
“2023年宇宙の旅” 人類が月で暮らす日
月面レストランで極上の料理を!月に「水」がある可能性をきっかけに世界各国で月面開発が加速しています。月に物資を運ぶ「月の着陸船」では日本のベンチャー企業が世界をリード、2040年には1000人が月に滞在し、旅行も当然の「月面経済圏構想」を描きます。さらに月面での農業や水の探査には食品メーカーや下町工場が独自の技術で挑みます。アポロ計画から半世紀…あなたも月で暮らす日が ...
月面レストランで極上の料理を!月に「水」がある可能性をきっかけに世界各国で月面開発が加速しています。月に物資を運ぶ「月の着陸船」では日本のベンチャー企業が世界をリード、2040年には1000人が月に滞在し、旅行も当然の「月面経済圏構想」を描きます。さらに月面での農業や水の探査には食品メーカーや下町工場が独自の技術で挑みます。アポロ計画から半世紀…あなたも月で暮らす日が ...
12月、実業家・前澤友作さんらが、日本の民間人として初めて国際宇宙ステーションに滞在。今、80代の高齢者やがん克服者まで一般人の宇宙旅行が次々と実現している。カギを握るのが、常識にとらわれない民間による宇宙開発の進歩だ。宇宙開発市場はすでに40兆円、20年後には100兆円になると試算。日本でも既存技術を生かしたロケットや月面探査車の開発など世界的に注目される企業も現れ ...
今、脳と機械をつなぐ新たな技術「ブレイン・マシン・インターフェイス(BMI)」が注目を集めている。慶應大学では、体の機能がまひした人のリハビリ装置を開発、手が動くようになった男性は「ようやく自分の体になった」と喜ぶ。広島大学では、脳の一部を活性化し、うつ病の症状を改善する取り組みも。さらにはBMIで未知の能力を手に入れる研究も始まる。技術の可能性とリスクを、世界的な理 ...
1都3県を対象に出された緊急事態宣言。感染爆発を防ぐ「カギ」は何か、最新の研究や対策の現場から読み解く。人の接触をどれだけ減らせばいいのか?飲食などの店舗でリスクを下げるには?専門家のシミュレーションや実証実験を取材。さらに、イギリスを中心に猛威をふるい日本でも確認されている「変異株」についてどこまで何がわかっているのか、最新の知見を伝える。そして、“収束の切り札”と ...
初代「はやぶさ」に続き、小惑星のサンプルリターンを成し遂げた「はやぶさ2」。今回は、小惑星の地表を覆っている砂などの採取に加え、世界で初めて星の内部に眠る物質の採取にも成功したと見られる。サンプルが詰まったカプセルは地球に投下され、まもなく日本に到着する! 番組は「はやぶさ」チームに密着。世界が驚嘆した2回のタッチダウンは、なぜ成功したのか。知られざるリーダーの決断 ...
ノーベル化学賞の受賞が決まった吉野彰さんが生出演。私たちの暮らしに革命をもたらしたリチウムイオン電池。試行錯誤を続けた日々に何を思っていたのか?環境問題への危機感や未来への展望、子どもたちへの強い思いなどを30分たっぷりとうかがう。
「人類は宇宙に移住すべき」「人工知能が人類を滅ぼすかもしれない」。車いすの天才物理学者ホーキング博士が残した「遺言」が世界で大きな反響を呼んでいる。全身の筋肉が動かなくなる難病を患いながら、宇宙の起源やブラックホールの謎に迫ったホーキング博士。南極や宇宙への旅に挑戦したり、コメディやドラマに出演したり、好奇心のかたまりでもあった。一見過激な「遺言」にはどんなメッセージ ...
今月、米国企業が民間人を乗せて月を周回する計画を発表。最初の搭乗者は日本人実業家の前澤友作さんになることが分かり、羨望の声があがった。これまで小説や映画で描かれてきた宇宙ビジネスが現実のものになろうとしている。米では他にも様々な企業が有人飛行計画に乗り出し、日本でも大手ゼネコン各社が「宇宙基地」や「宇宙エレベーター」の開発に名乗りをあげている。いまや35兆円産業ともい ...
去年、「欧米男性の精子の濃度が40年で半減した」という衝撃の調査結果が発表された。日本人も対岸の火事ではなく、欧州4か国との比較で、精子の数が最も少なかったことが過去に判明している。最新研究でも、新たな精子のリスクが明らかになっている。ある年齢を境に、「受精卵の細胞分裂をさせる力がない」精子が急増する可能性があるというのだ。 WHOによると、不妊の原因は、半数が男性 ...
