地球ラジオ

世界の窓

「世界の窓」では、リスナーのみなさんからお住まいの地域の紹介をしていただきます。
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地球ラジオと私

  スウェーデンでは以前、NHKの短波放送で海外向け放送を聞くことができました。しかし、電磁波などの影響で、いつも聞くことができた訳ではありません。時には、屋根の上に短波用のアンテナを張っていたこともあります。しかし、それを見た町の人が連絡をしたのか、電波管理局の指示で近くの警察署から調査に来ました。どうもスパイ行動と間違えられたようで、その時には特別許可が必要となり、警告を受けて泣く泣く取り外しました。一時は、あまりに受信状態が悪かったため、海外放送を聞くのをあきらめていたこともあります。
 ある時、町で出会った日本の若い旅行者が、「地球ラジオ」という番組があることを教えてくれました。私にとって好都合だったのは、その番組をインターネットでも確認できることでした。放送時間が、私の勤務時間帯と重なっていたため、ラジオで番組を聞くことは無理でしたが、今では時間の許す限り「地球ラジオ」のサイトを見ています。
 以前、ラジオインタビューに参加したところ、日本国内にいる友人たちが、たまたま私の生放送を聞き、元気かと便りを書いてくれたり、何十年ぶりかに連絡をくれたりしたこともありました。その時は、「地球ラジオ」に大変感謝しました。今では、地球ラジオの大ファンになり、「世界まるごと質問箱」に特徴のある???質問内容の時は、私が住む国スウェーデンの事情を、多くの人に知ってほしいと投稿しています。
 また、投稿者の寄稿を読むのも、一般のガイドブックと違い、いろいろな他国の現状をこちらにいながら知ることができるので、今では私の楽しみのひとつとなっています。
写真右:冬のストックホルム市庁舎。寒い冬の日、氷が張ったメーラレン湖の上を散歩している人たち。この市庁舎でノーベル賞の晩餐会が催されます。

どんなところですか?

写真上:ミットナイトサマー(夏至)には、各地の公園や広場に集まった人たちが協力して、十字の塔を立てその周りを手を繋いで歌を唄ったり、フォークダンスをしてお祝いします。男性も女性も民族衣装を着ている人もいます。音楽はもちろん、フォークミュージックの生演奏です。
写真左:わが家のチューリップ

 私は22歳の時に、外国へ夢と希望を抱いて日本を飛び出し、今ではスウェーデンの首都であるストックホルム郊外に約44年間も住んでいます。ここを拠点に、いろいろな国を旅行しました。
 ストックホルムには2万を超える島があります。市内の中心を流れる川と海があり、中心街にもかかわらずきれいな水が流れ、サケを釣ることもできます。北のベニスとも言われるほど、自然と豊富な水に恵まれた地域です。スウェーデンの冬は、約半年続きます。街を流れる川は凍り、天然のスケート場となります。そのため、対岸の職場に向かう人は、氷の上を歩いて行くこともできます。太陽は午前9時過ぎに昇り、午後3時ごろには沈みます。一日はとても短く、そして寒くて長い夜が続きます。長い冬の後に迎える春は、あっという間に過ぎ去っていきますが、夏は空気が乾燥しているため、とても過ごしやすい時期となります。この時期の日の入りは午後10時過ぎで、日の出は午前2時ごろとなり、一日がとても長くなります。一日の仕事を終えて帰宅してもまだ太陽は高いため、友人や家族と一緒に公園などで日光浴をしたり散歩をしたりと、午後の一日をゆっくりと過ごす人々を多く見かけます。余暇を十分に生かして楽しんで生きていると感じることができます。
 人口は日本の東京よりも少なく、スウェーデン全国でもわずか9百万人です。しかし、国土は日本より約10%も広く、ストックホルムの中央駅から地下鉄で20分も行けば郊外に出て、田舎の景色を見ることができます。住む人の少ない田舎にも 小さな美しい教会があり、日曜日にはコーラスが聞こえます。牧場と森にかこまれ、高齢社会福祉に恵まれた、のどかな国です。
 小鳥などの動物をいじめたりしないこの国では、小鳥の側まで近寄っても逃げることはありません。住宅地の中にある我が家の庭にも、ハリネズミやキツツキ、野うさぎ、時には小鹿など、自然の中に住んでいる動物たちがひょっこりと訪問してくれます。

4月下旬 春の訪れを感じまして、王立公園の日本の桜の花見をしてきました。

王立公園
山の上から眺めた田舎の住宅地


田舎のちいさな教会です。畑の真ん中に立っていました。
わが家の訪問者ハリネズミ、この日は春の暖かい日差しの中、窓の外で居眠りしていました。
ストックホルムの地下鉄駅の壁やプラットホームには、それぞれ美しい芸術品があり鑑賞することができます。