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1ヶ月以上かけて旅をしてきたアルゼンチンとチリとも、まもなくお別れです。国境が入り組んでいるため、この2ヶ国を6回以上行き来しました。そこで、今回は私のお気に入りの料理を紹介させてもらいます。まずはなんといってもアルゼンチンビーフ。なかでも「ロモ」という脂肪分を含まないものがおすすめです。日本円でだいたい1500円程度で味わうことができます。味付けはお店によって違いますが、シンプルに塩、こしょうのみで味わうお店や、ソースが数種類から選べるお店、またはお店独自のソースで味わうお店などさまざまです。ただ、どこのお店にも共通していることは、お肉がとても柔らかく、とろけるような口どけが楽しめることです。たいていのお店は300gと500gの2種類ですが、記載がない場合は確認をしたほうが良いでしょう。比較的安価だったので確認をせずにたのんでしまい、600g以上のお肉が運ばれてきてしまったことが一度ありました。そして、チリでは「ピスコサワー」がおすすめです。白ぶどうの蒸留酒「ピスコ」とレモンジュース、卵白をシェイクしたカクテルで、チリとペルーでしか飲むことができません。アルコール度数は10%程度。甘すぎず、かんきつ系のさっぱりした味わいなので非常に飲みやすいお酒です。ペルーでは2月上旬に「ピスコサワーの日」を設けており、各地で試飲会が開かれるほど地元の人に愛されているお酒です。お店によって使用するピスコの種類やブレンドが違うので、いろいろな場所でためして是非お気に入りを見つけてみてください。でも、飲みすぎにはくれぐれも注意してくださいね。日本ではあまり有名ではなく、味わえるお店も少ないようですので、チリとペルーに旅行される際はどうぞお忘れなく。
先週はアイスクライミングをしてきましたが、今週はチリにあるリアリッカ山でクライミングに挑戦しました。この山の標高はおよそ2850メートルで、見た目はなんと富士山にそっくり。活火山のため今でもひんぱんに噴火を繰り返しており、ガスマスクを着用しないと登ることのできない日もあるようです。夜明け前の朝6時に出発し、砂道を歩き続けることおよそ1時間半。意外と楽に登れるかなと思いましたが、問題はここからでした。途中から山は一面固い氷で覆われ、氷山用のくつにはき替えて登ることに。傾斜が急で非常に危険なため、転倒時の対処方法とピッケルの安全な持ち方をしっかり教わってから再出発。体中に緊張が走る中、ふと景色を見わたすと眼下に広がる雲海の美しさに思わず息をのみました。しかし油断は禁物。ほぼ足もとだけを見ながら登ること一時間。そして最後は氷山用のくつを脱ぎ、山頂目指して氷と溶岩の混じる道をひたすら登り続けることに。傾斜がさらに急になり、息苦しい中で溶岩にしがみつきながら必死に登り続け、3時間半かけてようやく山頂に到達しました。山頂はガスの異様なにおいで少し気分が悪くなりましたが、真っ赤な溶岩が豪快に噴火する瞬間を見ることができました。そして、体長2メートルを超える2羽のコンドルがどこからともなく現れ、まるで私たちを歓迎してくれているかのように何度も頭上を優雅に舞ってくれました。これまでハードなスポーツに数多く挑戦してきたため、日本にいた時にも増して体力がついたように思います。そして食欲もおう盛になってしまったようで、500グラムのステーキを一人でペロリと平らげることもできるようになってしまいました・・・。
アルゼンチン南部にある氷河で、アイスクライミングに挑戦してきました。ここパタゴニア地方は「パタゴニア・ウィンド」と呼ばれる強い風が吹くことで有名で、大きな樹木ですら風によって根元から曲がってしまいます。その強風が吹きつける中での初挑戦。寒さのせいで手足の神経がまひしてしまい、ピッケルを打ちつける手に力が入らずなかなか上に進めません。4メートルの高さの氷河が迫ってくるような恐怖感に襲われ、手足が止まりそうになりましたが、少しずつ、しかし確実に進んでいきました。二ヶ月前まで会社で働いていた自分が南米の果ての地でクライミングに挑んでいることが、とても不思議に感じました。昔から世界旅行にあこがれており、去年一年間悩んだ上での決断。私の新しい人生もこのクライミングと同様、確実に刻んでいこうと思いながら登っていたところ、なんとか頂上にたどり着きました。クライミングの後には氷河の洞くつを探検。何百年もの時間をかけて作り上げたこの洞くつに、神秘的ながらも自然の偉大な力を感じずにはいられませんでした。
