週刊グレトラ日誌

今週のヨーキさんとゆかいな仲間たち

2015年10月

2015年10月27日 (火)

今週のヨーキ(9/21~9/27)

9月21日(月)「大無間山へ」

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計画当初は通常ルートである田代側からの登山が、登山道の大規模な崩落があってできないという情報があり、光小屋から寸又峡左岸林道へ降りて、大無間山へは裏側から登る予定だった。しかし、旅が始まり大無間山が近づいてくるなかで、改めて最新の情報を地元の役場や今年大無間山に登っている登山者の登山記録などを、インターネットなどを使って確認した。

すると、登山マップには「通行不能」とあった鋸岳から小無間山の崩落箇所には虎ロープが設置されていて、役場の方からは「入山規制はしていませんが、逆に寸又峡林道は全面通行禁止で林道を経由する登山道も通行禁止にしてます。大無間山へは田代側からの登山をお願いします。」と言われた。

そのため、笊ヶ岳から再び南アルプスに入山後、椹島を経由して、上河内岳に登り、光小屋から寸又峡左岸林道へ下山して大無間山を登り、再び光小屋に戻り池口岳を登頂して遠山郷へ下山するという、かなりのハードな行程だった。特に光小屋から大無間山の往復は2泊3日の行程で、その間は小屋もなく、店もないので3日分の食料を携帯しなくてはいけなかった。南アルプスでは一番ハードな区間だった。

今振り返れば、舗装路と林道歩きの距離は延びたが、荷物の量やテント泊が無くなり、トータルでは体への負担はかなり軽減されたので、田代から登山することができてよかったと思っている。

宿泊した民宿に必要のない荷物を預けて6時半に登山口を出発した。田代側からのルートだから一安心ではなく、通常は1泊2日のロングコース、それをコースタイムの半分以下でいく予定だ。

ピストンになったので、荷物を預けて軽くすることができた。荷物の量が減ったことで、ペースも思い通りにコントロールができた。途中に唯一ある小無間小屋までは杉林の間を抜けていく歩きやすい登山道だったが、小屋を過ぎると鋸岳に差し掛かり、細く急な岩尾根を通ることになった。岩は滑りやすく、アップダウンが続いた。

崩落地が近づくと明るくなり、真新しい崩落地が目に飛び込んだ。前情報では、通行不能とあったのでかなり慎重になっていたが、実際に現場に着くと、自分が想像していたほどではなかった。戸隠山や八海山の方がよっぽどリスクが高いと率直に感じた。しかし、崩れやすい状態ではあったので、ヘルメットをかぶって、落石を起こさないようにゆっくり確実に登った。虎ロープが3本設置されていたが、ロープに頼りすぎるとバランスを崩しやすいので注意しなくてはならない。。

崩落地をクリアーしてから30分ほどで、小無間山に到着した。中無間山~大無間山と比較的緩やかな稜線を歩くのだが、雰囲気ががらりと変わり、南アルプスらしいオオシラビソと苔の多い森が広がっていた。

大無間山は南アルプスの主稜線からはポツンと外れているのに、しっかりと南アルプスらしい雰囲気があって意外に感じつつ、これぞ南アルプスという森林に心地よさを感じた。北アルプスのような稜線からの展望はなくても、ここでは南アルプスらしさがあるだけで十分だ。

山頂には10時前に到着した。シルバーウィークに入り、赤石岳や聖岳、悪沢岳などは大にぎわいだと聞くが、大無間山には数組の登山者にしか会わなかった。南アルプスの中でも、ここだけはいつもの時間が流れていた。

山頂に30分ほどいたが、太陽が雲に隠れると一気に気温が下がるのを感じて、下山を開始した。同じ道を戻っているつもりだが、小無間山への道は歩く方向が変わるだけで、一度歩いたことを忘れるような新鮮さがあった。再び、崩落地を無事に抜けて、足場の緊張が続く鋸岳を抜け、12時過ぎに小屋を通過した。そこからは、歩きやすくなるので、無意識に高まっていた緊張感がゆるんだ。