「未知との遭遇」「ET」「コンタクト」…。宇宙人との接触はSF映画の定番だ。「空想に過ぎない」と思っていたら大間違い。実は今、世界中の研究者が地球外知的生命の存在を前提に、探査計画を進めているのだ。巨大電波望遠鏡で信号を探索。太陽系外惑星に探査機を送り込む計画も進行中だ。そんな中、ロシアの電波望遠鏡が謎の信号をキャッチ。「ついに宇宙人と接触か!?」と大騒ぎになった。結 ...
今月27日、JAXA(宇宙航空研究開発機構)が12年ぶりに開発した国産の新型ロケット「イプシロン」が打ち上げられる。世界で初めて点検作業の一部をコンピューターで自動化、低コストでの打ち上げを可能にした。いま技術革新によって、災害監視などを行う小型の地球観測衛星が続々登場。東南アジアなど新興国で需要が高まっている。イプシロンは、この小型衛星の打ち上げ受注をねらう。ヨーロ ...
これまで国家が巨額の予算を投じてきた宇宙開発が、民間企業によって進められる新たな時代に突入した。5月末、民間企業として初めて国際宇宙ステーション=ISSとのドッキングに成功したアメリカのベンチャー企業スペースX社。民間ならではの自由な発想で安全の確保と大幅なコストダウンを両立させて独自のロケットを開発、無事、ISSに物資を送り届けた。スペースX社の成功の背景には、財政 ...
5月18日、種子島宇宙センターから韓国の衛星を載せたH2Aロケットが打ち上った。日本が外国の衛星を打ち上げる商業利用の第一号となった。日本では5年前にロケット打ち上げが民間に移管され、膨大なお金がかかる打ち上げを継続していくには商業利用の拡大が不可欠となっている。しかし、世界では過去の信頼と実績で市場をリードする欧州のアリアンロケットや低価格で力を見せるロシアのプロト ...
地球のような惑星の誕生、そして生命誕生の秘密に迫る史上最大の電波望遠鏡「アルマ望遠鏡」が9月30日、本格的な観測を開始した。国立天文台の石黒正人元教授らが30年前から取り組んできた「日本発」の国際共同プロジェクトで、南米・チリの標高5000メートルの高原に巨大望遠鏡を66基建設し、ミリ波やサブミリ波と呼ばれる電波を観測。その電波を分析すると、宇宙空間に漂う微小な物質の ...
30年に渡って打ち上げられてきたスペースシャトルが今年退役する。日本人宇宙飛行士の搭乗は、今回の山崎直子さんが最後となる。地上と宇宙を往復する夢の宇宙船として登場したシャトルだが、コストと安全性の問題から退役が決定。今年1月には、米国はポストシャトルに位置づけていた月の有人探査計画の中止も発表。宇宙開発は大きな曲がり角をむかえている。一方、シャトルの退役後、国際宇宙ス ...
日本が打ち上げた世界初の温暖化監視衛星「いぶき」。宇宙から地上付近の二酸化炭素やメタンなど温室効果ガスの濃度を測定する。これまで先進国を中心に200ほどしかなかった地上の観測地点が、「いぶき」によって全世界の5万6000地点に増加。情報が得られにくい途上国で、泥炭火災が膨大な二酸化炭素を排出している様子や、巨大炭鉱の上空を高濃度のメタンガスが覆っている実態を捉えた。「 ...
9月11日、種子島宇宙センターからH2Bロケットによって打ち上げられた宇宙輸送船「HTV」。日本で初めての国際宇宙ステーションに物資を輸送する宇宙船だ。秒速8㎞で地球を周回する国際宇宙ステーションに10mの距離まで接近し、ロボットアームにつかまれてドッキングするという世界初の難易度の高いドッキングを成功させた。この成功は、日本のみならず、世界の宇宙関係者から大いに注目 ...
1月23日、種子島から打ち上げられたH2Aロケットには、JAXAの大型の温室効果ガス観測衛星に加えて、7つもの「小型衛星」が相乗りする。それぞれ中小企業や高等専門学校、大学などが作った衛星だ。重量は数kgから100kg。通常の大型衛星に比べ大きさ10分の1以下、コストも100分の1程度だ。安価に短期間の準備で打ち上げられる小型衛星は、企業や宇宙開発新興国に新しい可能性 ...
