
| 最終回を迎えたビギナーズ、今回のテーマは「推こう」。詩や文章を作るとき、字句をさまざまに考え練ることをいう。俳句作りにおいても重要なポイントになる。とくに、初心者が「推こう」する場合、言葉を飾り立てたり、凝りすぎた表現になったりして、かえってわかりにくくなることがあるという。 そこで、鷹羽主宰がビギナーズの兼題句をもとに、具体的に「推こう」を行う。 |
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| 鷹羽主宰が示した「推こう」のポイントがこちら! | ![]() |
| 今回は、ビギナーズの兼題句をもとに、問題点をクローズアップ。鷹羽主宰が示したポイントを踏まえながら、「推こう」を試みた。 | |
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| ☆ポイント “焦点を絞る” | ![]() |
| この句の作者は、「椿が潔く落ちる」様子を「ぽとぽとり」「洒洒落落」という二つの言葉で表現している。その結果、作者が本当に言いたいことが、どちらかわからなくなっている。そこで、鷹羽主宰は、次のように「推こう」した。 |
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| 「椿が潔く落ちる」様子を「洒洒落落」という言葉に絞って表現した。さらに、鷹羽主宰は上五の季語に注目。「紅椿」の他に、「玉椿」「藪椿」という季語に変更できることを付け加えた。作者が表現したい内容に沿った季語を用いることで、より、焦点を絞ることができるという。 |
| ☆ポイント “言葉を選び抜く” | ![]() |
| この句の作者が見たのは、枯れた椿が水の上に落ちている様子。それが、水の上で椿が咲いているように見えた。その数が多かったため、「おしゃべりす」と表現した。この時、大切なのは、作者の感覚で、見たものや感じたことを言葉にするとき、読み手に伝わる言葉かどうかを考えること。そこで、鷹羽主宰は、次のように「推こう」した。 |
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| 椿が水の上で咲いたように見えた様子を「おしゃべりす」と表現した作者に対して、鷹羽主宰は「笑う」とう表現した。「鳥鳴き山笑ふ」という慣用句にもあるように、「咲く」と「笑う」は字源(個々の文字の起源)が同じ。作者が伝えたかった、楽しそうに咲いている椿の様子を「咲く」と字源が同じ「笑う」にすることで、作者の意図がより伝わりやすくなった。このように、文字の起源を知ることも「推こう」のひとつの手がかりになる。 |
| ●. 推こう」のポイントを踏まえる ☆“言葉は選び抜かれているか” ☆“焦点は絞られているか” ☆“詩情がわかってもらえるか” ●時間をかけて「推こう」する ●“他人の目”で見直す |
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