午後1時過ぎに下山して、民宿に到着した。ほっとしてしまったためか、一気に疲れが吹き出し、駐車場に崩れるように座り込んだ。今年も100の山に登るのだが、リスクの高い山になればなるほど、緊張感や集中力は必要になり、心身ともに消耗する。明日の上河内岳で60座となる。残り40座、これから中央アルプス、北アルプスとまだまだ難所が続く、一つの油断もできない時間はもう少し続きそうだ。

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2015年10月27日 (火)

ヨーキさん観察日誌(9/21~9/27)

9月21日 159座目 大無間山

その山名の由来は「無間地獄」の無間とも言われ、その険しさを伺わせる南アルプスのまさに最深部。ようきさんが旅をスタートさせるにあたり、二百名山の中でも登るのが困難とした山のひとつでもあります。その理由は、山体崩壊によるもの。崖崩れや土砂崩れなど様々な理由で、道は所々途絶えているというのが前情報でした。ようきさんが登ろうとしているルートを見ても、危険マークあり、迷いマークあり、さらには途中の小無間山という手前のピークではルートを示す線が消えています!不安を抱えていたようきさんですが、あらゆる情報を入手し、登頂可能と判断しました。果たして無事に登ることはできたのでしょうか?詳しくは、番組でぜひご覧ください。

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さて、この日の午後、荷物をデポさせてもらった宿で小休憩していたようきさん。民宿のおばさんから茹でたての栗をご馳走になりました。「秋の味覚♪」と栗を頬張ったあと、栗の殻を頭の上に乗せ、「いててててー!」と言いながらも必死に写真を撮っていました。

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2015年10月22日 (木)

今週のヨーキ(9/14~9/20)

9月14日(月)「対照的な山」

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前々日の宿泊地の関係で、今日は久しぶりに1日2座登ることになった。午前中に三ツ峠山を、午後に御正体山を登る。どちらも富士山の外輪山であり、古くから信仰の山としての歴史があるということを登ってみて知ったが、その他の部分では対照的な山だと思った。

この日も山梨県は晴れで天気は安定するとあったが、6時過ぎに宿を出発すると、すぐに見えるはずの三ツ峠山は分厚い雲に包まれてしまっていた。無論富士山も…

8時過ぎに登山開始、杉林のつづら折りの急坂をガンガン登っていく。今日は、昨日腱引き師の先生に調整していただいたのもあり、体にしっかりと力が入った。調子が良さそうだ。

参道でもある登山道には、古い石碑や祠、石像が並んでいた。杉林を抜けると、目の前に見上げるようなどでかい一枚岩が現れた。地図を見ると屏風岩とあり、山頂まで続いているようだ。よーくみるといたるところにボルトやハーケンなどの支点が岩に打ち込まれていて、クライミングの名所であることがわかった。実際にちょうど大学の山岳部の学生がクライミングのトレーニングに来ていた。

以前からアドベンチャーレーサーとしてもクライミングのトレーニングしなくちゃいけないと道具も揃えていたが…なかなか機会を作れず、今日に至っていた。学生がクライミングシューズではなく、登山靴で登っていく姿を見て、自分はアドベンチャーレーサーだから、普段レースで使っている靴でトレーニングをした方がいいんだよな~と改めて感じた。

今日が三ツ峠山だけなら、ちょっとトレーニングに参加させてもらうこともできたな~と思いながら、まずは木無山に向かった。三ツ峠は木無山、御巣鷹山、そして最高峰の開運山の3つの総称。ということで、標高の低い順で木無山、御巣鷹山、開運山の順でまわった。木無山は道の分岐、御巣鷹山は電波搭だけと山頂の雰囲気は全くなく、少し肩を落とした。最後の開運山は最高峰だけあって標識も立派で、山頂の雰囲気はしっかりとあった。また、平日にも関わらず、想像以上の応援登山者がたくさんいて驚いた。
皆さんからの大きな拍手が山頂に広がっていた。

