
“性の違い”がイノベーションに 病やけがのリスクを減らせ!
今、男女の違いを科学的に分析することで社会を変えようとする“ジェンダード・イノベーション”が注目を集めています。医療分野では、男女でなりやすい病気に違いがあることが明らかに!自動車業界では、衝突実験を、女性の体を忠実に再現したダミー人形で行うなど、事故リスクの低減につなげています。さらには、女性にだけ効く新薬の開発やスポーツシューズの改良まで。誰もが生きやすい社会につ ...
今、男女の違いを科学的に分析することで社会を変えようとする“ジェンダード・イノベーション”が注目を集めています。医療分野では、男女でなりやすい病気に違いがあることが明らかに!自動車業界では、衝突実験を、女性の体を忠実に再現したダミー人形で行うなど、事故リスクの低減につなげています。さらには、女性にだけ効く新薬の開発やスポーツシューズの改良まで。誰もが生きやすい社会につ ...
先月、内閣府が公表した調査では50人に1人がひきこもり状態で、女性が約4割以上を占めることが明らかに。今回、インターネットなどを通じて1000人を超える人たちの声を集めると、女性活躍社会と言われる一方、家事や育児のために仕事を辞めざるを得なかった女性が「自分は生産性がない」と悩む声など、社会に居場所を持てずに“孤立"する姿が浮かび上がりました。全国に広がる新たなひきこ ...
『母親になって後悔してる』というドキッとするタイトルの本が大きな反響を呼んでいます。イスラエルの学者が母親たちをインタビューしたもので「子どもは愛しているが、母になって後悔してる」という複雑な思いに共感が集まっています。取材班がWEB記事などで伝えると全国から300以上の投稿が。「我が子を産んだ後悔は決してない」という思いと共に、母親たちが心に内に秘めてきたものとは。 ...
いつもの駅や電車、職場、学校、自宅にまで「盗撮」のリスクが…。公衆トイレの排水溝、銭湯のお風呂セットなど、生活のあらゆる場所に小型カメラが潜み、盗撮被害が急増しています。検挙数は10年前の2倍に。被害者は適応障害になるなど日常を奪われ、深刻な影響が。しかし盗撮を取り締まる直接的な法律がないため、多くが事件化されず被害者は泣き寝入りしているのが現状です。被害の実態を徹底 ...
年間14万件の人工妊娠中絶が行われている日本。産婦人科の医師を対象に調査すると、意図しない妊娠をしたケースでも中絶できない「壁」があることがわかりました。調査のきっかけとなったのはアメリカの中絶をめぐる混乱です。半世紀ぶりに最高裁の判例が覆され、中絶を厳しく規制する州が増えたため、追い詰められる人が相次いでいます。妊娠や中絶という女性の人生を左右しかねない重い選択を迫 ...
予期せぬ妊娠や貧困などで子どもを育てるのが難しく、出産前から支援が必要と行政に認定される「特定妊婦」。ここ10年で8倍の8200人に増加していますが、取材を進めると、助けを求めることもできず、また助けを求めたとしてもその声を社会にかき消されるなど、孤立を深める母親たちの実態が浮かび上がってきました。なかには孤立出産や事件につながる例も。産前から産後、自立まで一貫して支 ...
『OUT』『グロテスク』など社会に顧みられることのない女性たちと、その“痛み”を圧倒的な筆力で浮かび上がらせてきた作家・桐野夏生さん。最新作『燕は戻ってこない』では女性の貧困と生殖医療を題材にし、相次いで女性誌の特集が組まれています。人や物事をひとくくりにする「『安易なラベリング』に抵抗するために仕事をしている」と語る桐野さん。単独インタビューで、桐野さんが見据える現 ...
「女なんだから○○しなさい!」。よかれと思って言ってしまうこの言葉、子どもたちの将来に深刻な影響を及ぼすことが分かってきました。最新の調査で、約半数の女子が「女らしさ」の押しつけで何らかの制限を受けたと回答。たとえば日本では大学の理系学部に進学する女性が極端に少ない背景に「女子は理系が苦手」という偏見があると言われています。ジェンダーバイアスに苦しむ子どもたちの“声” ...
2022年、世界が注目する人物に、キャスターの井上裕貴と保里小百合がインタビューで迫る。ひとりは、ノーベル平和賞を受賞したフィリピン人のジャーナリスト、マリア・レッサ氏。彼女が訴える世界が直面する危機とは何か。もうひとりは、アイスランドの女性リーダー、カトリン・ヤコブスドッティル首相。形だけではない男女平等や多様性を認め合う社会とはどのようなものか。時代を生き抜くヒン ...
