2008.05.30
2008.06.01 放送
2008.06.01 放送
ニャンとかしたい 猫トラブル
今、都会で飼い主のいない猫、いわゆる野良猫のトラブルが多発しています。大切な人間のパートナーであるはずの猫も、飼い主に捨てられ、増えすぎてしまうと、ご近所で様々な迷惑を引き起こしてしまいます。
庭に侵入してフンやおしっこ。そして発情期ともなれば、鳴き声で住民は夜も眠れません。さらに、餌やりを巡って住民同士のトラブルになることも少なくありません。
そこで、今回は、猫をかわいがりながら、糞尿などトラブルを減らし、さらに、ご近所の絆も深める妙案をたっぷりとご紹介します!
司会: 和田アキ子、松本和也アナウンサー
専門家ゲスト: 井本 史夫さん(獣医師)
野良猫のトラブルは「地域住民のコミュニケーション不足」が一因。野良猫に迷惑をかけられて困っている人の怒りは、つい「猫そのもの」だけでなく、「近所で餌をやる人」に向かってしまいがちです。しかし、昔は地域の中でこうした問題を取り持つ人がいて解決していましたが、今の都会では簡単ではありません。そのためには、当事者同士に任せず、町内会など地域が猫問題に対処することが大切です。
東京・中野区南台2丁目のみなさん
新宿副都心を間近に望むこの地域は、一戸建てとマンションなどが建ち並ぶ住宅密集地。細い路地も多く、野良猫が身を隠すには格好の場所になっています。しかし、増えすぎた野良猫の糞尿や、車への被害などに住民は大弱りです。一方で、住民の中には、野良猫に餌をやる人たちもいます。猫がこれ以上増えないよう不妊去勢手術を自費で行うなどしていますが、多くの住民は、このエサやりが猫のトラブルの原因だと考えているため、なかなか周囲の理解を得られず、厳しい目を注がれることも珍しくないといいます。

妙案その1
野良猫をみんなで世話して管理する妙案その2
「猫好き」と「猫嫌い」の対立を解消した町妙案その3
猫をしつけてフン尿トラブルを解消した町
妙案その1
野良猫をみんなで世話して管理する
〜地域猫活動〜
今回紹介する解決策は、「地域猫」という活動。「猫を排除するのではなく、地域住民がしっかり管理しながら世話をする」という方法です。大切なポイントは、@不妊去勢手術をして猫を増やさないようにした上で、Aエサをやる時間や場所などルールをしっかり決め、B食べた後の片付けやフン拾いも住民が行い周囲に迷惑をかけないこと。なによりもこの地域猫活動をするという「地域の合意」を得ることが大切です。こうして、世話をしていけば猫が天寿を全うするにつれて、その数がへり、トラブルも減っていくという方法です。


妙案その2
「猫好き」と「猫嫌い」の対立を解消した町
〜横浜市西区〜
リポーター: 宮本 和知 (スポーツキャスター)
地域猫活動も実行するとなると難しいもの。そこで、今回は地域猫実現のための妙案もご紹介します。 まずは「住民の対立をどう乗り越えるか」。”猫嫌い”と”猫好き”が和解して、一緒に活動をしている町です。ポイントは「コーディネーター」。それが、横浜市の職員、黒澤泰さんです。
黒澤さんの両者を和解させるコツは、まず「当事者だけの問題にせず、地域の問題にすること」。町会など主催の会議を開いてもらいます。その際、大事なのは「中間派」の住民を呼ぶこと。好き嫌いの感情的な議論にならないためです。理想の比率は、「猫好き」〜2、「猫嫌い」〜2、「中間派」〜6、だそうです。さらに、嫌い派の怒りの矛先を「猫そのもの」や「エサをやる住民」ではなく、被害そのものに向けること。
仲裁役、黒澤さんは、こうした工夫で、両者が歩み寄り、地域猫活動をやろうという合意を作り出すことに成功。今では猫嫌いの住民も活動に参加してくれるようになりました。


妙案その3
猫をしつけてフン尿トラブルを解消した町
〜横浜市磯子区〜
リポーター: 藤原 喜明さん (プロレスラー)最後の妙案は、猫の被害のトップ「糞尿被害」を解消する方法。紹介するのは「野良猫をしつけて被害を減らした町」です。
ポイントは町に置かれた「猫のトイレ」。考案者の赤羽さんが猫の行動を観察したところ、エサ場の近くで糞尿をすることが多いことが分かりました。そこで、エサ場の近くにトイレを設置。さらに、そこには猫が大好きな「マタタビ」を撒きました。すると次第に猫はトイレでフン尿をするようになりました。さらに、猫が安心して過ごすことのできるすみか、いわゆる「猫ハウス」をトイレやえさ場の近くに作ることで、猫の行動範囲を狭め、よりトイレに来やすい環境を作りました。


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