山頂からのドデカイ富士山を期待したが、夏山で疲れた富士山は少しの間おやすみのようだった。それでも、少しだけ待っていると、富士山の頭だけ見ることができた。ありがとう富士山。山頂でもう少し粘ったが、再び富士山が雲から顔を出してくれることはなかった。

午後の御正体山もあったので、10時半に下山を始めた。再び屏風岩に来たとき、クライミングを楽しむ人がさらに増えていて、登る人を眺めているとやってみたくなってしまい、学生の「やってみますか?」の誘いに乗った。

何も持ってなかったので、ヘルメットやハーネスなどを借りて、クライミングのレベルは詳しくないが、どうやら5級(中級)程度のコースを登ることになった。気がつくと山頂にいた応援の方が集まっていて、緊張感が高まった。

初めての人には難しいと言われたように、最初のとりつきでかなり苦戦し、なんとか学生のアドバイスのもと一段乗り越えた時には両腕がパンパンになってしまい、握力もなくなり、結局最後までは行けず途中で断念した。でも、自分勝手にやりきった感じはあり、今までにない寄り道に達成感が満ちた。

学生にお礼を言ったあとは、遅れを取り戻すべくダッシュで駆け下り、そのままの勢いで御正体山を目指した。御正体山の登山口は三ツ峠山とは対照的で、荒れた林道の先にあり、草に覆われていた。10年ほど前に皇太子殿下も登られたことが、記念碑に記されていた。

こちらも、登山道は参道となっていて、番号が印された地蔵様が順番通りに並んでいた。しかし、登山口から尾根に取りつくまでは沢沿いを進むため、いつの鉄砲水かわからないが、登山道は所々流され、地蔵様も流されて無くなっていた。深い針葉樹に囲まれ、さらに霧に包まれていたので、山頂が近づくにつれて薄暗くなっていった。

空腹をこらえながら山頂稜線に出て、山頂までは直ぐだと思っていたら予想以上にアップダウンが続き、まだかまだかと立ち止まらずに歩き続け、パッと樹林帯の中の明るいところに出ると、そこが山頂だった。三ツ峠山と一番対照的だったのは、登山口から山頂まで富士山を見えるような開けた場所がなく、山頂も樹林帯に見事に囲まれていた。御正体山から展望は無かったが、2つの対照的な山に変化を感じて、楽しむことができた。
明日こそは、山頂からの富士山を!

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2015年10月22日 (木)

ヨーキさん観察日誌(9/14~9/20)

9月14日 153座目 三ツ峠山 ~ 154座目 御正体山

再び山梨県に入りました。ここからは富士山の周りをぐるっと周りながら周辺の山々を踏破していきます。この日は久々に一日2座の踏破。最初の三ツ峠山は、3つのピーク、開運山、木無山、御巣鷹山を総称したもの。時間に追われながらも次々と猛スピードで踏破します。そして2座目の御正体山へ。古くから信仰の山で、過去には皇太子殿下もご登頂された山として知られます。しかし、天気は下り坂、この日は富士山が見えることもなく、ひっそりとした静かな山頂となりました。

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2015年10月19日 (月)

ヨーキさん観察日誌(9/7~13)

9月7日 149座目 乾徳山

奇岩が立ち並ぶ乾徳山。最初は樹林帯の登山道も、次第に足元はゴロゴロとした岩が増え、山頂近くになるといくつもの巨岩が現れます。手洗石、月見岩、胎内など、その形を連想させる名前の岩場を楽しそうに越えていきます。そんななかで、ようきさんが気に入ったのは髭剃り岩。形ももちろんですが、その名前が気に入った様子。「僕に必要なのは、髭剃りじゃなくて、カミソリ岩…」と、真剣に(?)答えていました。

 

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2015年10月19日 (月)

今週のヨーキ(9/7~9/13)

9月7日(月)「乾徳山」

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今日はゆっくり登山ができそうだ。なぜなら、乾徳山を登ったあとに和名倉山を登る予定だったが、台風の影響を明日から受けるため、山梨県側で停滞することを決めた。また、小雨の中で山頂が岩山の乾徳山を登ってから、長い行程の和名倉山を登り秩父まで抜けるのは時間的に厳しいと判断したのも、山梨県側で停滞する理由となった。

