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2013年5月6日(月)放送
「もう忘れない! 中高生からの記憶法」
以前は丸暗記が得意だったのに、最近、勉強内容が覚えられないのはなぜ? 実は、人の脳は成長と共に最適な覚え方が変わるのだ。中高生のキミの勉強の効率をグンッとアップする覚え方のコツを伝授するぞ。
― 番組概要 ―
年齢に合った得意な記憶方法

キミは「昔はあんなにスラスラ覚えられたのに、最近覚えられなくなった!勉強が難しくなったせい?」と思ったことはないか? 実はそれは間違い! 年齢に応じて得意な記憶方法は変わってくるのだ。

小学生の頃までの人間の脳は丸暗記が得意。しかし中高生くらいになると、丸暗記能力よりも「論理だった記憶能力」が発達してくる。つまり、丸暗記ではなく、原因・推移・結果などの情報を関連付けて一緒に覚えてしまうことが中高生にピッタリな記憶方法なのだ。

年齢に合った勉強法

「論理だった記憶能力」が高くなる中高生以上は、逆に言えば論理立った覚え方をしないと忘れてしまうことになる。

論理だった記憶は、入試を勝ち抜く上でも、大きな力になるという。中でも特に覚えなければならないことが多い日本史や世界史の場合、人物、出来事、年代をバラバラに暗記するのではなく、原因や結果など、全体の流れを関連付けて把握することで、より深く記憶に残るのだ。

役立ちツール「忘れな草(わすれなそう)」
【使い方】
  1. 花の真ん中に「出来事」を書く。
  2. 左の葉っぱに出来事の発端となった「きっかけ」を書く。
  3. 花びらに、出来事に関するさまざまな要素を並べる。
    ※そのキーワードは、下から時計回りに、「い」「ど」「だ」「な」「けっか」。「井戸だな、結果」と覚えよう!「いつ」「どこで」「だれが」「何を」「結果」などの出来事に関する言葉や要素を書けばいいぞ。
  4. 右の葉っぱは、その出来事に関する自分の気持ちや、登場人物の気持ちを想像して書く。
    ※感情をこめることで、ただの情報としてでなく、自分の心を動かした印象的な知識として記憶に残るぞ。

このようにひとつの出来事について思い出すきっかけを多く作っておくことで、どれかひとつを思い出せれば、そこから芋づる式にさまざまな情報が引き出せる。
まずは出来事ときっかけ。続いて「井戸だな、結果」。最後に「感情」だぞ!

忘れな草のダウンロードはコチラ▼
忘れな草(シンプル版)忘れな草(文字入り版)

利用例:世界史 フランス革命
  • きっかけ:国王が国民議会に圧力
  • どこで:フランス(地図も付記)
  • だれが:主にパリ民衆
  • 何を:バスティーユ牢獄を襲撃
  • 結果:国民国家の原則を打ち出し、ナポレオン政権が誕生する土台となった。
  • 感情:「お菓子どころかパンもない!貧富差ゆるさん!」
    (王政に憤り、フランス革命を起こしたパリの民衆の気持ち)
利用例:化学 水の化学式

花びらの数やキーワード「いどだな、けっか」にこだわらなくても良いぞ。

  • 花びらの上に元素記号を並べる。
  • 葉っぱの部分に、「王様(O様)に姫(Hime)2人」などと図形から受けた印象や、自分で作った一言を書き加えると、記憶に残りやすい。
利用例:古文 源氏物語
  • 真ん中に源氏物語の主人公の光源氏。
  • 花びらの部分に光源氏に関係する女性たち。
  • 「感情」の欄に「生粋のプレイボーイ!モテモテで羨ましい!」など受けた印象を書く。
ワンポイントアドバイス

「忘れな草」にページ番号を振っておき、書かれた出来事が、どのページの「忘れな草」につながっているのかをわかるようにしておく。こうすれば、ひとつの出来事のみの理解にとどまらず、それが別の出来事とも関係していることが、実感できるぞ。

こうして関係する事柄をどんどんつなげていくことで、一面、記憶の花畑になる。例えば、ある時代の全体状況や、化学反応式における元素同士の関係がイキイキと理解できるはずだ。ぜひ活用してくれ!

「忘れな草」効果的な活用方法

忘れな草をもっと効果的に使うために知っておきたい2つの記憶の種を紹介するぞ。

記憶の種(1)「目と手と口」

いつもただ教科書や参考書を目で読むだけで済ませていたキミは、手を使って内容を書き取ったり、声に出して読んでみたりしてはどうかな?さまざまな感覚を使うことで脳を刺激するんだ!

同じ一度の復習でも、脳により多くの情報を送る事ができさらなる記憶の定着が期待できるぞ。教科によっては「耳で聞く」や「ジェスチャーでイメージする」など、自分にとって楽しいと思える方法をどんどん取り入れていこう!

<花道流 記憶カルタ>

目と手と口を使って記憶を定着させるゲームを紹介しよう。

ルールは簡単! 読み上げられる日本語を聞いて、それに該当する英単語カードを取る。その際に、英単語を声に出して読み上げよう!

記憶の種(2)「ホップ・ステップ・ジャンプ」

人は一度記憶しただけで何もしないと、1か月後にはおよそ2割程度しか頭に残っていないと言われている。しかし、忘れる前に1度復習すると、一旦思い出し、次は最初よりも忘れる速度が緩やかになるという特徴を持っている。

さらに、復習を繰り返せば繰り返すほど、カーブは緩やかになり、忘れにくくなっていくのだ。脳のこの性質に合わせて復習のタイミングを設定するのが「ホップ・ステップ・ジャンプ」方式。復習する期間を少しずつあけていく方法だ。

例えば、新たなことを学んだその日のうちに1回目の復習、そして翌日に2回目、その3日後に3回目、その1週間後に4回目、さらにその1か月後に5回目、というようにスケジュールを立てるのだ。

キミもぜひ実践してみてくれ!