先月25日から4日間、チリにあるパイネ国立公園で登山をしてきました。この国立公園は大阪府とほぼ同じ面積があり、年間平均気温は6.5度。昼間歩いている時は半そでで十分ですが、朝晩は氷点下になるため暖かい洋服に寝袋、そして数日分の食料をリュックにつめて、いざ出発。今回私が挑むのは複数あるルートのうち最もハードなもの。同じツアーの男性4人といっしょに参加しました。もともとスポーツが好きで体力には自身がありましたが、今回の登山はかなり過酷でした。外国人の男性は身長が高く、歩幅も広いため登山のペースがとても速いのです。そのため、常に速足で険しい山道を毎日9時間以上歩き続けることに。日が経つにつれ足の裏のまめは増え、つめは内出血し、全身がひどい筋肉痛になりましたが、そんな疲れも一気に吹き飛んでしまうほどのすばらしい景色に出会ました。たとえば山頂近くで見た、燃えるような朝日、まっ青な氷河。すばらしい大自然は疲れた体を優しく癒してくれました。そしていっしょに登山をした仲間たちとの友情が深まったこともかけがえのない思い出です。苦しい登り道では「アサミ、がんばれ」と声をかけてくれ、夜はみんなでワインを飲んで語り合いながら大笑いしました。多くのすばらしい出会いが、この旅を一層充実したものにしてくれています。
20日から4日間、ウシュアイアに滞在しました。ウシュアイアはアルゼンチンとチリの一部地区の名称で国ではないのですが、世界最南端の町としてパスポートにスタンプを押すことができます。町には至るところに「end of the world」、つまり世界の果てと書かれており、町のシンボルであるペンギンの置物や看板が数多くあります。また、おもしろいことにペンギンの着ぐるみを着た人が街中を普通に歩いており、私たちが休憩していたバーの窓をのぞいて手を振ってくれました。しかし、名前だけではなくここが本当に世界の果てだと実感したのは、国立公園にハイキングに行った時と、この地で有名なビーグルチャンネルというヨットクルーズに参加した時です。国立公園には野生の馬や白鳥が数多く生息し、空を見上げるとコンドルが飛んでいるのです。そして雪が残る山頂まで登ったときに見た美しい景色は一生忘れることができないでしょう。紅葉している木々、美しい緑の山々、エメラルドグリーンの湖にスカイブルーの青空。大迫力の景色と美しい色のコントラストに涙が出るほど感動しました。そしてビーグルチャンネルでは3メートル近い大きなアザラシが天に向かって雄叫びをあげている姿を見ました。普段動物園でしか見ることのできない生き物が大自然の中でゆう然と生活する姿は、まさに世界の果て。見るもの、聞くもの、感じるもの、全てが感動の連続です。
アルゼンチンに入国し3日間ブエノスアイレスに滞在した後、世界最南端で、かつ南極の入り口でもあるウシュアイアを目指して南下を続けています。現在ウシュアイアまで1000キロの地点にいますが、朝晩の冷えこみが激しくなり、半そでハーフパンツの生活から一変、ダウンジャケットが欠かせない日々となりました。トラックでの長距離移動が続いているので、今日は多国籍ツアーの雰囲気をお届けします。私が参加しているツアーには世界中から17人が参加しています。国籍はオーストラリア、カナダ、スイス、フランス、スコットランド、そして日本。年齢は21歳から65歳までと幅広く、またいろいろなバックグランドをもった人とともに旅をしています。移動中の料理は4人でチームを組み、皆で協力して作ります。トラックの中では音楽を聞く人、読書をする人、カードゲームに熱狂する人など、それぞれが自由に過ごしています。
ちなみに私は「地球ラジオ」の原稿を書いていることが多く、「アサミは日本のラジオで有名なんだね。サインちょうだいよ」と思わぬ誤解が生じてしまいました。決して英語が流ちょうではないので理解できないこともありますが、自分から話しかけること、好奇心をもつこと、そして自分の意見はしっかりと伝えることで、文化の違いを楽しみながら、毎日の生活を楽しんでいます。
3月9日から5日間、ウルグアイに滞在しました。みなさん、ウルグアイと聞いていったい何を想像しますか。有名なものとして、まずはお肉。牧畜が盛んな国なので、おいしいお肉を安く食べることができます。味付けは塩のみとシンプルですが、質が良くやわらかいお肉の味が一層引き立ちます。地元の人たちは昼食から600グラム以上のお肉をぺロリと食べているのには驚きました。そして、そのお肉のお供に欠かせないのが赤ワイン。南米には数多くのワインの産地がありますが、ここウルグアイでも多くのワインが生産され非常に親しまれています。先日、私もレストランに行き味わいました。意外だったのは、ウルグアイの人たちは老若男女問わず温泉好きだということです。気温30度を超える中、プールのような広大な温泉にのんびりと浸かっているのです。私も温泉は大好きですが、さすがにしゃく熱の太陽のもとでは5分ともたず、冷水プールに避難してしまいました。まるでヨーロッパのような町並みと美しい並木道が続く国、ウルグアイ。人々もとてもおだやかで、南米の中でも比較的治安が良く、旅がしやすい国だと感じました。