乾徳山は登山口の徳和の集落の雰囲気や他の山との距離が近いこと、植林地がずいぶん高い所まで進んでいるため、2,000メートルを越える山とは思えない。

深い樹林帯の滑りやすい石がゴロゴロある登山道をどんどん登って行くと、突然すすきが広がる草原に出た。看板があり「扇平」というところだった。標高は1,765メートルと語呂がいい!月見岩という今月の十五夜にはもってこいの場所かもしれない。

さらに進むといよいよ岩場に差し掛かった。最初に迎えてくれたのは、「髭反り岩」という面白い名前の岩。大きな岩が割れた感じで、50センチくらいの隙間が続いていた。一番狭いところで30センチくらいだった。痩せたとはいえさすがに戻るのには苦労し、岩の割れ目の先は絶壁となっていた。

さらに進むと胎内岩やカミナリ岩など面白い名前の岩が現れた。鎖場もあり適度に楽しめる。山頂直下の最後の鎖は、それまでの中で一番長く急となった。ここを登る時はヘルメットがあってもいいかもしれない。もちろん、迂回路もあるのでご安心を。

その鎖を登ると、山頂となる。真っ白い世界だったが、晴れていれば、展望はかなり良さそうだ。下山は登ってきたルートとは違うルートで下山した。

下山後、再び山吹荘へ預かってもらっていた荷物を取りに伺った。するとおばあちゃんが「えっ!もう帰ってきたかい!」と驚いた。ちょっと休んできなさいと言うことで、荷物をまとめながら玄関で小休止した。「ジュースでも飲むかい?」と言われたので、是非と答えると、出てきたのはなんとビックリ、乳酸菌飲料だった。

コップについでもらって飲むと、その間ずっと撮影していたカメラマンにもおばあちゃんが「のめしーのめしー」と連呼する。僕が飲み干すとすかさずおばあちゃんは「のめしーのめしー」と注いでくれた。おばあちゃんの陽気な笑顔にまた元気をもらい。「おばあちゃん元気で!また来ますね~」と言って、今日の宿に向けて歩き出した。乾徳山の魅力は麓の町にあるのかもしれない。

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2015年10月15日 (木)

ヨーキさん観察日誌(8/31~9/6)

8月31日

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この日は移動日。ヨーキさんは野辺山から明日登る茅ヶ岳の麓までおよそ40キロの道のりを歩きました。一方スタッフは昨日登った御座山の実景を撮影に。ここのところ天候が安定せず撮影できなかったのですが、この日は晴天。御座山の山頂の岩場までくっきり!!ようやく撮影することができました。

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2015年10月15日 (木)

今週のヨーキ(8/31~9/6)

8月31日(月)「甲州へ」

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今日は明日登る予定の鋸岳の近くまで歩く。距離は31キロ、今の足の状態を考えればちょうどよい。7時の出発に合わせて、朝食を食べて準備を進めた。準備を進めながら、ニュースと天気予報を見ていると、予報が変わり、長雨と不安定な天気をもたらしている秋雨前線の動きがゆっくりで、どうやら週の後半まで影響を受けそうだった。また、地元のガイドさんからの情報で、南アルプスの稜線はかなり気温が低く、ここ数日暴風雨に近い状況とのことだった。

これから入る予定の南アルプスは今までの山とはひと味もふた味も違う世界。今の足の状態も考慮すれば、いつもより慎重に判断をしなくてはいけない。ということで、出発の3日前にルート変更した予定を再度変更し、今いる野辺山から今日の宿とほぼ同じ距離にある茅ヶ岳へ行くことにした。

変更前は櫛形山から下山後の翌日に茅ヶ岳へ行くことにしていたが、ここから茅ヶ岳へ向かうのも、櫛形山から茅ヶ岳へ向かうのもあまり変わらない距離だった。さらに、天候と足の状態を優先したのも変更の大きな理由となった。明日、鋸岳に登るよりも茅ヶ岳に登る方が、雨の中での登山となった場合、自分の身にかかるリスクも少なくなる。

