長文リスニングのコツをトレーニングを通して身につけます。聞き取った音声を、どのように意味内容として記憶にとどめてゆくのか・・・“新”テクニック「ヴィジュアライズ」を使った聞き取り法を伝授します。英語の検定試験のリスニング対策にも役立つ講座です。
(2011年4月~9月の再放送)
放送時間
ラジオ第2
放送:土・日曜日 午後0:40~0:55
再放送:日曜日 午後10:25~10:55(2回分をまとめて再放送)
※記載されている放送日時はあくまでも予定です。詳しくは番組表でご確認ください。
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先週放送した番組を聴くことができます。本放送の翌週月曜午前10:00から1週間掲載します。
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「ヴィジュアライズ」って?
「ヴィジュアライズ」とは、聞き取った内容を整理して頭の中に思い描いていくこと。こうして聞いたことを映像化することで、しっかり記憶に残せるようになるのです。と言っても、特別なことではありません。日本語を聞いているときにも、無意識に行っていることです。「ヴィジュアライズとは何か」と説明するよりも、「ヴィジュアライズではないもの」の例を挙げた方が分かりやすいと思いますので、3点に絞って説明します。
いわゆる「メモ取り」ではありません
リスニングというと細かくメモを取りたくなるかもしれませんが、メモを取ることに気を取られて、肝心のリスニングに集中できないこともあります。また、テキストにはヴィジュアライズの「例」が載っていますが、これだけのものを英文を聞きながら描くのは、当然のことながら不可能です。リスニングしながら実際に紙の上に書く「メモ」とは違い、英文を聞きながら頭の中に瞬間的に思い浮かべることの一例だとご理解ください。
「正解」はありません
同じ内容を聞いても、細部までヴィジュアライズする人もいれば、模式図のようなラフな図を思い浮かべれば十分という人もいます。人物などでも、細かい表情まで思い浮かべる必要はなく、例えば棒人間に名札を付けただけでも、それで記憶保持に役立つのであれば、全く問題ありません。逆に言えば、10人いれば、10 通りの「正解」があるのです。
使うのは「絵」や「映像」だけではありません
何が何でも「ヴィジュアル」にこだわるのかというと、それも違います。一番の目的は、聞き取った内容の整理と保持だということを忘れないでください。数字や言葉を丸で囲んで、それを矢印で別の言葉と結びつけて、というのも立派なヴィジュアライズです。また、聞き取ったことを表にして整理するのも、よく使う手法です。文字や数字そのものを思い描く方が記憶に残りやすいという場合も、もちろんよくあります。
ヴィジュアライズをマスターすれば、聞き取った内容を自在に頭から引き出すことができ、さまざまな場面での聞き取りに役立ちます。ぜひ自分なりのヴィジュアライズに挑戦してみてください。
講師からのメッセージ
出演者
講師:柴原智幸(しばはら ともゆき)
神田外語大学専任講師。放送通訳者。上智大学外国語学部英語学科卒業。イギリス・バース大学大学院通訳翻訳コース終了後、ロンドンBBCに入社。1998年の北アイルランド和平合意、'99年のNATO軍によるコソボ空爆、2001年の9.11事件、2002年のエリザベス女王在位50周年式典などで同時通訳を務めた。2002年に帰国後、現在に至るまでNHKの放送通訳者として同時通訳および時差通訳を行う。2009年より現職。日本通訳翻訳学会理事。
Bill Benfield(ビル・ベンフィールド)
イギリス出身。オックスフォード大学を卒業後、来日。新聞社のライターや編集者を務めたり、大学で英語教育に携わる一方、NHKニュースや企業ビデオのナレーターとして活躍してきた。言葉のエキスパートとして、また優れた翻訳家として、数々の英語辞書や書籍の制作にも携わる。1993年から6年間、TOEIC模擬試験ライター。『世界で活躍する日本の企業』(共著、成美堂)、『速読即解!TOEIC®TEST860突破ボキャブラリー』(共著、アスク出版)など著書多数。
英文吹込:Carolyn Miller(キャロリン・ミラー)&Chris Wells(クリス・ウェルズ)
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