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ラジオ英会話

講師からのメッセージ

遠山顕(とおやま けん)

「ラジオ英会話」 講師からのメッセージ


講師:遠山顕(とおやま けん)

「ラジオ英会話」へようこそ!
4月からスタートする皆さんに、"Welcome!" 継続なさる皆さんに、"Welcome back!"

外国語の習得は、水泳を習うことに似ています。プールサイドで、泳ぎ方の理論を聞いたり上手な人の泳ぎを眺めたりするばかりでは、泳げるようにはなりません。実際に水の中に入らなければなりません。ただ、水は冷たすぎると危ないので、体を動かしやすい温度が望ましいのですが、水際で大変良よく使われる英語表現に、次のフレーズがあります。

Come on in, the water's fine!
(さあ入って、水が気持ちいいですよ!)

本講座は、常にこのことばを意識して作られています。心地よい"水"の中で、15分間、耳、口、目、脳のエクササイズをしっかり体験していただくように構成されています。

そして、今年度から本講座は英語番組の"グランドデザイン"の一翼を担うことになりました。レベルは「身近な話題を理解して、意思と理由を簡単に表現できる」というB1に相当します。

また、新たにスタートする「もっと話したくなる英会話文法」では、文法を実際の会話にどう生かせばいいのかという視点で、毎月1項目ずつ学んでいきます。難しい文法用語をできるだけ使わずに、フレンドリーなモードで解説と実践のヒントを差し上げます。

では、スタートにあたり、次の2つのポイントを押さえてください。
1)
ダイアログを聴いてみてください。聞き取れないところが多い方もいると思います。でも、テキストをごらんいただくと、基本的な単語がとても多いと思いませんか? 英語での会話はふつう、基本的な単語を組み合わせた表現でできているので、これに慣れてしまえば、自然な英会話を身につけることは決して難しくありません。
2)
重要表現やSay It! 表現が毎回あり、それぞれが使えるようになるための練習をします。また、皆さんが個人的に「これは自分にとって必要だ」「これはおもしろい」「あれは使える」と感じる"マイ・オウン重要表現"もぜひチェックなさってください。何といっても、ストンと腑(ふ)に落ちるもの、そして気軽に使えるものこそ大切です。それを自分の宝として、学びを進めてください。

さて、今月は「友人」をテーマにダイアログを学びますが、ここでアルベルト・シュバイツァーのことばを紹介します。"密林の聖者"とも呼ばれた医師で、広島・長崎への原爆投下を機に、反戦運動を展開してノーベル平和賞を受賞した同博士は、友と呼べるであろう人間について、次のような名言を残しています。

In everyone's life, at some time, our inner fire goes out.
It is then burst into flame by an encounter with another human being. We should all be thankful for those people who rekindle the inner spirit.
(誰の人生にも、あるとき、内なる炎が消えることがある。そしてそれが別の人間との出会いによって燃え上がる。私たちは皆、精神をよみがえらせてくれるそうした人々に、感謝すべきである)

昨年の震災で、多くの方々が大切なものを失いました。inner fire をなくされた方も少なくありません。こんなときこそ、新しい友が必要なのではないでしょうか。本講座が、ほんの少しでも新しい炎を探すお役に立てれば幸いです。

今月から、機能・場面別のさまざまなテーマと材料を通して、皆さんと樂習(がくしゅう)を始めることを楽しみに、Katie、Jeff、そしてスタッフ一同と一緒に、次のモットーを掲げてがんばってまいります。皆さんのモットーにもしていただければ幸甚です。

では今月から、そして今月も、
Keep listening,
Keep practicing and keep on smiling!!