ということで、チェックアウトの時間ギリギリまで、宿やルートの変更などを行って、意外にも青空の下、いざ甲州に向けて出発した。

途中、日本最高所の野辺山駅を通過して、八ヶ岳の山麓でペンションをやっているおじさんと一緒に歩き、小学校の校庭に電話ボックスがある不思議な光景を目にしつつ、雨の中茅ヶ岳の中腹を回り込んで、夏休みが終わり静かになったホテルに到着した。明日は朝から雨の中での登山となりそうだと考えながら、夏休みの最終日が終わった。

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2015年10月08日 (木)

今週のヨーキ(8/24~8/30)

8月24日(月)「やっちまったぁ~」

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この旅が始まった当初から応援していただいている黒百合ヒュッテでの一晩が明けた。それぞれの行き先に向けて出発の準備を始める山小屋宿泊者たち。僕も同じように身支度を整える。眠い目を擦りながらちょっと遅れて起きてきたのは、お父さんと一緒に天狗岳へ登りに来たという小学生、夏休みは31日まで、宿題はバッチリ終わっているそうだ♪自分も子を持つ親になったら…親子で山旅をする姿を見ると夢を描いてしまう。我が子との限られた時間を思う存分使ってあげられる親になろうと。その子のかぶる黄色いヘルメットがまたひとつ成長させるきっかけを作っていたように見えた。

ほとんどの宿泊者が出発したあと、小屋の皆さんと記念写真を撮って、アットホームで笑顔溢れる黒百合ヒュッテを6時半に出発した。次は冬に遊びにいこう♪

出発して間もなく辺りは霧に包まれた。東天狗までわずかなところで、2人のおばさんがせかせかと空荷で下りてきた。黒百合ヒュッテに泊まった人ではなさそうだ。空荷で中山峠へ!?なんかおかしいと思いつつ、「おはようございます!」と挨拶をすると、すれ違い様に、「西天狗はこっちですか?」と聞いてきた。それを聞いて納得。東天狗に荷物を置いて、西天狗をピストンするつもりが、道を間違えて中山峠へ向かっていた。

霧に包まれれば、マーキングや標識も見失いやすくなる。視界が悪いときはいつもより慎重な判断が必要になってくる。思い込みは怖い。東天狗岳に着いたところで、おばさんたちに「あそこに標識があって、こっちの道ですよ」とアナウンスすると「あれ?どこで見失ったんだろう」と言った。道間違えは遭難の1歩目だ。すると、「私達も一緒について行っていいですか!」と言ってきた。「構いませんが自分達のペースでお願いします」と言った。

少し冷たかったかな~と思ったが…山では必ずしも他の登山者が助けてくれるとは限らない。自分達で最低限の事ができなくては。地図を見てルートを自分達で確認して進む。八ヶ岳はたくさんの登山者がいるが、容易い山ではない。でも、笑顔で西天狗に登頂して、「ありがとうございました。」の一言は嬉しかった。

西天狗と東天狗岳を登り、下山ルートとなる本沢温泉へ向かった。しかし!!アクシデントは唐突に降りかかった。東天狗岳から数百メートル下った所の斜めになった一枚岩に右足を着地した途端、谷側にねじるようにひねった。ゴリゴリと靴の中で音がなった。一瞬の出来事でとっさにいなしたが…間に合わなかった。いつもなら滑りやすい場所は、必ずストックを着いたり慎重に足を置くのだが…。安易すぎた自分の足取りとその時だけ違うことを考えていて、注意力がかけていた自分に悔しさが込み上げた。

直ぐに足首を見たが足首をひねったようではなかった。数歩歩いたが、痛みはひねった衝撃ほど強くはなく。少しかばいながらだが、普通に歩く事ができた。難なく、本沢温泉まで30分ほどで下りた。看板に日本最高所の野天風呂の看板に惹かれ、野天風呂へ入り口まで来て、入浴券が必要だとしり再び本沢温泉まで戻った。そうしているうちに少しずつ、足の痛みが増し始めた。