水金地火木土天海冥、太陽系の惑星は9つという「常識」が動こうとしている。8月24日、チェコ・プラハでのIAU(国際天文学連合)の総会で、「惑星」の定義が採択され、冥王星が惑星から格下げとなった。今になって惑星の定義を見直すことになった背景には、観測技術の発達によって太陽系の外側に、これまで考えられていたよりも遙かに多くの天体がまだまだ存在することが分かって来たことがあ ...
11月26日早朝、日本の探査機「はやぶさ」が世界初のミッションに成功。地球から3億㎞離れた小惑星「イトカワ」に着地し表面の岩石サンプルの採取を行なった。サンプルからは、太陽系の成り立ちを解き明かす貴重なデータが得られると世界中の科学者達から期待が寄せられている。 この世界初のミッション成功を支えたのが、下町の零細工場につとめる技術者たちだ。オーダーメードの部品を高い精 ...
1月14日、土星の衛星「タイタン」に探査機が史上初めて着陸に成功した。ヨーロッパ宇宙機関が開発した「ホイヘンス」である。小型探査機は、「タイタン」の厚い大気をくぐり抜け、大気の成分の測定や画像の撮影を行い、さらに着陸後も表面の物質の測定などを行った。 その結果、海岸線に見える映像やいくつもの支流が集まり大河となって海に注ぎ込むような地形をとらえ地球に送って来たのであ ...
8月27日地球に6万年ぶりの大接近をする火星。 今回の接近は6万年ぶりのことで、いつもの数倍の大きさ・明るさで見えるようになることから、世界各地で観測フィーバーが始まっている。ハワイ・マウナケア山頂にある世界最大級のすばる望遠鏡から、火星の姿・観測の様子を生中継する他、日本各地で開かれる観望会の様子、そして米日欧もそれぞれ探査機を打ち上げ、水や原始的な生命を探ろうと ...
10月8日、東京大学名誉教授の小柴昌俊博士のノーベル物理学賞受賞が発表された。 小柴博士が長年追い続けてきたのは、宇宙の秘密を解く鍵となる謎の素粒子「ニュートリノ」。岐阜県神岡町に建設された「カミオカンデ」と呼ばれる3000トンの水を貯めた巨大な観測装置で17万光年離れた大マゼラン星雲で起きた超新星爆発によるニュートリノを初めて捉えることに成功したことが評価され、今 ...
8月29日種子島で行われた大型ロケットH2A1号機の打ち上げが成功した。過去2回連続した打ち上げ失敗で、大きく水を開けられた日本の衛星ビジネスは、果たして世界に追いつけるのか。瀬戸際まで追いつめられれた日本のロケット開発に迫る。
岐阜県の山の中に作られた世界最大のニュートリノ観測装置により、従来質量がないとされてきたニュートリノに質量があることがわかった。この画期的な発見がされた場所を訪ねて、今や世界をリードする日本のニュートリノ研究の現状をリポートする。
人類が宇宙で本格的な活動を行う拠点となる宇宙基地が建設されている。宇宙で暮らすと云う、人類が抱き続けてきた夢。その実現に向けて、今、大きな一歩が踏み出されようとしている。ロシアの宇宙技術の粋を結集した居住棟の打ち上げで、世界16か国が進める国際宇宙ステーション計画がいよいよ本格化する。番組では、宇宙新時代の夢と可能性に迫る。
軍事スパイ衛星なみの、精細で広域にわたる衛星画像を民間で利用する動きが急速に広まっている。衛星画像が提供するさまざまな情報は、多方面に活用される可能性がある一方で、プライバシー保護など、早急に対応をせまられる課題もある。衛星画像ビジネスの最近の動向を紹介するとともに問題点を指摘する。
昨年11月に打ち上げられた国産ロケットH2は、日本の宇宙技術の粋を集めたロケットだ。しかし、発射直後突然エンジンが停止した。ロケットは爆破され、およそ260億円が空に消えた。日本の宇宙開発を揺るがせたロケット事故。空前の規模で行われた調査の結果、事故は偶然ではなく、エンジンの構造の問題だったと言う結論が出された。順調に進んでいた日本の宇宙開発。その足元をすくった事故は ...
