午後まりブログ

2014年5月21日

2014年05月21日(水)しょうゆのルーツは和歌山にあり!?

きょうのゲストは、和歌山で江戸時代から続く家業を受け継ぎ、みそ・しょうゆ作りに励む野村圭佑さんでした。創業は江戸時代の元禄元年(1688年)。元々は廻船問屋で、お得意さんへの手土産用にと副業的に作っていたみそ・しょうゆが評判になりいつしか本業になったのだとか。当主は代々、野村太兵衛を名乗り、現当主のお父様は17代目、みそ・しょうゆ屋になってからは13代目、圭佑さんが14代目です。

ところで、私たちの日常の食生活に欠かせないしょうゆが、和歌山発祥だということをご存知でしたか?鎌倉時代、禅の修行のため宋(中国)に渡り、帰国後、和歌山県由良町に禅寺「興国寺」を開いた覚心という高僧が、宋の寺で習得した「径山寺(きんざんじ)味噌の」製法を日本に伝えたのが始まり。

径山寺味噌は、炒った大豆を引き割り、これに麦こうじと塩を合わせ、あらかじめ塩漬けにしておいたナス、ショウガ、シソ、ウリといった夏野菜を混ぜ合わせて数カ月間、熟成させたもの。なめ味噌の一種で、調味料としては用いず、ごはんのお供や酒の肴としてそのまま食べます。和歌山県を代表する特産品の一つです。この径山寺味噌を作るときに、野菜の水分がしみ出てきます。この上澄み液をなめたところ美味だったことから、その汁を利用して生まれたのが調味料としてのしょうゆのルーツ。これが改良されて今のしょうゆになったのです。

ちなみに、この径山寺味噌、ちりめんじゃこと和えて食べるのが、圭佑さんのお父様のお気に入りの食べ方だとか。まりやさんは持参のおにぎりに付けて。きゃは~ごはんがすすむぅぅ~DSCN5324.JPG興国寺のある由良町に近い湯浅町や御坊市の辺りは港も発達し、良質の水にも恵まれたために、多くのみそ・しょうゆ屋が生まれ、一大産地になりました。紀州藩の特別な保護もあって、大坂を中心に出荷され、その製法技術も千葉県の野田、銚子や兵庫県の小豆島などにも伝わっていきました。千葉県内に和歌山の地名が多いのは、こうした歴史的なつながりを示すものだそうです。

数百年続く老舗の長男として生まれたものの、「大学卒業まで家業がイヤでイヤで仕方なかった」という圭佑さん。両親の「自分の人生なのだから自分で決めて好きなように生きていきなさい」という言葉に、これ幸いと東京の大学を卒業後は大手総合商社に就職。偶然にも配属されたのは飼料用大豆産品の輸入、販売を手掛ける部署。為替相場をにらみながら1日に1億円もの取引を入社2~3年目で経験する職場で、家業にはないダイナミズムを感じていました。

そんな圭佑さんに転機が訪れます。出張先の宮城県石巻市で参加した芋煮会。一品持ち寄りのその宴席に、ある人が持参したのは、圭佑さんの実家がつくるしょうゆ。東北の地での、偶然の家業との再会は、圭佑さんの心に“うずき”をもたらします。自分の知らないところで、こうやって多くの人たちに支えられて数百年、家業が続いてきたことを思い知った圭佑さんは、8年の商社勤務に終止符を打ち、家業を継ぐことを決意したのです。

和歌山県内最古の蔵で醸すしょうゆは、麹づくりから、熟成、そして火入れに至るまで、その製造過程のほとんどが手作業。それだけの手間をかけなければ、理想とするこだわりの風味は出せないと言います。

平成24年の国内のしょうゆ出荷量は80万キロリットル。そのうち80%は大豆から油を搾ったものをしょうゆ作り用に加工した「脱脂加工大豆」を原料としたもの。野村さんの蔵で作るような、国産丸大豆を原料とした昔ながらのしょうゆは流通量全体の3%にすぎません。

出来上がったしょうゆは、もちろん、大手メーカーの一般品の3~4倍しますが、東京や大阪の百貨店や高級スーパーなどで人気を集めています。モノづくりへの真摯なこだわりとぶれない姿勢が大資本に負けない価値を生み出しています。スタジオでは冷奴にかけて、そのしょうゆを味わいましたが、その美味しさにMC陣もビックリ!?DSCN5335.JPGDSCN5338.JPG遠回りをしたようでも、商社勤務も含めてすべてのことが今に役立っているという圭佑さん。蔵での作業の合間を縫って、月に一度は上京して百貨店などの売り場に立ち、お客さんの声に耳を傾けます。「我々の商売は消費者のニーズがあって初めて成り立つもの。こだわりのしょうゆ作りといっても、単に作り手の自己満足ではいけませんから」。

私たちの食生活に欠かせないしょうゆも、その原料の大豆はそのほとんどを輸入に頼っているのが現実。世界的な需要が増す中で、いつまでも安定的に輸入できるとは限りません。身近すぎるしょうゆではありますが、だからこそ、ここを入口に農業やTPP、食の問題などにも関心を寄せたいものです。 

 

脳内アーカイブスは「阪神タイガース歴代外国人選手の巻」でした。とはいいつつ、球団を問わず、印象に残っている外国人選手にまつわるお便りを募ったところ、来るは来るは・・・(笑)。松村さんが紹介した選手を(ほんの一部)ざっと列記すると・・・ ラインバック、ブリーデン、フィルダー、スタントン、ボークレア、ヒルトン、ハイアット、マース、ジョーンズ、ロブディアー、グリーンウェル、ダレルメイ、ホワイト、ボイヤー等々。まだまだ紹介しきれず時間切れ。第2弾を予告しての〆と相成りました。続きを乞うご期待!?

  • 投稿者:番組スタッフ
  • |19時59分|
  • カテゴリ:

2014年05月21日(水)14代目

しょうゆ・みそ醸造業の14代目 野村圭祐さんDSCN5308.JPG

野村さんの径山寺味噌です

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径山寺味噌を試食中DSCN5324.JPG

おいしい~! まりやさんはおにぎりといっしょに

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酒のつまみにもいいですね~と道谷さん

とにかく食べるは松村さんmatsumiso.gif

 

  • 投稿者:番組スタッフ
  • |13時45分|
  • カテゴリ:

2014年05月21日(水)外は寒いけど・・・

熱い、厚い2人に挟まれてDSCN5296.JPG

スタジオは暑いですよ~

 

10ミニッツはEn女医会の鈴木稚子さんDSCN5298.JPG

「アトピー性皮膚炎」についてうかがいます。

  • 投稿者:番組スタッフ
  • |13時04分|
  • カテゴリ:

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