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2013年4月22日(月)放送
「成績を伸ばすカギ! ノート術」
学校の成績を上げるために、必要な決め手、それは"ノートの取り方"。しっかり脳を働かせ、学んだ内容を理解・定着させるためには、単に黒板の内容を丸写しするだけではなく、授業そのものをいきいきと再現できるような工夫が必要となる。この回はキミのノートのレベルを飛躍的にアップさせるノウハウを一挙紹介したぞ。
― 番組概要 ―
「ノート」は成績を上げるカギ

学校の成績を上げる! そのためには、まず何を変えればいいのか?

番組独自で50人を超える、現役の学校の先生にアンケートを取ったところ、全員の先生が成績を上げるカギとして「ノートの取り方」を挙げた。

しかし板書を写しているだけの脳はあまり働いていないという。脳の「ワーキングメモリー」は短期的な記憶を保持して、作業をするのに一番かかわる場所。長い記憶にも関わってくることが知られている。ここを働かせることは、記憶にも残りやすくなるのだが、諏訪東京理科大学の篠原菊紀教授によると、板書を写しているだけでは、手は動かしているけど、頭はあまり使ってない状態だという。

記憶に残るノートづくりをするためには、「花道流ノート術」で紹介したように先生の話をどんどんメモをしながら、関連する情報を線や矢印で結んでいくことが大切だ。

詳しくは、コチラをチェック!

新学期スタートシリーズ「授業が身につくノート術」

新学期スタートシリーズ「授業が身につくノート術パート2」

ノートづくりのコツ

花道流のノートづくりにさらにプラスアルファすることで「授業を再現できるノート」をつくることができる。見返しただけで、授業の内容がすぐに思い出せるようなノートは成績を伸ばす第一歩になるはずだ。コツさえつかめば、キミもできるヤツに大変身できる!

ノートの機能を知る

そもそも授業で使うノートは、「先生の板書を写すだけのモノ」と考えていないか? 実はノートにはさまざまな機能が隠れている。

<ノートの機能>
  • 文字だけでなく記号や図・絵などが描ける
  • 疑問点や解決方法をメモすることができる
  • あとでやるべきことがメモできる
  • 自分の考えや感想を自由に書くことができる
  • 見直すと自分の考え方やミスが確認できる

こんなにあるノートの機能、君はフルに活用していないのでは? これらの機能を意識して、ノートを取ろう!

授業は「ストーリー」と捉える

授業内容は「ストーリー」と考えてみよう。授業を図式化すると下図のようになる。

最初は「導入」。次に「展開」、最後に「終末」。

板書は、そのストーリーのごく一部を書き出したもの。歴史の授業で、年号や出来事だけ板書されていても、それがどういう経緯で起きたのか、どんな意味を持つのかは先生の言葉で語られる。板書と板書の間にあった話をノートに残さないとストーリーは完成しない。つまり板書だけでは、後でいくら見直しても、授業内容を再現できないということだ。

授業を再現するノートを取る3ステップ

【1】ノートは余裕をもって使う

ノートに板書をいっぱいいっぱい書くと、先生の話を書き込むスペースがなくなる。

ノートは1ページずつでなく見開きで使うのが基本。左に授業内容、右には自分の復習やプリントを貼る。

【2】先生の話をどんどん書く

授業内容を書く左ページは、分かりやすいように3分の1ぐらいでライン分け。左に板書、右は先生の話をメモするスペースに。ラインを引かなくても、中心に板書を書き、その周りに先生の話を書き込むなど、自分が見やすいオリジナルを考えるのもOK!

<メモを取るポイントは「接続詞」>

先生の話を全てノートに書き切るのは無理。短く要点だけを書きとりたい。

注目するのは「接続詞」だ。授業はストーリー、すなわち文章読解と同じと考えてみると、文章と文章、言葉と言葉をつなぐ接続詞が大切。

実際授業でも、先生は説明の合間に接続詞を使っているぞ。

★特に注目すべき接続詞

  • 「だから」「要するに」は、結論。
  • 「なぜなら」は、根拠。
  • 「つまり」「すなわち」は、抽象化や言い換え。
  • 「しかし」「ところが」は、逆接。

これらの接続詞の後に、メモすべき重要な内容がくることが多い。接続詞を手掛かりに予測することで、ぐっと簡単に要点を書きとることができるのだ。

あとは、マルや矢印を使って、書き出したものを関連付ける。色を使う時は自分流のルールを決め、一目でわかるようにすれば、授業内容が再現できるノートに近づくぞ。

【3】ノートに自分の感情や疑問を書きこむ

  • 内容に賛同
    →なるほど、すごい、納得!など
  • 内容に疑問を感じた
    →なぜ?、ほんとに?、ウソでしょ!など
  • 内容が理解できない
    →わからない!、後でチェック、など

自分なりの言葉なら、何でもOK!

自分の感情を書き込むことで脳の「ワーキングメモリー」も働き、授業を思い出しやすくなる。

授業が終わったら、まとめを自分の言葉で書くのも忘れずに。これでノートを見返した時に、授業内容がより思い出しやすくなるぞ。

教科別ノートワンポイントアドバイス

現役の高校の先生が教えてくれた、教科別のノートワンポイントアドバイスを紹介しよう。

英語

英文の下に、日本語訳を書くと、見直した時にわかったつもりになりやすいのでやめた方がいいという意見があった。

こそこで、下図のように見開きで英文と日本語訳を分けて書くようにするのがオススメだ。

数学

問題を解くときは1ページに一題とぜいたくに使う。

ここでのポイントは間違っても消しゴムで消さない事。間違いを残しておくことで、あとで見直した時に、自分がどういう考えで間違えたのかがすぐにわかる。

現代国語

授業で習う部分を一度音読し、その印象・疑問・不明点などを3つほどノートに書き留めておく。その上で板書を取りながらメモを取ると、解釈の違いなどが理解しやすくなるという意見があったぞ。