二百名山一筆書きルート

第3集 2015年10月10日(土)
夏から秋へ・関東~南アルプス19座に挑む
これまでのルート

    帝釈山から関東へと入り、続く女峰山を快調なペースで登った田中。
    かつての職場があるみなかみ町を訪れるが、恩師の遺影への挨拶もそこそこに、谷川連峰・仙ノ倉山へと向かう。

    佐武流山、鳥甲山を登った後、白砂山へ向かうところで、田中は初歩的な地図の読み間違いから、50kmの大迂回を強いられる。
    そこには、少しずつ遅れを見せ始めている計画への焦りがあった。
    岩菅山、黒姫山と登り、危険な岩稜が待つ戸隠山へ。厚い霧の中、幅50cmの蟻の戸渡り、幅30cmの剣の刃渡りの難所を越える。
    続く飯縄山、そして浅間隠山では大勢のファンが田中を待ち受けていた。丁寧にファンにサインをする田中だが、表情は冴えない。
    榛名山、妙義山、荒船山を経て、八ヶ岳の天狗岳へ。その下りで、田中は右足の甲を捻挫してしまう。初めは軽いと思っていた足の怪我は思いの外長引き、山上の山小屋で6日間の停滞を余儀なくされる。
    そこで田中は意外な言葉を口にする。「思うような旅が出来ていない」
    予定が進まない焦り、そして押し寄せる大勢のファンへの戸惑いの中で、歩く原動力になっていた、登る喜びや達成感、そして挑戦する心がいつのまにか失われていたことに気づく。

    ここで田中は予定を変更。当初は秩父や奥多摩の低山へと向かう計画だったが、先に南アルプスへ向かうという。
    痛めた足もまだ完治していない。だが、そこには田中の重大な決意があった。
    去年残雪の中苦難の末、歩き切った南アルプス。そこを歩くことで、挑む気持ちを確認したい、と考えたのだ。

    右足に気遣いながら、御座山、茅ヶ岳を登った田中は、いよいよ南アルプスへ。
    悪天候の中、険しい岩稜が連なる鋸岳を踏破する。
    次に目指すのは二百名山最高峰3026mの農鳥岳だ。

    絶好の天気の中、田中は南アルプスの巨大な懐の中へと入っていく。
    去年、田中を苦しめた南アルプスの峰々を眺めながら登っていく田中。
    そして北岳から続く標高3000m天空の稜線を一人歩くうち、田中はいつしか熱い気持ちを取り戻していた。

    第3集のルート

    ルート地図

    第3集で登った二百名山

    No 山名 標高(m)
    029 帝釈山 2060m
    030 女峰山 2483m
    031 仙ノ倉山 2026m
    032 佐武流山 2192m
    033 鳥甲山 2038m
    034 岩菅山 2341m
    035 白砂山 2140m
    036 黒姫山 891m
    037 戸隠山 1904m
    038 飯綱山 1917m
    039 浅間隠山 1757m
    040 榛名山 1449m
    041 妙義山 1104m
    042 荒船山 1423m
    043 天狗岳 2646m
    044 御座山 2112m
    045 茅ヶ岳 1704m
    046 鋸岳 2685m
    047 農鳥岳 3026m
    これまでのルート
    PDFファイルを閲覧するには、Adobe Readerが必要です。
    インストールされていない場合にはこちらからダウンロードしてください。
    (※NHKサイトを離れます)