実際、18年間で6000件の多重債務の相談に乗り、その後に自殺した人は1人もいません。
キクさんの相談への対応にはいくつかポイントがあります。一つは、法律の専門家と連携し、確実に相談者を引き継いで債務整理のメドをつけること。もう一つは、市役所の他の課と柔軟に連携して、できる限り生活の建て直しまで支援することです。
厳しい取り立てに追いつめられて、子どもと一緒に自殺を考えていた女性がいました。禧久さんは弁護士に連絡して債務整理を依頼しました。しかしそれだけでは心配でした。借金や取り立てが原因で女性は精神的に不安定になり、子供に辛く当たってしまう状態でした。子どもは不登校に陥っていました。家庭環境を改善しなければ。禧久さんは市役所の“青少年支援係”の職員に頼み、家庭訪問してサポートしてもらいました。今では債務整理も終わり、母子は平穏な日々を過ごしています。
「困難でも、この世でできた借金で、解決できないものはないと思います」と語る禧久さん。禧久さんの活動は、多重債務対策や自殺対策のモデルとして、全国から視察や問い合わせが続いています。

コメント

 嬉久さんの取り組み方の姿勢に同じ奄美市民として救世主的存在と敬服しています。
 人は何時も安泰な生活で過ごせない諸事情も有ります。
 努力無しで安易に不法なお金を借りたり、やも得えずに高額な利子のお金を借りた中で取り返しの付かない状態に陥ります。
 何度も見かけた光景ですが、パチンコ店の近くに消費者金融の自動支払機が設置されてあり、パチンコ店から駆け込んでカードで借り出したらしく、数枚のお札とカードを握りパチンコ店に戻る女性や銀行のキャッシュコーナー的に
利用している出入りの女性が目に付きました。
まず、自分の心一つではないかと痛感しました。

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