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4月20日
駅前ビルの地下で地酒造り
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JR岐阜駅から歩いてすぐにある高さ50m、14階建てのビルの中です。薬局などのお店が入った一見普通のビルですが、このビルの地下で意外なものが造られています。
入口すぐの階段を降りていきりますと、独特の香りがしています。

もろみタンクの中身をかき混ぜている何かをかき混ぜているこのタンクの中身を何かと言いますと…
表面からは泡がブクブクでています。
これは、日本酒のもととなる「もろみ」です。
この泡はアルコールを生み出す酵母菌が働いている証拠です。

20年前の写真一体なぜこんな近代的なビルの、それも地下で日本酒を造っているんでしょうか。
こちらの酒蔵、創業は江戸時代にまでさかのぼります。
20年程前、まだビルになる前からこの場所で酒造りを行ってきました。
そして8年前、この土地にお店の入った複合ビルを建てて駅前をにぎやかにしたいという話が出たということです。

製造責任者の武山孝広さんこの酒蔵の製造責任者、武山孝広さんにお話を伺います。
再開発の話が出たとき、移転は考えませんでしたか。
「それは考えませんでした。ここ地名は加納清水町と言いまして、昔から地下水が豊富で水質もかなりいいです。長良川の伏流水です。」

昔の酒蔵とは勝手の違うビルでの酒造り、実は意外なメリットがありました。
ポイントは「地下で造っている」ということです。

酵母菌がまんべんなく行き渡るように、しっかりともろみを混ぜています。
その酵母菌が安定して働くためには、気温が高すぎず一日を通じて一定である必要があります。
その点、ここは地下なので、空調を使わなくても一日を通じて気温はほぼ一定。雑菌も増殖せず、安定して発酵ができるようになりました。

ふねいよいよ日本酒造りは佳境に入ります。
20日間ほど発酵させたもろみを袋に詰め、いよいよあちらの“ふね”と呼ばれるものに入れて、上から力を加えて搾っていきます。
地下に酒蔵が出来る前、およそ50年も前から使い続けています。搾りきるのに3日もかかってしまい、一見効率が悪そうな昔ながらの方法ですが、ろ過をせずじっくり搾ることで、雑味のないまろやかな味に仕上がります。

ろ過された酒こうして搾ったお酒には熱を加えずに、このまま生酒として出荷します。
そのできたてのお酒を特別にいただいてみます。
とっても甘くてフルーティーな味がします。

こちらの酒造り、冬の新酒のシーズンを終えて一段落したところですが、5月から始まる鵜飼いに合わせて再び忙しくなってくるとのことです。
岐阜駅前のビルの地下から酒造りの様子をお伝えしました。

駅前ということもあって見学に訪れる人も多いそうです。
事前の予約が必要で、日曜・祝日以外の9時から5時まで見学可能です。試飲もできるそうです。

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