石原聡さんは、2009年6月〜2010年5月のおよそ1年にわたる旅が終わり帰国しました。
5月2日(日)
ペルーのリマを最後に、日本へ帰国しました。昨年の6月に韓国からスタートし、アジア、ヨーロッパ、アフリカ、南アメリカを東回りルートで文字通り世界一周をしました。ユーラシア大陸、アフリカ大陸、南アメリカ大陸、目標の5大陸制はとはなりませんでしたが、とても貴重な経験ができた一年になりました。この旅でたくさんの人に出会い、ともに笑ったり、助けられたりして世界中に友達ができました。これはかけがえのない私の財産となりました。日本にいては出会うことのない人、見ることのできない風景、そこに住んでいる人たちの生活。それらをリアルに感じることで、この旅は自分にとってとても勉強になりました。私を快く旅立たせてくれた家族、会社の皆様、友人、そして、私のメールを聞いてくださってくれたリスナーの方々、今までありがとうございました。この旅の経験を糧にがんばって行きたいと思います。そしていつか残りの2大陸も制覇(せいは)したいと思っています。本当に一年間お世話になりました。
4月29日(木)
ペルーのクスコに着きました。クスコは標高が高いので空が近く感じられます。クスコと言えば世界遺産のマチュピチュへの玄関です。早速ローカルバスと復旧したばかりのペルー鉄道で世界遺産のマチュピチュへ行ってきました。ローカルバスは英語が通じず毎回苦労します。マチュピチュの麓の町で一泊し、早朝バス乗場 へ行くとすでに大勢の人が並んでいました。みんな人数制限のあるワイナピチュというマチュピチュを上から見下ろせる山に登るために並んでいるのです。私も早くに並んだかいがあってワイナピチュ登山のチケットを手にする事ができました。山に登る事およそ30分、その眼下に広がるのはマチュピチュの全景。眺めていると不思議な場所に町を作ったものだと疑問が尽きません。アニメの天空の城は確かにここに存在していました。耳を澄ますと風の音、鳥のさえずりが聞こえます。その自然の音を聞きながら朝から夕方まであきる事なくながめていました。
4月24日(土)
ペルーからボリビアに入りました。国境ごえでウユニ塩湖の2泊3日のツアーに参加しました。ペルーのサンペドロ・アタカマから四輪駆動車に乗り、目指すはボリビアのウユニ。標高が4000メートルもある地域を走るので、高山病に悩まされました。突然の発熱、全身のけだるさ、頭痛。風邪とは違う初めての症状にぐったり。
とりあえず頭痛薬でなんとか症状はやわらぎました。そして最終目的地のウユニ塩湖に入ろうとした直前、道が地元ボリビア人によって封鎖されていました。ウユニ塩湖近くの村には食料など少なく、政府に訴えるためのデモだったようで、その人質として観光客がねらわれたようです。昼の2時から夜中の2時まで12時間車の中で待機させられ、予定していたウユニ塩湖畔の塩でできたホテルには泊まることができませんでした。残念でしたが、観光客相手にデモまで起こすボリビア人の貧困はとても問題なんだと考えさせられました。
4月16日(金)
「イスラ・デ・パスクア」この名を聞いてピンと来た人は、もしかしたらこの島に来たことがあるのかもしれません。私はついにイースター島へやってきました。旅に出るときはチリ、イースター島自体はもちろん知っていましたが、どこにあるのか全く知りませんでした。チリは最近大きな地震があったのでイースター島は大丈夫かと心配していましたが、着いてみるとその影はなく、イースター島に住んでいる人々は笑顔で暮らしていました。1000体もあるというモアイ像を見るために宿の日本人とレンタカーを借りて島内観光をしました。モアイ像と言えば海の方を向いているものだと思っていましたが、海を背にして島の方向を向いていることがわかりました。
今までのイメージと違うことに気が付けるのも、イースター島に来たからこそだと思いました。市場で水揚げされたばかりの新鮮な魚を仕入れて宿のみんなで調理しました。今まで牛肉が多かったので久しぶりの魚に感激しました。
4月7日(水)
ブエノスアイレスから南下して、南米最南端の町ウシュアイアに到着。ブエノスアイレスとは対照的で、とても静かな港町です。のんびりするにはとてもい心地のいい町です。この町には、バックパッカーに有名な日本人経営の宿があります。そこで知り合った日本人と車をレンタルして、アラスカから続いているルート3号線の終点に行ってきました。ルート3号線の終点は、とても静かでした。ここがルート3号線の終点でもあり始点でもある。この道をたどって行けばアラスカまでいける。そう考えると日本のような島国とは違うアメリカ大陸の壮大さに感動しました。
4月3日(土)
南アフリカのケープタウンから飛行機でアルゼンチンのブエノスアイレスに到着しました。いよいよ南米の旅のスタートです。ブエノスアイレスはヨーロッパを思わせる近代的な街でただ歩いているだけでもとても楽しい町です。昨日はバスでブラジルとの国境にあるイグアスの滝に行ってきました。印象はジャングルの中にある楽園。虹が二重にかかりとても美しい光景でした。