
息子の自閉症を受け入れ、子育てを楽しむ
1983年に公開された映画『アイコ16歳』。この映画の原作者・堀田あけみさんは作家として活動する一方、大学院で教育心理学を修め、心理学者として教壇にも立ってきました。そして、もう一つの顔が自閉症の子を持つ母親です。
――どんなお子さんですか
「かわいいです。にこにこ笑って、表情が豊かで、人懐っこくて、愛想もいい、自閉症の子なんです」
堀田さんの次男、海斗くんが知的障害を伴う自閉症と診断されたのは3歳9ヶ月の頃でした。
海斗くんは1歳でしゃべり始めましたが2歳を過ぎても言葉の数は増えず、やがて話すことすら少なくなっていきました。
一方、文字はしっかり認識しており、誰も教えていないのに50音の積み木を正確に並べることが出来ました。普通、子供はまず聞いたり話したりする能力が発達し、それから字が読めるようになります。しかし、海斗くんの場合は話す能力が発達しないうちに字が読めるようになっていたのです。
言葉の発達の順序が正しくない時、脳の機能障害の可能性がある。堀田さんは海斗くんに何らかの障害があるのではと思うようになりました。
発達心理学の専門家として疑問を感じながらも、母親としてはなかなかこの問題に向き合うことが出来ませんでした。
また、夫の玲さんに相談するも、ちょっと言葉が遅いだけではないかと堀田さんの話を聞こうとはしませんでした。しかし、幼稚園の面接をきっかけに海斗くんは専門的な検査を受け、その結果、自閉症と診断されます。
海斗くんは幼稚園に入園しましたが、なかなか幼稚園の生活に馴染めませんでした。聴覚過敏という問題を抱える海斗くんは、子どもの泣き声や怒った声が大嫌いでした。そのため、友達が泣くと叩いたり蹴ったりしてトラブルを起こすようになりました。
堀田さんは集団生活に慣れさせることが重要と考え、その度に海斗くんを強く叱り、友達に謝ることを繰り返し教えました。
幼稚園の先生も聴覚過敏が原因のトラブルを未然に防ぐように気を配り、年長になった頃には海斗くん自身も人に迷惑をかけずに嫌なことを乗り切る方法を身に付けるようになりました。海斗くんは集団での遊びや運動に参加し、友達と一緒に過ごすことを楽しめるようになりました。
今、海斗くんは小学校の養護学級の2年生。堀田さんは毎日迎えに行き、帰り道で1日の出来事を聞いて、良いことは極力ほめてあげるように心がけています。
自閉症という障害と向き合いながら海斗くんと歩む堀田さん。今は海斗くんに身の回りのことを一つ一つ根気強く教えています。いますぐ出来ないことでも繰り返し教えれば、海斗くんはいつかきっと自立する力を身につけてくれると信じています。




はじめまして。私は、二児の母です。長男は今3歳です。先月、長男に対人面での障害があるということがわかりました。おそらくアスペルガーだと思います。以前から、もしかしたら・・・と思うところがありました。私自身、現在小学校で講師をしていて、障害児学級の子供たちと関わることもあり、「うちの子も同じだな」と感じることがあったので、なお不安になっていました。発達障害のことを自分なりに勉強しました。覚悟はできているつもりでした。しかし、いざそうとわかると頭では分かっていても、「何がいけなかったのか?」「これからどうなっていくのか」どうしようもない不安でいっぱいになりました。毎日悲しくてふとしたことで涙がこぼれます。寝ても覚めても、この事実は変わらない。あの子に明るい未来はあるのだろうか?だけど、前向きに考えなくては!まだ3歳、今から療育していけば、きっともっと成長してくれる。そんな不安と希望の毎日です。そんなとき、図書館で堀田さんの「発達障害だって大丈夫」を見つけました。読んでいて今私が思っていることと同じことが書いてあって・・。また泣きました。だけど、読んだらなんだか気持が少し軽くなりました。以前、職場の研修会で「お母さんが幸せでなければ子供も幸せではない。先生が楽しくなければ生徒も楽しくない。」という話を聞きました。今、私が幸せか?と考えるとわかりません。これから、いろんな壁を乗り越えて行くことを考えると不安で押しつぶされそうになります。そして、そんな私が母親で子供も幸せなのか心配です。だけど私も「大丈夫」だと信じたい。今はまだ「楽しみに見守っていきたい」なんて明るくは言えませんが、いつか堀田さんのように「大丈夫!」と胸を張って言いたいです。
私自身が発達障害なので、わかります。私は、成人してから、発達障害の発覚でしたが、皆さんは、お子様達は大丈夫ですよ。療育・支援がいろいろありますから。まあ、でも、発達障害でも、私ぐらいの年齢までは、なんとか生きられます。私は、今、35才ですから。皆で、頑張っていきましょう。応援しています。
四歳の息子が今年六月に自閉症の診断を受けました。先日図書館で堀田さんの本を借り、悲しくて共感し、感動して爽快な気持ちになりました。ただお礼が言いたかったです。事実を受けとめ、本当に泣くのはこれから。
現在5歳の孫(女)が今年の2月頃にアスペルガーと判定を受けました。セカンドオピニオンでも同判定でした。大変なショックを受け この子の将来は一体どうなってしまうのだろうと 夜も眠れないくらい絶望でいっぱいになりました。
それからいろいろネットで調べたりしたのですがやっぱりと当てはまる事柄ばかりでした。
集団になじめない。大きい音が怖い泣く。同年齢子供たちとコミュニケーションが取れない。
物事に対してのこだわりが強い。
母子分離ができていない。
これに関しては 年少時も新学期が始まった現在も母親が一緒に付き添い(現在は母親は別室で過ごしている)1時間位園で過ごしてから一緒に帰宅している。
娘は判定後障害のことを周りに話せないでいて孤立状態です。(園長先生や一部の先生には話しているそうですが)
娘とは同居はしていないのですが、なんとか力になってやりたいのです。
それからこの障害はこれから適切な療育をうければ将来目立たなくなると何かで見ましたがそうなんでしょうか?
でもそのためにはいったいどうしたらいいの?と娘は言うのです。
とくに孫が言うことを聞かなかったり、こだわりを強く示す時などは 言ってはいけないようなことを言ってしまい、その自己嫌悪に陥ることもたびたびあるそうなのです。
この親子に幸せな未来は来るのでしょうか?