日本一の言葉だけが、足の状況も無視して、入りたいと突き動かした。靴を脱ぎ靴下をおそるおそる脱いだ。外傷も腫れも内出血もない。少し安心した。荒々しい硫黄岳を見上げながら2日分の汗を流した。温泉から上がって現実に戻ると、予想通り痛みが増していた。先程までは靴で圧迫していたから、痛みが小さかったのだが、温泉に入って血行がよくなり痛みが強くなったのだろう。

直ぐに本沢温泉まで戻り、外の湧水で足を冷やした。今まで二度ほど強い捻挫の経験があり、最初の30分の処置で治りが変わってくることを知っていたのに、冷やすどころか温めてしまった。しかし、腫れは全くなかった。でも痛みは強く普通に歩くことさえ困難な状況となった。

自然が、山が、体が「少し休みなさい!」と言っているとは思えず、「また、八ヶ岳で!」という感じだ。昨年も赤岳からの下山時に足を滑らせて、右の肋骨を強打していた。悔しさだけが込み上げてきたが…どうすることも出来ない。前向きにとらえ、開き直って、ただ体を休めるしかできなかった。1日でも早く、回復して旅が再開できるように努めるしか選択肢はない。

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2015年10月08日 (木)

ヨーキさん観察日誌(8/24~8/30)

8月24日

昨日お世話になった小屋を後にしたヨーキさん。ガスの中をひたすら歩いて、天狗岳の最高峰、西天狗岳に登頂しました。

下山している途中、快調に進んでいたヨーキさんに異変が、なにやら右足を捻挫したそうです。大事を道中の温泉に急遽立ち寄りこの日はこのまま宿泊することになりました。ヨーキさんの右足は大丈夫なのでしょうか?

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2015年10月02日 (金)

今週のヨーキ(8/17~8/23)

8月17日(月)「雨に負けて」

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明くる朝、夜中から降り始めた雨は弱まる気配を見せない。予報を見ると、8時過ぎには雨は止むと出ていたが、出発時間を1時間、2時間とずらしても、全く弱まらなかった。

行きたい…スケジュールが遅れてしまう!と焦る気持ちは不思議と全くなく。まぁ…腰がこの状況だから、自然が「今日はやめときな!」と言ってくれたのだろう。中途半端な小雨だと、いく気になってしまう僕の性格を山の神様はしっかりと見抜いていたようだ。

「よーきならこのくらい降らさないと、やめると決断しないからな~」と強さを増す雨が山の神様からの伝言を伝えていた。予定では戸隠山と飯綱山に登るはずだったが、特に戸隠山は蟻の戸渡りで知られるように、長い鎖場や岩場が続く。雨の日の岩場はかなり滑りやすく、危険度も晴れた日の数倍にもなる。なめてかかれば、必ず手痛いしっぺ返しが来る山だ。場合によってはしっぺ返しではすまないかもしれない。

今日の登山は中止!と8時過ぎには判断して、バンガローで昼頃まで寝た。今日ももう1泊バンガローでも良かったが、お風呂に入ってゆっくり腰を温めたかったので、わずか30分位の宿まで移動した。

そして、寝ても良くならない腰を回復させるため、急遽腱引き師の先生にSOSを出して、長野市からお弟子さんが駆けつけてくれた。約1時間半、じっくり施術をしていただいたおかげで、楽に寝返りができるようになり、昨日よりはかなり改善された。この先も、地方各地でお弟子さんを手配すると、心強い言葉もいただいた。これで、どんなに体が崩れても回復できそうだ!雨に負けてよかった一日となった。

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2015年10月02日 (金)

ヨーキさん観察日誌(8/17~8/23)

8月17日

本当なら戸隠山と飯綱山に登る予定だったこの日ですが、天気はあいにくの雨。戸隠山は修験の山で鎖場や岩場が多く、雨で足元が滑ると非常に危険なやまなんです。ヨーキさんはそのことを考慮してこの日は登頂を断念。明日天気が回復することを祈り1日を過ごしました。

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