世界三大瀑布(ばくふ)の一つ、イグアスの滝へ行ってきました。イグアスとは先住民族の言葉で「大量の水」という意味をもつそうです。ブラジル側、アルゼンチン側からそれぞれ一日かけて見てきましたが、おすすめはアルゼンチン側から。まるでオーケストラの演奏を間近で聞いているかのように、滝のごう音が全身に響きわたります。飲みこまれそうになるようなスケールの大きさと迫力に感動し、自然の偉大さ、人間の小ささを改めて実感しました。そして、通称「悪魔ののど笛」と呼ばれる滝つぼにボートで突っ込むツアーに参加することもおすすめします。滝つぼに思い切り突進するので全身ずぶ濡れになります。2014年ワールドカップ、2016年にはオリンピックを控えているブラジルに、今後観光を予定されている方も多いと思いますので、ご参考にしていただければ幸いです。約20日間のブラジル滞在を終え、これからウルグアイへと向かいます。
2月26日から4日間、パンタナールという町に滞在しました。ここは世界でも有数の大湿原があり、ジャガーやカピパラなど数多くの動物が生息しています。パンタナールでいくつかの活動に参加しましたが、特におもしろかったのはホテルの近くを流れるパラグアイ川でのピラニア釣り。獲物がおぼれたとかん違いさせるため、動物の血液をまき、水面をたたいてピラニアをおびき寄せます。そこに肉をつけた釣り糸をたらし、待つこと30秒。鋭い歯でしっかりと肉をはさみ、恐ろしい顔をしたピラニアが釣り糸の先から現れた時はぞっとしました。しかし、その日のばんご飯はピラニア。ここで釣らないと食事抜きとのことで、皆で必死になってつり上げました。その晩、ピラニアはかわいらしいフライとなって食卓に登場。ところでパンタナールは蚊がとても多い場所です。観光の際は、必ず虫除けを現地で購入してください。どうやらここの蚊は日本人好きのようで、いっしょにいるヨーロッパやオーストラリアの人たちの倍以上刺されてしまいました。くれぐれもご注意を。
ブラジルに来て1週間が経ちました。日本の反対側にあるブラジルは、夏真っ盛りです。日本の冬の寒さにふるえていたことが信じられません。この時期のブラジルは、リオのカーニバルでどこもかしこもお祭り騒ぎです。カーニバルは4日だけですが、お祭り騒ぎは2週間以上も続くそうです。朝から晩までみんな大騒ぎ。毎日深夜4時ごろまで歌って踊っての大騒ぎが続きます。そして私もリオのカーニバルを鑑賞してきました。華やかな山車と衣装、迫力のある歌とダンスに圧倒され、気がついたら朝の5時!時間があっという間に経ってしまいました。ブラジルに来て思うことは、みんなが笑顔だと言うことです。そして毎日を楽しく、元気に、そして精いっぱい生きていると言うことも感じます。パワーとエネルギーにあふれる町で、私も刺激を受けながら、ブラジル生活を楽しんでいます。
いよいよ出発が来週に迫ってきました。16日に日本を発ち、一路ブラジルへと向かいます。今回は、約4ケ月間かけて旅をする南米についてお話させていただきます。
昨年のお正月、NHKで「南米大陸一周165日の旅」という番組が放送されました。多国籍ツアーと言い、世界中から集まった旅行者が現地集合し、旅行用に改造されたトラックで乗り合いの旅をするというものです。今まで一度も足を踏み入れたことがない、あこがれの南米大陸の美しい景色の数々に圧倒されたのと同時に、この旅のスタイルにも非常に興味を抱きました。参加者は全員外国の方なので、日常会話はもちろん英語。朝から晩まで英語の世界に浸ることでスキルアップになりますし、たくさんの友人を作ることもできるでしょう。来週、ツアーメイトに会うのが今からとても楽しみです。まずは彼らとのリオのカーニバル鑑賞から、私の大冒険が始まります。また、昨日をもちましておよそ10年務めた会社を退職しました。その際、多くの方が寄せ書きしてくれた日本国旗をいただきました。旅のお守りとして持参し、辛くなったら一つ一つのメッセージをかみしめ、パワーをもらおうと思います。それでは、行ってきます。
10年勤めた会社をやめ、アラサー女性が人生1度の大冒険。1年かけて南米、北米、ヨーロッパ、アジアと一人旅の予定です。これまでにもザンビア、ジンバブエなどのアフリカ諸国、クロアチアやボスニア・ヘルツェゴビナなどのヨーロッパやアジアの旅を経験しました。今回は、多くの景色や文化、歴史に触れ、多くの人とコミュニケーションをとること、そして友達をとにかくたくさん作ること、世界中の同じ職種の人と会話をするチャンスを作り、見聞を広めていきたいと思っています。