52歳の宇宙飛行士・毛利衛さんは8年ぶり、2度目の宇宙飛行をいま行っている。今回の飛行の目的は、特殊なレーダーを使って地球の立体地図を作るという初めての試みだ。52歳の毛利衛さんの挑戦を伝える。
地中海上空1万メートルからしし座流星群が流星の雨を降らせた。観測された流れ星の数は1時間に5000個以上といわれる。この華麗なる天体ショーの模様とアマチュア天文ファンの熱い思いを伝える。
今夜は、スタジオに宇宙飛行士ジョン・グレンさんとカーチス・ブラウンさんの二人に来ていただいた。 お二人に、宇宙の旅そして元気の秘密などについて伺う。
「宙返り 何度もできる 無重力」。これは、向井千秋さんが宇宙から呼びかけた短歌の上の句である。 向井さんの呼びかけに、14万5千の下の句が寄せられた。今夜は、これらの歌に込められた人々のドラマである。
33年ぶりの大出現が期待されていた「しし座流星群」が18日未明、太平洋側を中心とする全国各地で観測された。期待されたほどの出現数はなかったが、晴れた地域では1時間あたり数十個の流星が観測された。各地で多くの人たちが宇宙が織りなす天体ショーに酔いしれた。今回は33年ぶりに現れた「しし座流星群」について。
今夜は、再び伝説を作った77歳のジョン・グレン宇宙飛行士の9日間を伝える。36年ぶりに宇宙から地球を眺めたグレンさん、宇宙で様々な実験を続け体調を崩すこともなく帰還した。番組では、史上最高齢、77歳が挑んだ宇宙の旅をおくる。
今夜は77歳という高齢で再び宇宙に挑むアメリカのヒーローの物語。36年前アメリカ人として初めて地球を回る飛行に成功した宇宙飛行士ジョン・グレン。英雄の復活に熱狂している。
日本最大の人工衛星「みどり」が、打ち上げからわずか10か月で突然故障し、機能を停止してしまった。この衛星「みどり」の事故報告書が、先週公表された。 開発費などかかった費用は、1000億円以上。衛星「みどり」に一体何が起きたのか。今夜は事故の原因、そして事故が日本の宇宙開発につきつけた課題を探る。
アメリカの探査機が火星に軟着陸し、これまで画像データを次々に送ってきており、火星を動き回る初めてのロボット・小型探査車のローバーも、当初の予定をはるかに越えて観測を続けている。45日間の探査で明らかになった最新の火星の姿を伝える。
観測史上最大ともいわれるヘール・ボップすい星が、きょう太陽に最接近した。ヘール・ボップすい星の話題は、天文関係者の間ばかりでなくさまざまなメディアで取り上げられ、大きなブームとなっている。4200年ぶりともいわれるヘール・ボップすい星の不思議と見所に迫る。
火星にはこれまで生命は存在しないと言われてきた。ところが火星から地球に飛来してきた隕石(インセキ)の表面を分析したしたところ、バクテリアのような生命の痕跡がみつかった。果たして火星に生命は存在するのだろうか。隕石の謎に迫る。
宇宙と地球を行き来できる日本独自のスペースシャトル HOPE。いよいよ今月6日から、HOPEの開発に必要な着陸実験がオーストラリアで始まった。実用化に向けてHOPEの課題は何か、日本の宇宙開発のゆくえをHOPE計画を通して見ていく。
アメリカの宇宙開発の牽引車、NASA(アメリカ航空宇宙局)が今、厳しいリストラの嵐に直面している。大幅な予算削減と相次ぐ人員整理。宇宙開発計画そのものが後退を余儀なくされ、夢が失われたと自ら職場を去る人も増えている。NASAで一体何が起きているのか、岐路に立つアメリカ宇宙開発の行方を探る。
今週の土曜日に種子島の宇宙センターからH2ロケット3号機が打ち上げられる。ロケットには日本初の宇宙実験衛星フリーフライヤが積み込まれる。初の宇宙実験衛星への期待と問題点を探る。
先月木星にすい星群が衝突し大爆発を起こした。その規模は予想を上回るものだった。爆発の実態をNASAの映像やCG画面で伝え、天体が地球に衝突する危険性と対応策を探る。
向井千秋さんが担当した実験のうちメダカの実験が成功、脊椎動物が宇宙で生殖活動をして赤ちゃんが生まれたのは初めてである。その実験をはじめ宇宙の無重力が人体に与える影響を調べる実験など帰還を前にして彼女の活動ぶりを伝える。
日本の技術の威信をかけて、5日後に打ち上げられるH2ロケット。日本の宇宙開発の将来を担うH2ロケットの打ち上げの意味を考える。
かつて、アメリカの激しい競争を繰り広げたロシアの科学技術が危機にひんしている。その現状を2つのリポートを通して伝える。 Part1 原子力潜水艦浮上せず Part2 栄光の宇宙産業はいま