都内の公園で行われる炊き出し会場に、最近女性の姿が増えているという。主催するNPOによると、11月末の炊き出しには50人以上の女性が列に並んだ。取材から見えてきたのは、住まいが引き金になっている現実だ。コロナ禍で収入が減り、家賃が家計を圧迫。家賃滞納が続き、家を失った女性もいる。しかも家を失った女性は、危険から身を守るためネットカフェや友人宅などを転々とする傾向があり ...
コロナ禍のなか、新宿・歌舞伎町で、ある光景が目立つようになった。路上に立ち並ぶ女性たち、そこに男が次々やってきては数千円から1万円ほどで交渉しホテルへ向かう、売春行為が行われているというのだ。こうした違法行為は以前からあったがコロナ禍でもその姿は消えず、一日10時間以上立ち続ける女性もいる。その多くが自分一人ではどうしようもできない苦悩を抱えていた。女性や支援するNP ...
「#精子提供します」。いまSNS上に、精子を無償で提供するというアカウントがあふれている。提供者や依頼者を取材すると、「子どもをもちたい」と願いながらも、現在の制度では病院で精子提供を受けられない、同性カップルや選択的シングルマザーなど、多様化する家族の実態が浮き彫りになってきた。一方で、医学的なリスクや、提供で生まれた子どもの権利をどう守るのかという課題も。精子提供 ...
9・11米同時多発テロを受けて軍事作戦が始まってから20年。アフガニスタンから米軍が撤退する中、武装勢力タリバンが攻勢を強め、政権は崩壊。戦慄の渦中にあるのが女性たちだ。NHKは1年前から実業家や人権活動家といった女性たちを取材してきた。今、タリバンが再び実権を握った事で先行きは極めて不透明だ。世界を巻き込んだ「テロとの戦い」とは何だったのか。現地の最新情勢、元米兵な ...
社会における男女の格差=「ジェンダーギャップ」の解消を進めようと、今年4月に「ジェンダーギャップ対策室」を立ち上げた兵庫県・豊岡市。就職や進学で地元を離れる女性のうち4人に1人しか戻らず人口減少が進む背景に、ジェンダーギャップがあると考えたのだ。「お茶出しは女性社員」「地域の会合の時間を決めるのは男性」…様々な慣習を見直そうと動き出した。ところが、政策の旗振り役だった ...
「おしん」や「渡る世間は鬼ばかり」など数多くの国民的ドラマを手がけてきた脚本家の橋田寿賀子さん。生前、NHKのカメラに繰り返し語っていたのは、「生きる意味」だった。そしてコロナ禍で感じたことを新たなドラマにしたいとの情熱も持ち続けていた。「市井の人々の日常にこそ、ドラマがある」と取材を重ね、脚本を書き続けてきた人生。晩年の橋田さんを記録した独自映像や、最期をみとった泉 ...
11都府県に出された緊急事態宣言が、社会的弱者支援の現場に深刻な危機をもたらしている。居場所のない少女達を支援するNPO法人「BONDプロジェクト」。外出自粛が求められる中、少女達に会ったり声をかけたりする「物理的な」対応が困難になり、地方にも足を運べない事態に直面。模索しているのが、各地の支援団体と連携した新たなセーフティーネットを築くこと。支援を途切れさせず命の危 ...
コロナ禍で、経済的に困窮する女性たちが深刻な危機に陥っている。なかでも心配されるのが、いわゆる“パパ活”に足を踏み入れる女性たち。男性と一緒に食事などをすることで、金を提供してもらうものだが、トラブルの温床といわれ、“個人売春”につながるケースも少なくない。番組では、家族の暮らしを守るためパパ活という選択をせざるを得ない女性たちや、パパ活を斡旋し毎月100万円以上稼ぐ ...
企業が健康経営を進める上で、男性のメタボ対策や健診よりも「女性特有の健康問題対策」に関心が集まっている。これまで生理・妊活・更年期障害などはタブーとされ、働く女性(Female)の体の悩みは見過ごされてきた。それを技術(Technology)で改善するサービスや製品「フェムテック」によって解決する動きが急速に進み、半世紀以上続いた女性の体の“常識”を覆す新たな発見まで ...
「2020年までに指導的地位に占める女性の割合を30%に」という目標が掲げられてきた日本で、いま“女性活躍”が足踏み状態にある。どうすれば女性が能力を発揮できる職場を作れるのか?そのヒントを探る。いま関心を集めているのがこれまでの「思い込み」を打ち破る意識改革だ。ユニークな体験型研修を導入した企業や、「無意識のバイアス」を社員に気づかせるテストなど。模索を続ける企業の ...